一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪ -32ページ目

一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪

幸せの秘訣は“自分流”☆ミ
 50年の患者人生を活かしながら、100の病気と共に、波乱万丈をシブトク生き続けて学んだ命の育み方&自分づくり…コロナ禍を自分らしく生きるヒントと共に綴ります♪

【緊張しない極意…

 

昨日の実習を終えて

私個人としてはホッとしていますが

 

学生さんは来週の試験が終わるまで

まだホッ…とはできないですよね・・・

 

 

私は8名の学生さんの診察を体験しましたが

みなさん緊張しているのが伝わってきました。

 

もちろん、私たち模擬患者も緊張しながらのロールプレイ

最後の学生さんを終えるまで

緊張の連続でした…

 

ボランティアの仲間からは

「長年している藤咲さんでも緊張するんですか!?」

なんて言われますが

 

当然です…

 

300名を前にロールプレイすることがあり

10年ほど続けていますが

毎回緊張しますよ~ (^_^;)

 

それに、

適度な緊張感は大事なように感じています。

 

 

とはいえ、極度に緊張すると

自分にとっても、相手にとっても

効果的ではないかもしれません…

 

例えば医師の場合…

 

極度に緊張することで

冷静に判断できなかったり

患者が伝えていること(言葉・様子)を受け取ることができないと思います。

 

それに、その極度な緊張感が伝わることで

患者は不安になります。

 

緊張しないためには

何度も繰り返すことで慣れる…ということも大切。

 

とはいえ、その緊張感がどこからきているのか…

ということをご自分で把握することがまずは大事かな 

 

患者さんを前にすることでの緊張なのか

医療面接の経験不足からの緊張なのか

医学的知識不足からの緊張なのか

他の人と自分を比べることで生じた緊張なのか

コミュニケーションの苦手意識からの緊張なのか

 

理由によって対策が違ってくると思います。

 

 

そして、

医療面接の型を覚えることは必要ですが

何のためにしているのかを考えると

キャッチボールができるようになるのかな~

 

なんて感じた昨日でした。

 

 

慣れも大事ですが

ある程度の緊張感は大切です。

 

そこで極意…ベル

 

「緊張しないようにしないと…」

「緊張する~」

 

というおまじないは禁句 ビックリマーク
(ますます緊張する…というシステムが働きます)


緊張しても大丈夫 クローバー

 

あなたは
どんな医療面接の10分を終えることができたら満足ですか?

 

 

前回の痛みのマネジメントと
Kさんへのお返事は
次回必ず … m(_ _ )m

 

それと…「ハンカチ」を白衣のポケットに キラキラ

(汗を拭くにも、咳をするときにも使えます…)

 

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【私も必死…あせる

 

本年度の医師国家試験も終わりましたが

 

医学部では

臨床実習を始める前に

客観的臨床能力試験=OSCE

この試験に合格する必要があります。

 

基本的な診療能力、態度について医療面接の試験です。

 

患者さんとの良好なコミュニケーションがとれなければ

正しく診断することはできません。

 

 

この医療面接の試験も

医師国家試験に含まれることを願いつつ

(学生さんからは「え~っ」という声があがるでしょうが…)

 

医療教育ボランティアとして

OSCEへは、私もほぼ毎年参加しています。

 


医学生が臨床実習へ進むためには

この試験をクリアする必要があるのですが

 

医師として臨床の現場で患者さんを診るためには

とっても重要な医療面接。

 

学生さんがどこまで

この重要性を理解していらっしゃるかはわかりませんが、

 

まずはこのOSCEを合格するために

学生同士で繰り返し練習していることと思います。

 

明日は、その試験前の実習があり

私も模擬患者(SP)で参加します。

だから今日は私も必死です…あせる

 

模擬患者=SP (Simulated Patient)

患者のあらゆる特徴を模倣するように訓練された人で
医学教育はもちろん、様々な医療コミュニケーション教育の場で
お手伝いをする使命を担っています。

 

どうして私が必死なのかというと…

今回は標準模擬患者(Standardized Patient)としての依頼だから…

 

医療面接の能力評価の試験なので

当然ながら公平性が必要です。

 

 

例えば…
100人の学生さんが対象だとして

10人の模擬患者がお手伝いをするとします。

 

