2021年神嘗祭:2日目(10/16土~18月)
『伊雑宮』『外宮』『内宮』
『皇大神宮別宮 伊雑宮』
『豊受大神宮 (伊勢神宮 外宮)』
『
こんな話があります💡
【神嘗祭と新嘗祭のタイムラグの深い意味 】
10月15日~17日の神嘗祭に、天照大神、豊受大神にまず国民が収穫したお米を捧げます。
その後、全国民が皆、無事に新米をいただいた、それをお見届けになられた天皇が最後にその年も、おおみたから(大御宝)=国民が飢えることなく豊作であった、とご安心されて召し上がるのが11月23日の新嘗祭である、という風に。
ですから神嘗祭より前は絶対に庶民は新米を食べてはなりません。
ですが、神嘗祭直後からは国民=おおみたからは新米を食してよいはずです。
(宝は田からです。国民とは、その宝を作り出す尊い民であるのです。)
この順序にこそ天皇陛下の尊さがある、と強く感じますし、そこに、天照大神に象徴される民=大御宝を大切にされるご姿勢が皇室の伝統として受け継がれていることを見出すことができます。
天照大神と瀬織津姫が最も長きにわたってお住まいされた伊雑宮の質素なつくり、そして、おそらく天照大神が晩年に瀬織津姫と共にお住まいであった荒祭宮とも規模が同じです。
つまり、庶民の住まいと同じ規模のご住居に国のトップがお住まいされていたことになります。
決して民に負担をかけないようになされていたご姿勢がよく伝わってきます。
このことと、神に新米を奉げる神嘗祭と、わざわざ40日の期間を設けて、必要があれば助け合い=不作で困った地域へ豊作の地域のお米が供給されるなどの調整をして、全国民にお米が行き渡った知らせをお待ちになった後に、ご安心された天皇が初めて新米を召し上がられる新嘗祭という順序には、根本に共通するものがあると思います。
困ったときには互いに助け合う、富の偏在には意味がなく、広く公平に生産物が行き渡るように心配りをするという考え方です。
現代の経済のありかたは、全く正反対で、政治家・国家官僚が逆にこの富の偏在を促進するような政策をとっているわけです。全く異常としか言いようがありません。
なお、正宮の大きな神殿は倭姫が大神への畏れ多いお気持ちを表すために規模を大きくされたものと思います。
国譲りは大国主命(オオナムチノミコト)が巨大な神殿を建てたことを糺すために行われたものでした。その使者として天穂日命が出雲へ派遣されました。おそらく軟禁状態にされたのでしょう。その後、強制力を用意した上で、やっと国譲りに応じた大国主命が東北へ遷られたのちは、天穂日命が出雲を治め、そして晩年は、出雲大社と伊雑宮を結ぶライン上で、しかも瀬織津姫の御陵の隣に、お鎮まりになるわけです。
私たちは日本の神の素晴らしいご姿勢をもっと見習わなくてはなりません。
先日『蒲田温泉♨️』で購入した新潟県栃尾の新米🌾
神嘗祭から帰宅したら頂きます🍚