森羅万象から学ぶ人生羅針盤「邪悪な欲を制御できる人」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「邪悪な欲を制御できる人」

 よく「あの人には欲がない」などと言われる人を紹介されることがありますが、それは正確な言葉ではないと思います。正しくは「邪悪な欲を制御できる人」です。なぜなら人間である以上、何らかの欲は必ず持っているからです。もし本当の意味で欲が全く無い人がいれば、その人は神様かお釈迦様でしょう(笑)。

 

 それに「人よりも出世したい」という欲が無いと、仕事を頑張ろうという意欲が湧いて来ず、結局進歩しないままで終わりになります。もし世の中すべての人が同じことを考えていたら、科学技術や社会制度をはじめ、人類はいまだに原始時代のままだったかもしれません。

 

 人から人格者と称賛される人は、自分の内面に秘めた邪悪な欲を表に出すことなく、ごく自然な形で制御しているだけなのです。しかし厄介なのは、欲を制御できる人には、恒久的な人と一時的な人の2種類いることです。

 

 1人目は、死ぬまで邪悪な欲を制御できる人、つまり本物の人格者です。こういう人には誰もが一目を置き、敬意をもって接します。しかし問題は2人目の、立場が変わったとたんに邪悪な欲を露わにする人です。

 

 例えば部長職になるまでは品行方正だったにも拘らず、いざ権力のある立場になったら、部下にパワハラやモラハラ、女子社員にセクハラを日常的に行うように変わってしまう人です。要するに化けの皮が剝がれたわけです。

 

 芸能界に限らず、一般社会でも不倫をしてしまう人などは、そうした制御が出来ない代表者と言えましょう。男女を問わず、人を好きになることは致し方ないことです。要はその気持ちを言葉や行動に表さなければ良いだけなのです。

 

 邪悪な欲を制御できなければ、前述のようにいずれ化けの皮が剝がれます。それは時間の問題であると肝に銘じてください。