その場合、

この10人が同じ対応をしなくては公平ではありません。

だから、どの学生さんに対しても

同じ反応、同じ答えを返す必要があるので、

 

いつから具合が悪いのか

どんな症状なのか

その症状は具体的にどうなのかはもちろん、

 

職業、家族構成、性格、嗜好など

ありとあらゆることを決められた一人の人間になりきります。

 

そして、学生さんが

どのような問いかけをしてきたら

どのように答えるのかという

やりとりについても決められているので

 

標準模擬患者で対応する場合は、

覚えることもたくさんあり

SPも必死です…

 

SPは、

あらゆる患者さんになりきるためのトレーニングを行いますが

それだけではありません。

 

医療コミュニケーションの学習において一番大切な

フィードバック

 

理想論ではなく、

その場でおきたこと、感じたことを伝え

学習者にとって効果的なフィードバックを行うという

大きな役割があります。

 

ですからSPは、

単になりきるだけではなく

その患者の気持ちまでイメージを膨らませて

ロールプレイにのぞみます。

 

患者に寄り添える医師になっていただきたい…

私はそんな想いも込めながら

フィードバックを行います。

 

どんな患者にもなりきるトレーニングはもちろん

効果的なフィードバックができるように

SPも繰り返しトレーニングを行っていますが

 

学生さんも

このOSCEの合格後も、繰り返し

医療面接のトレーニングは続けていただけるとうれしいです。

 

臨床実習後のAdvanced OSCEもありますが、

 

OSCE合格はゴールではなく

あくまでもスタートですから…

 


正直なところ

ある程度自由にできる模擬患者のほうが好きな私です…(^_^;)

 

とはいえ、明日は

標準模擬患者としてのお役目を果たせるように

がんばりますビックリマーク

 

 

そして、ごめんなさい…

前回の痛みのマネジメントと

Kさんへのお返事は

また次回お伝えしますね … m(_ _ )m

 

 

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【痛みの授業…②】

 

先日の特別講義では、
慢性疼痛の治療

鎮痛薬の使い方と痛みのマネジメント

というテーマでした。

 

テーマは違いますが、

昨年の4年生にいただいた質問でも

痛みについての質問を多くいただきました。

 

その中の一つ、Kさんの質問より…

 

「ペインコントロールとしてオピオイド投与やマッサージなどが

まず考えられると思います。

オピオイド以外にペインコントロールできる他の要素は何があるでしょうか」

 

まず、私がお伝えしたいことは

 

痛みをコントロールするよりも

 

痛みのマネジメントができるようになると効果的だと考えています。

 

コントロール」も「マネジメント」も

同じく管理という意味合いがあるのですが

コントロールを意識していた時期は、

痛みに敏感だったように感じています。

 

痛みを抑制するために薬をはじめ様々な手段で

調整していました。

楽になれたら問題はないのでしょうが

 

望む結果が得られないと

どうして薬が効かないのか…とか

どうして痛みが治まらないのか…というように

責めるようになりました。

 

飲んでも楽になれない

なにをしても楽になれないと

 

「この薬は効かない!」と薬のせいにしたり

その薬を処方した先生のせいにしたり

 

痛みをコントロールできないことで

自分を否定するようになり

痛みを否定するようになっていきました。

 

詳細は割愛しますが、

要するに、コントロールを前提とすることで

効果的ではないことが次々とおこりました。

 

そして、

マネジメントという言葉をつかっていたわけではありませんが

結果として、効果的だったことをあえて表現するなら

マネジメントという言葉になると思います。

医療において、あたりまえに使っている言葉を変えるだけでも

結果がかわってくる…

ということを知っておいていただけるとうれしいです。

 

そして、痛みのマネジメントについてと

Kさんへのお返事は

また次回お伝えしますね … ベル

 

 

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【痛みの授業…①】


前回お伝えした2年生の講義は、無事に終わりました。

 

当日は、山を越えて大学に向かったのですが

途中から景色が変わりビックリ…あせる

 

前が見えない程の吹雪でしたが

大学の近くになると

それまでの雪景色はなんだったのか…

というほどに違うお天気

 

とはいえ、強烈な寒さだったので

全身こわばりが強く、それに

吹雪の中の運転は無意識に力が入っていたようで

講義前からエネルギーをつかってしまいました… 汗

 

