特別な年の “ 神嘗祭 ” | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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女優&カラーセラピスト・上級食育指導士として日本の歴史を創った偉人たち(史跡・神社寺院・老舗)を歩き感じたKANAの思いを綴ってみました♪

あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

今年(西暦2016年・平成28年・皇紀2676年)は、明治5年以前の旧暦に添った神嘗祭(9月15〜17日)とぴったり一致の特別なものだと、山中孝雄先生の「伊勢 “ 神宮 ” と皇室」の講話で教えて頂きました!

また“ 土砂降りの雨 ” についても、寺岡賢講師から、特別に(笑)



【神嘗祭】
神宮で最も古い由緒をもち、天皇陛下の大御心を体して、天照大御神に新穀を奉り収穫の感謝を捧げる祭典です。

明治時代の改暦以前は9月に行われていましたが、現在は10月15日の興玉神祭から始まり、続いて御卜が行われます。御卜は祭主以下の神職が神嘗祭の奉仕に適うかをお伺いする儀式です。

翌16日、皇大神宮で午後10時に由貴夕大御饌ゆきのゆうべのおおみけ、17日午前2時に由貴朝大御饌ゆきのあしたのおおみけが行われます。
大御饌とは立派な食事という意味で、海川山野のお供え物を取り揃え、神田で収穫された新米を玄米のまま蒸して土器に盛り、御餅をつき、白酒黒酒しろきくろきのお酒を醸してお供えします。
17日の正午には、天皇陛下が遣わされた勅使ちょくしが幣帛へいはくをご奉納になる奉幣が行われ、同日天皇は皇居神新嘉殿にて皇大神宮を御遙拝になられます。
最後に夕刻、御祭神を和めるために御神楽が行われます。


五穀豊穣の感謝と、国家・国民の安泰・幸福を祈願して〜


いつもありがとうございます(*^^*)



 
” 神嘗祭 ” 川曳きご神事 



山本えりさんより✨

10月16日伊勢の神宮の神嘗祭。
今年は どうしても伺いたくて、19時到着 翌7時出発で
修養団へ 参加させていただきました。

夜9時 お許しを頂いた者たちが
300人ほどでしょうか、宇治橋を渡らせて頂いて
神楽殿の前あたりから その時が来るまで
約1時間。
4列にきちんと整列したまま、静かに黙って 
静寂の杜の中で  お待ちする。
ずっと身を正して立っているのは、少々 辛いけれど
そうして 身を置いてると
そのうち、 
杜と私とが一体となっていく・・・
深く 静かな 広い 広い杜の中  
暗闇の中  夜空に 月が出て 星がまたたく
どこかで、鳥の声。 虫の音。
杜と一体になる  無   祈り
大宇宙と一体になる  喜び  平安を 頂いた頃
遠くで 太鼓が鳴って、
しばらくすると、 ざっざっざ と 足音が響いてくる
暗がりの中から、 
松明に照らされた神官さんたちの
白い装束姿が 浮かび上がって 近づいてきてくださる・・
息を飲むほどの 美しさ
すべてが  沈黙の中
ただ 粛々と  粛々と 執り行われ
体中 感動で満たされ・・ただ ただ
ありがたさに 手を合わせ 
この場 この時 に ご一緒させて頂けたご縁に
感謝 申し上げる・・
そのような 深い 静寂の 祈りの時間が
  わたしは 好きでした。 特別なものと思っておりました。

 好きでした・・ と 過去形なのは
今年は この静寂が 大宇宙と一体になれる 静寂が
なかったのです。
大切な 神嘗祭。祈り。お祀り。
というよりも、 こちらでも
物見遊山のような感覚でお集まりの方が多く
話し声は途切れることなく、
整列してからも、トイレや場所移動に動かれる人の足音
こちらも 途切れることなく
そして、 今回は、直前まで
神宮の広報担当の方の  神嘗祭の神事の説明の声が・・・
 
粛々と 静寂の中で 
言挙げの必要など ここに身を置かせて頂ければ
必要ないこと   
そう存じておりましたが、 ざわざわ ざわざわ
騒がしい 荒い 粒子が とびまわる・・
かなしい 気持ちで 御正殿でのご神事にも
身を置かせていただき、
場所取りに、 こっそり撮影されるお姿に、
心痛めながら  気分を沈ませながら
御正殿から 荒祭宮にむかっていたとき
ふと 気が付くと 
いつもは、 綱がはってあり入ることができないところの
綱がはずしてある・・
門の近くの篝火が 神々しく
招かれているように 感じられ
見ると、 門が少し 開かれている
しばし 立ち止まり その美しい光景をみておりましたが
何か 招かれているようで
そのまま 一緒にいた加奈さんと
前に進ませていただきました。
私たちのうしろから 歩かれていた方がた
いらっしゃったのですが
不思議と  だれもこちらにいらっしゃる方はなく
私たち  ふたりだけ
一歩 入ると そこから全く波動が 氣が違っているのが
感じられました。
有り難さに 感動しながら 近づかせて頂きましたが
さすがに、 石段まで進むと 
そこから足をかけることははばかれて
その場で 静かに佇ませて頂いたのですが
ものすごく大きな強いあたたかなエネルギーが
その御門の内側から出ていて わたしの体に当たり
突き抜けていく 包んでいく感覚が
四方八方に出ていることが
感じられました。
ずっとそこにいたいと思いましたが
また、 そのままいると 倒れてしまいそうなほどの
あまりにも強い波動でしたので、
荒祭宮さまのほうに そろそろ
歩み進みましょうと 加奈ちゃんに話して
御門に向かって心の中でご挨拶をさせて頂いた その途端
少しだけ開かれていたその扉が
ギギ―  と 静かに閉まったのです。
ご覧くださっていたのですか と 思わずお問いかけ
させていただいたほどのタイミングで。
そのあと
荒祭宮さまでの ご神事が終わるまで階段の上で
お祈りさせていただいている間も
背中に 同じ大きな強い波動をずっと頂戴して・・。
これだけで、
姫路から とんぼ返りでも 来させて頂いて良かった
やはり 来させて頂いて良かった
と 有り難さに 感謝に感動に、溢れました。

そうして、 氣が付かせていただきました。
お祀り お祭り ご神事 
祈りの 本当に大切なことと
私たち人間が 周りでどのようにいようとも
バタバタ ざわざわ していようとも
上は
大いなる存在は この宇宙をお創りくださった神様は
ひたすらに 私たちの幸せを祈ってくださっている
 
その様なことには 一斎 関係なく
つよい大きな愛 で 大きな力で
わたしたちを 祈ってくださっている
見守っていてくださっている
お守りくださっている
そして それを 時々こうして わかるように
あらわしてお伝えくださる
そのことを また しっかりと
感じさせて 受け取らせていただきました。

ひと ではなく  わたしが いかに生きるか
すべて、 わたし  です
ありがとうございます。

この後 撮って頂いた写真は
なんど写しても、 誰にお願いしても
すべて ピントが合わない
ゆれている 写真になりました。
こちらも 不思議で ありがたい お印です。





2012 .10 .15 今日から『神嘗祭』しかも新月~♪今年も、心を込めてご奉仕(*^^*)