前回は単行の阪堺電車でしたが…

今回は近鉄の模型です。

事業者限定鉄コレの「近鉄2410系 伊勢志摩お魚図鑑 2両セット」です。

2022年10月に発売され、天王寺公園でのイベントや近鉄鉄道まつりなど、各種催し物がある時に発売されています。

私も1箱購入しておりましたので、これを記事にしていきたいと思います。

車両は既に別ケースに移してありますので、空箱になってますが…

車両の紹介が書かれています。

この2410系のお魚図鑑は、以前まで走っていた2680系の鮮魚列車の後継として、これまで一般列車として運用されていた2410系2423F(W23)のMc2423を改造したものです。

現在では5200系と組成されて朝に名張行き急行→大阪上本町行き快速急行で上り、松阪行き快速急行で下ってきて明星入庫、を繰り返しています。

裏側には、付属のシールとアンテナの取り付け方が書かれています。

では、車両を見ていきます。

通常塗装の2410系も出て欲しいですが、そうなると数本買ってしまう可能性が出てきます

まずMc2423。賢島方先頭車です。

白を基調としたグラデーション塗装で、裾の方は水色がかかっています。

車体には多くの魚のイラストがあります。

行き先表示は下りを想定して「快速急行 松阪」に設定。

個人的には王道だと思っています。

ちなみにこれ、渡り板がついてません。

また、すでに整備もした後なので書きますが、購入当初はスカートが切り欠きのある2段タイプでした…

(つまり奈良線車や名古屋線9000系に取り付けられているスカートと同形状)

先頭の連結器はTNカプラーのJC256340に交換。SPタイプのTNカプラーを採用したことで、連結器本体が常に中央の位置に来るよう修正されます。

また、ヘッドライト・標識灯・尾灯にはクリアレンズが入っています。

屋根上ですが、パンタグラフは0258のPT42に交換し、昇降が可能になっています。

また、シューを黄緑で塗装し実車に合わせています。

これ、奥のヒューズボックスが少し右にずれています…

これは2410系の後期製造車や2430系にみられるんですが、このW23は該当しません…

普通に両方のヒューズボックスの位置が揃っています。

なぜわざわざこの仕様にしたのかは不明です…

屋根上です。

造形はいい感じです。

妻面なんですが、ここが一番凝っていると感じました。

扉部分の注意書きがしっかり表現されています。

また、中間連結器はKATOカプラー密連型A黒に交換しています。

次にTc2523です。大阪上本町・名古屋方先頭車です。

前面です。どこにでもいるあの近鉄電車の顔をしています。

渡り板は幌と一体型になっていて、車体へ嵌め込まれています。

こちらも2段のスカートがついていたので正規品に交換し、先頭にTNカプラーのJC6340を取り付けています。

行き先表示シールは付属のものを使わず、画質の良い2610系のものを使用しています。

妻面なんですが、しっかり窓が入っています。

塗装の赤と白の境目に筋が入っているのは鉄コレあるあるですので今更気にしません(殴)

屋根上です。Tcですので、パンタグラフやヒューズボックスなどはなく、すっきりしています。

側面車番と行き先表示。

Mc2423は側面行き先表示を出さないため、方向幕の造形はありますがシールを貼る必要はありません。

最後に編成写真です。

Mc2423が先頭の状態です。

Tc2523が先頭の状態です。

普段はここに5200系を連結しているため、この顔を前に出して運用に入ることはありません。

貸切ツアーなどでの先例はあります。

 

今回はここまでとなります。

増結相手、探さんといけません…

 

それでは皆様、良いお年を!

年末になり、少しずつ記事を書く時間が出来てきました。

今回は、近鉄でもOsakaMetroでもなく…

鉄コレの「阪堺電車 モ501型 505号車 チャギントンラッピング電車」です。

新製品として、2022年8月27日に発売されました。

発売から4か月経過していますが、まだ売ってたので購入してきました。

箱の裏面は車両紹介があります。

モ501型は、阪堺電車がまだ南海の路線だった頃の1957年に5両が製造されました。

当初は非冷房でしたが、後に冷房化改造がなされています。

製造から65年少し経ちますが、まだまだ現役といったところでしょうか。

(そもそも戦前製のモ161型が(期間限定とはいえ)走ってる会社ですから…)

では車両を見ていきます。(左側が恵美須町・天王寺駅前方)

ラッピングですが非常にきれいな印刷です。

窓の部分にも装飾があります。

こちらは青ベースの装飾です。

反対側です。

こちらは赤ベース。

行き先表示は「浜寺駅前」が設定されています。

現在では恵美須町始発の列車は全て我孫子道止まりとなり、浜寺駅前まで直通する列車は天王寺駅前が始発となっています。

まるで阪堺線と上町線の立場が逆になってる感じがします。

反対側(浜寺駅前方)です。

ちなみにヘッドライトにはクリアレンズが入れられています。

入り口です。

阪堺のマークがしっかり印刷されています。

屋根上です。

キセとパンタグラフ、ベンチレーター(?)が設置されています。

パンタグラフは昇降可能なものが最初から取り付けられていますので、換装の必要はありません。

床下です。モーターを入れる際は純正品を入れるよう指示はありますが、この電車のような短い車体に入れる鉄コレモーターって走行性能はどうなんでしょうか…

 

今回は単行でしたので、紹介といっても短い記事となってしまいましたがここまでです。

これは他の阪堺電車も集めたくなってきます…

 

今回紹介した「阪堺電車 モ501型 505号車 チャギントンラッピング電車」の詳細・ご購入はこちらから!

