痛みのコントロール & マネジメント・・・ 《医学生の質問 & 感想より⑨》 | 一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪

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幸せの秘訣は“自分流”☆ミ
 50年の患者人生を活かしながら、100の病気と共に、波乱万丈をシブトク生き続けて学んだ命の育み方&自分づくり…コロナ禍を自分らしく生きるヒントと共に綴ります♪

【痛みの授業…②】

 

先日の特別講義では、
慢性疼痛の治療

鎮痛薬の使い方と痛みのマネジメント

というテーマでした。

 

テーマは違いますが、

昨年の4年生にいただいた質問でも

痛みについての質問を多くいただきました。

 

その中の一つ、Kさんの質問より…

 

「ペインコントロールとしてオピオイド投与やマッサージなどが

まず考えられると思います。

オピオイド以外にペインコントロールできる他の要素は何があるでしょうか」

 

まず、私がお伝えしたいことは

 

痛みをコントロールするよりも

 

痛みのマネジメントができるようになると効果的だと考えています。

 

コントロール」も「マネジメント」も

同じく管理という意味合いがあるのですが

コントロールを意識していた時期は、

痛みに敏感だったように感じています。

 

痛みを抑制するために薬をはじめ様々な手段で

調整していました。

楽になれたら問題はないのでしょうが

 

望む結果が得られないと

どうして薬が効かないのか…とか

どうして痛みが治まらないのか…というように

責めるようになりました。

 

飲んでも楽になれない

なにをしても楽になれないと

 

「この薬は効かない!」と薬のせいにしたり

その薬を処方した先生のせいにしたり

 

痛みをコントロールできないことで

自分を否定するようになり

痛みを否定するようになっていきました。

 

詳細は割愛しますが、

要するに、コントロールを前提とすることで

効果的ではないことが次々とおこりました。

 

そして、

マネジメントという言葉をつかっていたわけではありませんが

結果として、効果的だったことをあえて表現するなら

マネジメントという言葉になると思います。

医療において、あたりまえに使っている言葉を変えるだけでも

結果がかわってくる…

ということを知っておいていただけるとうれしいです。

 

そして、痛みのマネジメントについてと

Kさんへのお返事は

また次回お伝えしますね … ベル

 

 

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