「年度末&新年度」を体感しています。
といっても、
そんな大げさなことではないのですが、
「そういうことなんだ~」
「こういうこともあるんだ…」
というように、
これまでは聞いていただけのことを
その環境で見聞きし、体験することができました。
3月は、講演をさせていただくことをはじめ
研修に参加させていただくことも多く、
県外へ出かけることも複数あり
あっという間の1ヶ月でした。
最終週の日曜日には、
大分県医療コンフリクトマネジメント研究会の
定期セミナーがありました。

以前もブログで綴りましたが、
患者と医療者の対話促進のために…
ということで、
大分県内の医療機関から
毎回多くの医療スタッフが参加なさっています。
今回、私が出席して一番印象となったことは、
「スキル」という言葉
この会は、
医療者と患者・家族が満足する
医療とコミュニケーションについて勉強する会ですが、
その時に課題となる
コンフリクト=認知・見解の齟齬
について多く語られています。
その解決、改善のために、
医療メディエーションについて、
メディエーターについての学びが主となっているように感じます。
↓
(医療対話仲介者)
そこで必要になるのは「スキル」
だということを、
今回はお伝えになりたかったのかな~
という私の印象でした。
確かに、
メディエーターという立場では
スキルは重要であり必要なことです。
一般の医療者としても、そのスキルを身につけることで
患者さんの対話促進につながるのだと思われます。
とはいえ、
このメディエーターの対応が向く方と
そうでない患者さんもいらっしゃるだろうな~
という現時点での私の感想です。
そして、メディエーターを配置することでの
病院側の利点も大きいのかな~
という感想も正直なところ…
(この詳しい理由は今回は避けておきますが、
どうしても知りたい方は直接お問い合わせください f^_^;)
そしてもう一つ印象に残ったことは…
「医療のプロである」というお話。
医療のプロとしては、
患者さんとの信頼関係を築くには
コミュニケーションが重要です。
コミュニケーションにおいては
スキルも必要ですが、
医療の現場においての
医療コミュニケーションについては、
スキルの前に必要なものがあるのでは?
というのが私の想いです。
だから今回は、
この「スキル」という言葉が
強く印象として残っているというか
私には引っかかったのだと感じています。
私は、医療者にとって必要なことは
「想い」&「姿勢」
だと考えています。
患者さんとの対話には、
「スキル」が必要かもしれません。
そして、
医療コミュニケーションは、
対話とは違います。
ですから、
医療コミュニケーションにおいては、
医療者お一人お一人の
想い&姿勢が重要になるのではないでしょうか。
患者は、医療者の表情や態度を敏感に感じます。
表情、態度には、
その人の想い、姿勢が表れるように私は感じています。
その想い、姿勢が、
患者への言葉かけにつながり、
患者への対応につながっているように思えます。
明日は、今年医師国家試験に合格し
医師となった研修医の方々の研修に参加します。
どのような想いで医師を目指したのか…
聴くことができたらうれしいです♪