2015年9月3日(木)、松田進78才の生誕記念日です。昼過ぎ「ゴルフ19京都アカデミー」のインドアゴルフ「やさとゴルフクラブ」で77のエイジシュートを達成しました。同じころ、中国では9月3日を「抗日戦争勝利記念日」として「抗日戦争・反ファシズム戦争勝利70年」を記念する式典を天安門広場一帯で実施していました。午後5時、私は京都ホテルオークラで、バースデーディナーを兼ねた上記講演会前の食事会に出席していました。フォアグラのテリーヌ、甘鯛のポワレなど本格的なフレンチでした。甘鯛の皮もろとものポワレ、なかなかのものでした。甘鯛の皮を食したのは初めてでは。講演は6時半の開始でした。
以下は私なりに聞いた講演の要約です。勿論のことですが、文責は私にあります。
冒頭、習近平、パククネが並んで見ている「抗日戦争勝利記念パレード」から話は始まりました。歴史認識をいうなら、その時の日本の相手は蒋介石の中華民国で、毛沢東の中国共産党は山に隠れていただけ、しかも現在の中華人民共和国は誕生の影さえなかった。それで習近平が戦勝記念?近代史を僅かでも知っている人には笑える話ですが、現実は結構きびしい話。
このパレードに代表されるのは「世界の潮目が変わりつつある現実」ではないか。安倍総理に最後まで出席を要請し、パククネを参加させたのは、米国の現実的な後退と中国の台頭、中国流の新しい世界の価値観を認めさせようとのメッセージと厳しく受け止めて、日本の針路をこれから決めて行かねば、との問題提起でした。
人民日報の英語版では「中国は世界に包囲されている、もしくは攻撃されている、包囲網を突破せねば………」というような記事が目立つそうです。そんな中で日米韓のいちばん弱いところにクサビを打ち込んだのが、今回のパレードのようです。朝鮮戦争で米軍が5万人の犠牲を出しながら守り切った自由世界の一員、韓国。日本の日清、日露、大東亜戦争もロシヤ、ソ連の蹂躙から半島を守るのも一つの大きな要因でした。しかるに日米韓の連携がなければ韓国が消えてしまう。朝鮮半島が社会主義的、独裁的な中国と北朝鮮に飲み込まれてしまう危険が、今回のパククネの中国訪問に現れている。
中国要人の発言や教科書には理解しがたい事柄が一杯あるようです。最近のシンガポールのシャングリラホテルでの安倍演説(海洋は自由、国際法にのっとって南シナ海の問題を解決しよう)に対して解放軍No.2が南シナ海は中国の領土、内政干渉だと反発したようです。それに対し英国の軍人がその根拠はいかなる国際法に基づいているのかと質問したところ、国連による海洋法はわずか50年前、中国は2千年前から領有していると答えたそうです。教科書でのお笑いは、カイロ会談(1943・11・25 日本の戦後処理を決めたポツダム宣言の基になった。)のルーズベルト、チャーチル、蒋介石の有名な写真がいつからか毛沢東に変わっていたようです。朝鮮戦争はアメリカが仕掛けたという記述にはアメリカも頭にきているようです。従軍慰安婦、南京大虐殺、ためにする虚偽のでっち上げは枚挙に暇がありません。
ともかく近代史的にみると、大英帝国の世界制覇からアメリカという超大国の台頭、ソ連との自由主義と共産主義との対立を経て、今ようやく自由主義諸国(ロシヤといえども)の間では、人権、人間の自由、民主主義、国際法の遵守という共通の価値観が生まれつつあります。しかし中国の台頭によって新しい価値観を力によって作り出し、21世紀の中華帝国を生み出そうとしているのが、現在の中国の指導者層です。
中国は韓国とともに日本をもコントロールしたい。中国が日本を攻める道具としては、歴史認識と軍事力です。軍事力は3対1ぐらいまでは均衡状態が保てるようですが、それ以上になると危機的状況に陥るようです。現在自衛隊は23万人、解放軍は230万人、いうまでもなく世界は今集団的自衛権の時代になっています。歴史認識に関しては、一方的な発言を封じるためにも、国を挙げて近代史の認識を深める必要があります。
日本は今岐路に立っています。世界も今岐路に立っています。世界は今日本がリーダーシップをとることを期待しています。なぜなら日本はここ70年の間戦争をしない国としての認識が世界に定着しています。それどころか日本は4千年、文字によって認識出来る歴史だけをとっても1400年、平和な国でした。外国との戦争は「白村江の戦い」2年、「文禄・慶長の役」6年、日清戦争1年、日露戦争1年、大東亜戦争5年とあわせて15年、自信をもって平和的な解決にリーダーシップを取れる資格があります。
「艱難汝を玉にす」という言葉が日本にはあります。日本人はいざとなればたちあがることが出来る民族です。まず安保法制を整備し、憲法改正に立ち上がりましょう。
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2時間あまりの熱弁に最後は大きな拍手が巻き起こりました。私もなんの異論もない楽しい勇気づけられた時間でした。