医療面接の試験(客観的臨床能力試験)・・・ 《特別編》 | 一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪

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幸せの秘訣は“自分流”☆ミ
 50年の患者人生を活かしながら、100の病気と共に、波乱万丈をシブトク生き続けて学んだ命の育み方&自分づくり…コロナ禍を自分らしく生きるヒントと共に綴ります♪

【私も必死…あせる

 

本年度の医師国家試験も終わりましたが

 

医学部では

臨床実習を始める前に

客観的臨床能力試験=OSCE

この試験に合格する必要があります。

 

基本的な診療能力、態度について医療面接の試験です。

 

患者さんとの良好なコミュニケーションがとれなければ

正しく診断することはできません。

 

 

この医療面接の試験も

医師国家試験に含まれることを願いつつ

(学生さんからは「え~っ」という声があがるでしょうが…)

 

医療教育ボランティアとして

OSCEへは、私もほぼ毎年参加しています。

 


医学生が臨床実習へ進むためには

この試験をクリアする必要があるのですが

 

医師として臨床の現場で患者さんを診るためには

とっても重要な医療面接。

 

学生さんがどこまで

この重要性を理解していらっしゃるかはわかりませんが、

 

まずはこのOSCEを合格するために

学生同士で繰り返し練習していることと思います。

 

明日は、その試験前の実習があり

私も模擬患者(SP)で参加します。

だから今日は私も必死です…あせる

 

模擬患者=SP (Simulated Patient)

患者のあらゆる特徴を模倣するように訓練された人で
医学教育はもちろん、様々な医療コミュニケーション教育の場で
お手伝いをする使命を担っています。

 

どうして私が必死なのかというと…

今回は標準模擬患者(Standardized Patient)としての依頼だから…

 

医療面接の能力評価の試験なので

当然ながら公平性が必要です。

 

 

例えば…
100人の学生さんが対象だとして

10人の模擬患者がお手伝いをするとします。

 

その場合、

この10人が同じ対応をしなくては公平ではありません。

だから、どの学生さんに対しても

同じ反応、同じ答えを返す必要があるので、

 

いつから具合が悪いのか

どんな症状なのか

その症状は具体的にどうなのかはもちろん、

 

職業、家族構成、性格、嗜好など

ありとあらゆることを決められた一人の人間になりきります。

 

そして、学生さんが

どのような問いかけをしてきたら

どのように答えるのかという

やりとりについても決められているので

 

標準模擬患者で対応する場合は、

覚えることもたくさんあり

SPも必死です…

 

SPは、

あらゆる患者さんになりきるためのトレーニングを行いますが

それだけではありません。

 

医療コミュニケーションの学習において一番大切な

フィードバック

 

理想論ではなく、

その場でおきたこと、感じたことを伝え

学習者にとって効果的なフィードバックを行うという

大きな役割があります。

 

ですからSPは、

単になりきるだけではなく

その患者の気持ちまでイメージを膨らませて

ロールプレイにのぞみます。

 

患者に寄り添える医師になっていただきたい…

私はそんな想いも込めながら

フィードバックを行います。

 

どんな患者にもなりきるトレーニングはもちろん

効果的なフィードバックができるように

SPも繰り返しトレーニングを行っていますが

 

学生さんも

このOSCEの合格後も、繰り返し

医療面接のトレーニングは続けていただけるとうれしいです。

 

臨床実習後のAdvanced OSCEもありますが、

 

OSCE合格はゴールではなく

あくまでもスタートですから…

 


正直なところ

ある程度自由にできる模擬患者のほうが好きな私です…(^_^;)

 

とはいえ、明日は

標準模擬患者としてのお役目を果たせるように

がんばりますビックリマーク

 

 

そして、ごめんなさい…

前回の痛みのマネジメントと

Kさんへのお返事は

また次回お伝えしますね … m(_ _ )m

 

 

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