maborosi ~Mside~ | 嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんが大好き。
メンバー全員大好きですが、
特にも相葉くんに惹かれてやまない櫻葉erです。

僕はとってもズルい人間だよ





 


なんとなく君の気持ちに気づいてたのに




それはあの時、確信に変わったのに




でも、僕はずっと気づかぬフリをして




君に想いを告げさせまいと





笑って




にっこり笑ってはぐらかして







ごめんね




こんな僕で本当にごめん







君の気持ちは嬉しいけど




すっごくすっごく嬉しかったけど





でも、君じゃダメなんだ








兄弟なのに顔立ちは全然似てなくて



だけど、ちょっと気難しいところや
素直じゃないところはよく似てて





それでも



でもね





僕の好きな人はやっぱり彼で




君じゃないんだ









「アイツと……潤と何話してたんだ?」

「……ん?気になる?」

「別に……そんなんじゃないけど」

「何話してたか知りたい?」

「だから、別に気にしてなんか……」

「好きって言われた」

「え……」





自分から話しを振っといて、僕が答えた途端、ものすごく驚いた顔で立ち止まった






「くふっ……うーそ!
そんなのひと言も言われてないよ」

「なっ……なんだよ、雅紀!
お前、俺のこと揶揄って……」

「翔ちゃん、びっくりした?」

「べ、別にびっくりなんかしてねぇし」

「でも、ちょっとは焦ったでしょ?」

「だ~か~らぁ、全然焦ってなんかねぇし!」





もう、素直じゃないんだから






不機嫌な顔で先を急ぐ翔ちゃんの腕に手を伸ばした






「でも、素直じゃない翔ちゃんも
僕は大好きだけどね」

「素直じゃないは余計だろ」






潤くん


きっと君にも見つかるよ






僕が翔ちゃんを見つけたように


翔ちゃんが僕を見つけてくれたように





赤い糸で結ばれた
君だけの運命の相手に







潤くん



ありがとう






僕も君のことが





まるで弟が出来たみたいで





大好きだったよ










おしまい