森羅万象から学ぶ人生羅針盤「過ちを認めれば周囲の評価が変わる」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「過ちを認めれば周囲の評価が変わる」

 人間は誰しも自らの過ちを認めたがらないものです。しかしもし素直に謝罪すると、「禍を転じて福と為す」のように、その潔い態度が評価され、周囲の見る目が変わるものです。

 

 なぜそうなるのかといえば、その後処理(あとしょり)の仕方に人間性が現れるからです。よく言われるように「クレーム対応があまりにも良かったため、それがきっかけでリピーターになった」ということと同じです。

 

素直に謝罪し適切に対処することで、その人間性のファンになり、「何かあった時、その会社の名前よりも、担当者の顔を思い浮かべる」ようになれば、もう人間関係は確固たるものです。

 

 そしてそれは、何よりも自分自身を見直す最大のチャンスでもあるのです。入社以来何もかも順調に過ごしてきた社員よりも、新人初月からクレーム処理やトラブル対応に見舞われ、毎日のように真摯な対応を積み重ねていった社員の方が、成長が早いと言われるのが分かると思います。

 

少し前に『論語』の、「過ちて改めざる、これを過ちという」(過ちを犯しても、まったく反省しないことが本当の過ちである)や、「過ちては則ち改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ」(過ちを犯したら迷うことなく即座に改めなければいけない)を復習しました。

 

 繰り返しになりますが、過ちを認めれば周囲の評価は変わります。そこにはその人の成長を期待することも含まれておりますので、期待された本人はそれに応えようと、それまで以上に努力することを忘れないでください。