25年を、繋ぐ | 音の破片

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ASIAN KUNG-FU GENETRATION25周年記念ライブ。

「25th Anniversary Tour 2021 Special Concert "More Than a Quarter-Century"」に2日間参加。

パシフィコ横浜は、HYDEのレントゲンツアー以来ですね。

音とイスがいい場所w

 
あ。これはこのあと行われるツアーのポスターですねw
 
 

 
さすが横浜の夜景はキレイですなあ。
 

会場前に看板とかアーティスト名とか全然明記されてないから、ただの建築物の写真にしか見えませんが、パシフィコです。
 
25周年ですかい!
はやいですねえ。
「未来の破片」という曲で叫ぶように「繋いでいたいよ」と歌ったこのバンドにぐっと心つかまれ、「サイレン」という曲に完全に恋をした。
そう、恋をしたんだ。曲に。
 
私がはまるきっかけがほとんど「曲に恋する」んだけど、アジカンは、典型的に恋に落ちたパターン。
 
なので、その頃はメンバーの名前も顔もロクにしらない(失礼)が、とにかく曲だけは狂ったように聞いていた。
 
その後「リライト」でよくMVが流れるようになって「アジカンて、こんな人たちなんだ。宙づりにされてるやんw」と思いました(ほんと失礼)
 
転職で心が落ちに落ちたとき、アジカンばっかり聞いてたなあ。
震災で心が凍えるように寒かった時、アジカンの曲は心を温めてくれた。
 
大事な局面にはちゃんと側にいれくれた曲たち。
大事な思い出です。
 
そんなアジカンが25周年と。
改めて、25年も歩き続けてくれて、本当にありがとうございます。

たくさん曲を生み出してくれてありがとうございます。
生み出された曲は、もちろん、沢山、愛しました。
 
この前の「 Quarter-Century」ツアーはゼップツアーで、どっちかというと、鉄板曲ぞろいのライブ!って感じでしたが、今回のパシフィコ公演は、どちらかというと、「アジカンの音楽を軸に、横に広がった音楽の枠を楽しむ」という感じでした。

様々なゲストボーカリストやゲストアーティストを加えて演奏された曲を中心に組まれたセトリでした。
たとえば、「UCLA」は、原曲は女性アーティストと2人で歌う楽曲ですが、ツアーではゴッチ一人で歌ってたところ、今回はちゃんと2人で原曲通りの演奏が聞けるという。
この1曲のためにゲストですもんね。
すごい贅沢!
 
同じように「触れたい確かめたい」もゲストアリのセッション。
多分二度と聞けない。

セトリも全体的に、アッパーな曲というよりは、ミドル曲が多かった様な気がします。
最近アジカンの楽曲がミドルテンポ系が多いのもありますが、会場中をふんわりと包むように浮遊する音に身体を任せて揺らすと、なんとも言えず気持ちいい空間でした。
 
個人的には「夕暮れの紅」で、心の中で悲鳴を上げましたwww
もう二度と会えないと思ってた!聞けて良かった!!
ほんとに!!
 
転がる岩、2日間とも泣けたなあ。
音楽は世界を救えないかも知れない。
歌だけでは戦争をなくすことはできないかも知れない。
それでも、どこかで、必ず誰かの心を救っている。
誰かの心を奮い立たせている。
 
今や、世界の裏側にまでファンがいるんだもの、アジカンの曲に心を救われた人が本当に世界を救っていたっておかしくないよね。
 
コロナ渦を経て、色々なバンドのライブに行っていますが、どのアーティストの方々も、ほんとに心から「来てくれて、ありがとう」と言っているのがわかりました。
いや、今までも心から言ってたのかもしれませんが、個人的にはアーティストさんて、ステージ上では「良い天気ですね~」くらいのノリで「来てくれてありがとう~」って言ってる印象がありましてw

こっちも、「はいはい、どうも~」みたいな感じで拍手で応えていたんですけどねw
 
いままで普通にいてくれたオーディエンスが居ない状態でライブをするしかなかったアーティストの皆様にとっては、やっぱり目の前に居て、聞いてくれることが何よりも頼もしいのだろうな、と思いました。
 
あたりまえだったことが何よりも大切に思える。
オーディエンス側としても、今まで何不自由なく見られていたライブが、普通に目の前で演奏してくれたバンドが見られなくなる自体に混乱しましたからね。

同じ感情であっても、同じクオリティであったとしても、画面越しでは伝わらないことがあるんだな、って思いました。
 
なんかの小説で読んだ一節がずっと心に残ってて。
どんなにすごいアーティストでも、トップを独走するバンドでも、後ろを振り返って「あれ?俺、いま一番だよね??」って確認したい気持ちになるんだという。
 
そんなとき、後ろから「そうだよ、君たちが一番かっこいいよ!!」って言えるのが、ファンだと思ってます。
最近は、そうやって一生懸命に走っているアーティストさんの足を掴んで引きずり下ろしたり、髪の毛を掴んで引き倒したりしているファンもいますけど(あくまで比喩表現ですよ)。
 
 
それにしても、
ラルクでもそうですけど、不思議なことに、こんなに長いこと好きですが、アジカンと1度も面と向かってしゃべったり、握手してもらったりしてないんだよねwww

まあ、そういうの別に求めてないですけど(ほんとに失礼だな)。
 
なんとなくですが、アジカンとは音楽でちゃんと繋がれている気がするので、まだまだ大好きです。
 
 
次のアルバムも楽しみに待ってます!!