森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常識は商品価値の必須要素」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常識は商品価値の必須要素」

 この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』の常連ともいえる発明王エジソンの言葉に「価値ある仕事をやりとげるための必要な条件は3つある。第1に勤勉、第2に頑張り、第3に常識である」があります。

 

 これは非常に興味深い発言です。勤勉や頑張りはエジソンらしいと思うのですが、常識を忘れてはいけないというのは意外でした。むしろ常識に囚われず、他人が考えないような発想こそがエジソンの持ち味だと思っていたからです。

 

しかしよく考えてみれば、「価値ある仕事」というのは皆に認めてもらえる仕事を指しており、それが非常識であれば見向きもされないはずです。それでは何のための発明なのか意味を為さないでしょう。

 

なぜならエジソンはただの発明家ではなく、エジソン・ゼネラル・エレクトリック(現・ゼネラル・エレクトリック=GE)をはじめ、自分の発明品を販売するための会社を何社も経営する経営者の顔も持っていたからです。

 

私も経営者の端くれですので、常識の重要性は十分に認識しております。ユニークなアイデアは大いに認めるものの、それをもって作り上げた商品やサービスが常識外れではお客様に受け入れられず、1円の利益も生み出すことなく、投資したイニシャルコストすら回収できないままの自己満足で終わります。

 

 ビジネスマンにとっての常識は商品価値を構成する必須要素であることを肝に銘じ、お客様の常識を高く尊重した商品・サービスの提供に努めることを忘れないでください。