 

 

 

引き続き、今回も模型紹介です。

今回は…

このKATOのケース。

今回紹介する模型は、完成品では発売されていないものになります。

それは…

近鉄1400系です。

近鉄1400系は、1981~1984年に製造された大阪線向けの車両で、界磁チョッパ制御を搭載する4両編成です。

奈良線に投入された8810系の大阪線版と捉えることも出来ます。

8810系が広幅の2,800mm車体を採用しているのに対し、この1400系は狭幅の2,740mm車体です。

電算記号はFCで、FC01・03・05・07の4編成が存在します。

最後に製造された1407編成(FC07)には、鳥羽方先頭車のTc1508にトイレが設けられています。

FC01・03・05の3編成は大阪線車として高安検車区に、FC07は名古屋線車として富吉検車区に所属しています。

もとは4編成とも大阪線に所属していましたが、2018年のダイヤ改正で大阪線車が名古屋線急行・準急に就く運用が減少したことに伴い、FC07が富吉検車区に転属しました。

現在では全車がB更新済みであり、黒を基調とした内装に変更されています。

 

この1400系は完成品での発売はされておらず、個人製作品がヤフオクで出回っていたのをたまたま購入しました。

落札時についてきたケースに、自前で印刷したラベルを貼り付けています。

セロハンで表面を保護しています。

 

それでは車両を見ていきます。

車両ケースは4両分。

とりあえず出して並べてみました。

ハンドメイド品ですが、とてもきれいな出来になっていると思います。

車体は鉄コレの1201系をベースとしているとのこと。

つまり先頭車を中間車化改造しているということになりますので、すごく手間のかかる作業をされていることが窺えます。

エコノミーキットの8810系を裾戻しして製作する方法もありますが、それだと車体幅が広幅になってしまいます。

鉄コレ1201系がベースということは、車体幅まで完全に実車に準拠しているということになります。

では1両ずつ見ていきます。

まずTc1508。鳥羽方先頭車です。

先述の通り、トイレがついています(海側)。

車椅子とベビーカーのシールは後付けです。

鉄コレベースですので、窓はツライチになっています。

台車も鉄コレ1201系のものを履いています。

妻面部分も、トイレの箇所は埋められています。

中間連結器はKATOカプラー密連型A黒に交換されています。

トイレの直上には、5200系と同形状の臭気抜きが設置されています。

屋根板とクーラーはエコノミーキットの8810系のものを使用している模様。

先頭です。

行き先表示は「急行 松阪」を後付けしています。

銀の装飾部分はレールクラフト阿波座様の「RCA-P029 近鉄前面飾板パーツセット【1】(鉄コレ1200系用)」を使用している模様。

標識灯は購入時から塗装されていました。

床板も鉄コレ1201系のものをそのまま使用しています。

次にM1408。

ちなみに床下機器は実車とは異なります。鉄コレ1201系についているものをそのまま持ってきています。

B更新車では、各車両に1箇所ずつ消化器が設けられています。

先頭車は乗務員室かその周辺に、中間車では片方の妻面にあります。

このパーツは3Dプリンターで出力しているとのこと。

車内ですが、B更新車ということで座席が灰色に塗装されています。

実車は優先席部分がオレンジになっています。

2枚窓になっている部分です。

おそらくここを切り接いで中間車化していると思われますが、特に違和感は無くきれいな仕上がりになっています。

おそらくクーラーも切り接がれています。

妻面部分です。鉄コレ1201系の妻面を切って移植しているのでしょうか?

次いでM1407です。パンタグラフを2基搭載しており、グリーンマックスのコアレスモーターを積んでいます。

実は購入当初は鉄コレのモーターを積んでいましたが、安定走行に難があったためグリーンマックスのコアレスモーターに換装しました。床下機器は加工の上移植しています。

車内はツライチです。

パンタグラフはグリーンマックスのPT48を搭載。

こちらも2枚窓部分で、切り接ぎされています。

鉄コレについている動力車用レリーフは、大体グリーンマックスのコアレスモーターにそのまま嵌められます。

妻面です。消化器が設置されています。

配管もリアルです。

屋根上です。配管も塗装されており、繊細な造りです。

最後にTc1507。名古屋・大阪上本町方先頭車です。

先頭です。こちらは幌がついています。

これはTc1508もそうなんですが、先頭にはTNカプラーのJC6324が搭載されています、

SPタイプなので、常に連結器本体が中心にきます。

最後に編成写真です。

Tc1508を先頭にしたものです。

個人的にFC07は松阪行き急行で見ることが多いです。

Tc1507を先頭に。

実際は名古屋・大阪上本町方に2両増結されている場合がほとんどです。

 

今回は完成品で発売されていない近鉄1400系の模型を紹介しました。

これは手にすることが出来て良かった一品です。

 

【関連記事】

(鉄コレ近鉄1201系紹介記事はこちら)