森羅万象から学ぶ人生羅針盤「1年365日考え続ける習慣を身に付ける」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「1365日考え続ける習慣を身に付ける」

ビタミンCの発見などにより1937年度ノーベル生理学医学賞を受賞した生理学者セント=ジェルジ・アルベルトは、「発見とは誰もが目にしているものを見て、誰も考えなかったことを考えることである」と述べています。

 

 以前、動物が自衛などのために、からだの色や形などを周囲の物や植物・動物に似せることを擬態というものであることをご説明しました(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。例えば、昆虫の仲間には、木の葉や鳥の目、蛇の頭などに見える模様を用いて天敵を錯覚させ、自分の身を守る種類がいます。

 

 そして同時に、それは決して昆虫の意思で強いものに化けているわけではなく、たまたま木の葉や鳥の目、蛇の頭に見える模様の個体が生き残り繁殖し、今日まで遺伝子を継承したというだけなのです。

 

 それをある生物学者は、「生物の進化は、突然変異や環境適応などもあるが、ただのまぐれ当たりで、たまたま強いものに似た模様の昆虫だけが生き残った」ことを発見したのです。

 

 これはまさに冒頭の言葉そのものです。同じ種類の虫でも「これはフクロウの顔に似た模様の蛾だ。そうなると擬態で生き残る確率も高くなる」という、誰も考えなかったことに気付いたのです。

 

 ビジネスにおいても、例えばウォークマンなどは、毎日聴いているラジカセを、「これを手軽に持ち運べるようになればいいな」と考えたことで生まれた代表的製品です。

 

まさに誰も考えなかったことを考えることは、いつも真剣に物事を見つめる以外に方法はありません。そのことを肝に銘じ、1年365日「あれがもしこうだったら便利だな」と考え続ける習慣を身に付けましょう。