プライマリ・ケア研究会の学生の皆さんと
先日お伝えした模擬患者=SP
として体験会に参加しました。
写真の様子は後半の様子ですが、
前半は5グループに分かれて全員がロールプレイに参加。
学生さんが医師として、
SPを相手に診察のロールプレイを行いました。
ロールプレイを経験したことがある学生さんもいれば、
経験のない学生さんもいたのですが、
みなさんイキイキとした姿がとても印象的でした。
できるとか、できないではなく、
まずはやってみる…って大事。
できたか、できないかより、そこで何を感じたのかが重要だと思います。
医学部では、4年生の時にOSCEといって医療面接試験があります。
病院をはじめて受診した時に、
医師:「今日は どうなさいましたか?」
患者:「お腹が痛いのできました…」
というようなやりとりからはじまりますが、
いわゆる患者さんがはじめて病院に訪れた(初診)時の
試験があるのです。
その試験は2段階に分かれているのですが、
患者さんと良好なコミュニケーションがとれているか、
診断ができているか
というようにレベルアップしていきます。
以前の医学養育では、診断がすべてだったような印象ですが、
近年では、患者さんとのコミュニケーションも重要視され教育されています。
とはいえ、まだまだ十分ではないと私個人は感じています。
何か症状を訴えてきた患者さんを診るのが医師です。
①患者さんの話を聞く ②必要な検査をする ③診断 ④治療
おおまかにいうとこのような流れですが、
この流れの一番大切なところが ①なのです。
そして、私のこだわりとしては、
症状を聞くだけではなく、患者さんの話を…というところが大切だと思っています。
そして、聞く。 これは是非、聴いて欲しい。
患者さんの話に耳を傾け、心を傾けて聴くことにより、
患者さんが困っていることの改善への早道であり
すべてだと私は考えています。
先生が医学的に聞きたいことを聞くことも大事。
そして、患者さん自身があらゆる情報を持っているので、
当事者の話に耳を傾けることが大事だと私は想っています。
欲をいえば、目の前の患者さんの命に耳を傾けてほしい…
そう願っています。
医療の話になると尽きませんが、
昨日の学生さん方をみていると、将来が楽しみだな♫
そう感じワクワクしました (=⌒▽⌒=)
今回は看護科の学生さんも参加していましたが、
医師も看護師も患者にとっては重要な存在です。
是非一緒にこれからも協力して、
患者さんがホッとできる医療に向かって
経験を積んでいただけたら…と願っています。
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