森羅万象から学ぶ人生羅針盤「妥協することなく目的を貫く」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「妥協することなく目的を貫く」

 ブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏の「一生涯の目的を達成せんとするものは、いかなる固執も、障害も、目前の名利も介さず、忍ぶ、粘る、堅忍持久、終始一貫、最後の目的に突入することである」という言葉は、これまで『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』でご案内してきた様々な言葉の中でも、1、2位を争う迫力に溢れています!

 

 目的達成のためには脇目もふらずに限界を超えるまで耐えろという意味です。変なこだわりを迷うことなく捨て、立ちはだかる巨大な壁に全力で体当たりするのです。

 

石橋氏は、目先の小さな利益には目もくれず余計なものは一切排除し、努力を実行しました。言うまでもなく並みの精神力でないことは想像に難くないと思います。

 

福岡県の仕立屋の次男坊に生まれ、兄と共に家業を引き継ぎますが、その兄は徴兵され17歳の正二郎氏だけが取り残されたのです。周囲からは「若造に何が出来る」と揶揄され、職人にはナメられる日々が続きますが、古い考えに固執することなく、ミシンを導入して着物の仕立屋を止め、大量生産が出来る足袋の製造を始めますがこれが大当たりします。

 

 さらに、1931年(昭和6年)に自動車用タイヤの国産化を目指してブリヂストンタイヤを設立し、合成ゴムの開発に成功していまや世界的タイヤメーカーになりました。

 

 17歳で企業トップの座に就き、さらに事業を継続・拡大させ、世界的なタイヤメーカーになるまでには、冒頭の言葉すべてを実行したのです。

 

まさに我慢に我慢を重ねて、何があっても諦めませんでした。固い決心で努力を継続し、最初から最後まで一切の妥協をすることなく、目的達成を貫くことこそ、成功への道であることを忘れないでください。