患者を完全には理解できない… 《医学生の質問&感想より②》 | 一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪

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幸せの秘訣は“自分流”☆ミ
 50年の患者人生を活かしながら、100の病気と共に、波乱万丈をシブトク生き続けて学んだ命の育み方&自分づくり…コロナ禍を自分らしく生きるヒントと共に綴ります♪

【わかってもらいたい…】

 

患者としては
医師にわかってもらいたい…
 

そして

患者とどのように向き合ったらよいのか…
どうしたら患者のことが理解できるのか…

という医学生の質問。
 

医学生に限らず
看護学生の方々にもいただく質問ですが
医療者として現場で活躍なさっている方々からも
よくいただく質問です…

今回も複数の方にいただいた質問ですが
その中には、

患者さんのことを完全には理解できないが…
と感想を綴ってくださった方がいらっしゃいましたが
まさにその通りだと思います。

 


たとえいくら医師が患者のことを思っていたとしても
患者のことを完全には理解できない
そう私は感じています。

だけど
患者は、「理解してほしい…」

と願っています…

病気になると
表面的にいくら強気だったとしても
内心は…
 不安だったり
 迷いだったり
 恐怖だったり
 苦しかったり
 辛かったり…

様々な気持ちが入り乱れているものです

そして
「患者」は、一人ひとり それぞれ…

同じ疾患でも
症状の具合はそれぞれ。

同じ疾患でも
背景はそれぞれです。

背景と言っても…
どんな生活を習慣としているのか
どんな仕事をしているのか
どんな家族がいるのか
一人暮らしなのか
どんな性格なのか
どんな趣味嗜好があるのか
どんな思考の習慣があるのか
どんな人生を生きてきたのか
これからの夢、目標、希望、予定はどんなことがあるのか
医療に何を望むのか
医師に何を求めているのか
これまでどんな医療体験があるのか
自分の病気をどのように捉え、考えているのか
何に苦しんでいるのか
治療について何を望んでいるのか
何を大切に生きているのか

などなど盛りだくさんあります。

だから医療者が
患者のことを完全に理解できなくて当然。

でも患者はわかってほしい…

だから時にわがままを言うし
文句も言う
怒りをぶつけることもある

患者さんのことを完全には理解できないが…
そう綴っていた学生のBさんは

患者さんのことを完全には理解できないが
常に理解しようとする姿勢を患者さんに対して示したいと思いました。


そう綴ってくださいました。

きっとそこなのだと思います。

理解しようとする姿勢

世の中には
家族でさえも、理解しようという姿勢もなければ
否定的に接するケースもあります。

頭ごなしに患者の訴えを否定する医療者
自分の考えを押し付ける医療者
エビデンスがすべての医療者
自分の価値観を優先させる医療者

というように
「理解しよう」という姿勢とは程遠い対応に
悲しい想いを感じている患者も多い現実があります。

Bさんの質問では、
・「自分が感じる痛みを正確に伝えられずに
もどかしさを感じることはありますか?」
・「そのような時、どうされていますか?」

とありました。

今日は長くなりましたので
このご質問に関しては次回お答えします。

そして何より…

理解しようとする姿勢

あなたにとってそれは
具体的にどのような姿勢でしょうか…

 

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