私の出番は、特別講義Ⅱの時間でしたが

話の流れを把握するためにも…

ということで、

名誉教授の中野先生による

特別講義Ⅰでの薬物治療について

聴講させていただくことができました。

 

中野先生のお話は

医師として絶対に知っておく必要があるお話ばかりだったわけですが

 

・・・

 

いえ、そもそも医学部で学ぶすべてが

医師を目指している学生さんにとっては

大切な学びばかりだと私は感じています。

 

一言たりとも講師の話を聴き洩らさないでほしい…

 

患者としてはそんな想いでいます。

 

それは、単に講義内容の学びということだけではなく

患者の語りに耳を傾ける訓練でもあり

人の話を聴くという姿勢、聴く力を高める

最高の学びの時間ではないでしょうか。

 

 

そもそも医学部は、診断ができるように学ぶところ…

 

そう表現できるように私は感じています。

 

もちろん、それだけではないですし

まして、それだけでは真の医師にはなれないと思います。

 

中野教授も講義の中で繰り返し話していらっしゃいましたし

今回もいただいた学生さんの感想にもありましたが

 

医師は…

「疾患ではなく、疾患をもった患者さんを診る」

 

「病気を診るのではなく、病気で苦しんでいる患者さんを診る」

 

という意識をもってこれからも学んでいただけたなら…

そう願うばかりです。

 

そうすると、そのために必要なことを学ぶことにつながるでしょうし

得られることが変わってくるのではないかと思います。

 

そして今回初となった「痛みの講義」の時間は

私にとって、新しい発見&学びとなる時間でした。

 

これからのブログでは、その話はもちろん

今回、学生さんの質問&感想は

なんと90名もの方々に提出いただきましたので

その質問についても綴っていきたいと思っています。

 

大分大学医学部2年生の皆さん…

たくさんの うれしいご感想をありがとうございましたキラキラ

 

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【違和感…】


新年さっそく更新できない日々でしたが
その間もご訪問くださったみなさま、ありがとうございます キラキラ

本人としては、更新したいと思いながら

なかなかできないのは歯がゆいものでして…

しかし、そんな中でも
たくさんのアクセスをいただくことは

とても励みになります 音譜



いま、このブログで綴っている

医学部の学生さんにいただいた質問&感想より…は、
講義の時間にいただいたものが主です。

 

これまで16年間、

医療面接の講義の時間にお話をさせていただきましたが

 

大学のカリキュラムの変更があり

今回、薬理学の講義の時間でもお話させていただくことになりました。

 

医療面接の講義も、当初は5年生でしたが

4年生に変わり…

 

今回の薬理学は、2年生の講義ということです。

1コマ目に名誉教授 中野先生の講義があり

2コマ目で、疼痛と痛みのマネジメントをテーマに…

ということで、私が語らせていただくことになりました。

 

いつものように打ち合わせは何もしていないので
シナリオはありません。

 

しかし、痛みについても

1日中語るネタは備えています(笑)


痛みについては、
医学・医療の原点…

ともいわれるようですが


医学書や医療者の語りを見たり聞いたりする中

当事者としては、違和感を感じることもしばしば…

痛みに関することだけではなく
医学において当たり前とされていることが

すべて正解ではないように思えることもしばしば…
(正解、完全…言葉の選択に悩みましたが今は正解としました)

医学でわかっていることよりも
わからないことのほうが多く
解明されていないことも多いといわれていますし、

以前、当たり前だったことが

最近では変わってきたことって結構あるんですよね…

例えば…
術後は、毎日きれいに消毒していたのに

今では毎日診てもくれません…(笑)
 

痛みに関することでいえば…

今の医学では、
早めに治療をすることが大切とされていますが

私は子供のころから

「我慢しなさい!」

「痛いと思うから痛い!!」

「痛いと思いなさんな!」

そう叱られていました…



学生さんにいただいた質問でも、

「ネットではこう書かれていますが…」

というご質問もありました。

 

医師が語ること

医学書に書かれていることが

必ずしも正解…
とはいえないように思うことも…

 

そんな話が出るか出ないかわかりませんが

明日の講義の時間を楽しみにしています音譜
 

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