前回の「思い込み…」の続きです。
そもそも、
自分と自分以外の人は違うんです。
だから、
違ってＯＫだし、違って当然なんです。
そして、違うからこそ、わかり合う必要があるでしょうし、
そのために耳を傾け、心を傾けて聴く…
ということが重要になるのだと私は想います。
そして、聴く…。
何を聴くのか…。
という前回まででしたが、
いったい何を聴くのでしょうか？
そして、聴いてくれるから伝える。
何を伝え、何を聴く？
違って当然 ⇒ だから聴く ⇒ 何を聴く？
違って当然 ⇒ だから伝える ⇒ 何を伝える？
私が思うには、
一般的に多いパターンとして、
相手が話している「言葉」を聴いているように感じます。
そして、「言葉」を伝えているのだと思います。
「言葉を聴かなくて、何を聴くの？」
「言葉を話さなくてどうするの？」
という声も聞こえてきそうですが、
もちろん、人と人との会話では、
「言葉」を聴き、「言葉」」で伝えます。
言葉を聴く、話すことに違いはないのですが、
その言葉には、語り手の
「想い」が込められているように私は感じます。
そして、その言葉には、
語り手自身も気がついていない「想い」が
込められている場合もあるように感じます。
例えば、
「大丈夫？手伝おうか？」と、Ａさん。
するとＢさん、「大丈夫よ！何とかなるから♫」
言葉だけ聴いていると、
Ｂさんは大丈夫。
本人も確かにそう言っています。
ところが、この「大丈夫」「何とかなるから♫」
・Ａさんに心配かけたら悪いから…
・Ａさんに迷惑はかけられない…
という想いが込められていたり、
そしてその奥には、
・人に心配かけたらいけない
・人に迷惑をかけたらいけない
・自分で何とかしなくてはいけない
という思い込みがＢさんには隠れているかもしれません。
そしてまた、
・私ならやれる！大丈夫！
・私なら何とかできる！
という効果的な想い、思い込みが隠れているかもしれません。
そして、その「想い」は人それぞれであり、
思い込みも人それぞれ。
だからこそ、
表面的な言葉の奥の想いに耳を傾けることが
大切ではないかと私は感じています。
そして語り手自身も、
想いを伝えることが大切ではないでしょうか。
ということは、
語り手自身が自分の想いを理解している必要があります。
そのためにも、自分自身に耳を傾けることが大切です。
自分の想いに触れることができると、楽になります…。
何で今回こんな話をしているかというと…
実は私最近、気づいたんです。
私はあることについて「大丈夫」って、思っていました。
でも、それは思い込みだったようなんです。
そう思い込もうとしていたようなんです。
自分の都合のいいように思い込んでいたようなんです。
自分の中には、何人かの自分がいて、
あたま（頭）さん、こころ（心）さん、からだ（体）さん、
よいこ（良い）さん、わるい（悪い）さん、おりこう（利口）さん。
それぞれの想いを聴くことが大切です。
自分の中でも伝え、聴く…
このことが大切だと感じています。
このお話はまた長くなりそうなので
またいずれ…。
そして最後に。
「もういい！」と怒り出したり、
「話さなきゃよかった…」と言い出したり・・・という場合、
「わかってもらえていない」って気づいたんですよね。
前回の「思い込み…」の一文です。
他人とのやりとりを例にしましたが、
私はずっと、母に、医療者に、人に、わかってもらえないことが辛く、
苦しんでいました。
「どうしてわかってくれないの！！」
わかってほしくて、わかってほしくて・・・
そしてある時、気づいたんです。
私は、私のことがわかっていなかった…ってこと。
私は、私にわかってほしかったんだ…って。
勝手に自分のこと、思い込んで、
わかっているつもりだった…って。
わかっているつもり…ではダメ。
わかっている…という思い込みもダメ。
そして、自分のこと、
一番わかってあげられるのは自分。
だからこそ、自分の声に耳を傾ける日々。
自分の体の声、心の声に耳を傾けて、
自分のあるがままに寄り添いたい…。
そう想っています。
そして、
「わかってもらえていない」って気づいたこと、とっても大切だと感じます。
だって…
そこが、わかり合える第一歩だから。
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