今の会社に勤めてから1年が過ぎました。
35年の会社勤めで得たスキルやキャリアとは無縁のモデリングの仕事はとても面白いのですが、今の会社組織、体質がどうも好きになれません。
過日、ボクより2ヶ月遅く入った子が辞めました。
その前にも同じ頃に入った子が半年で辞めました。
やっぱりWEB制作会社って定着率が悪いみたい。
二人ともほとんど会話のない会社の中では比較的よくしゃべる子だったので寂しいです。
さらにもうひとり、職場での一番の話し相手である子も7月いっぱいで辞めることになりました。
3人ともわが子ほどの歳の女性です。前職でも感じましたが、娘世代とは案外話しやすいようです。
3人ともタスクと時間に追われ、残業が多くて、会社の体質が嫌で、働き方を変えたいというのが理由のようです。そして長く働ける環境を望んでいます。
20人ほどしかいない会社で退職連鎖が止まりません。
今の会社の体質はIT系会社に似つかない縦割りの昭和っぽいところがあるので若い世代には合わないのかも。
それで最近毎日のように面接が行われており、またいずれすぐに退職予備軍になるだろう若い子達が何人か入ってきそうです。
前職のWEB制作会社も相変わらず辞めていく人が多いみたいで、業界あるあるなのかなあ。
前職の会社は1年間しか在籍していませんでしたが、ボクの教育係(ボクが教育される方)だった子が辞めるというので、先日送別会に行って来ました。
イラストが得意なコーダーの男の子です。息子と同い年。
実はその子とはこの1ヶ月で会うのは3回目です。
副業でモデリングの仕事を紹介してもらい、その報酬が入ったので一緒に焼肉を食べに行ったのと、1年ぶりに辞めた子らで集まって、同期のメガネくん宅でタコパをしたときにも一緒で、今回の送別会で3回目の再会になります。
送別会はパエリアが有名な京都のスペイン料理店。
前職の子らは辞めてからの方が、付き合いが深いです。20代ばかりの中に還暦のおじさんがぽつんといる感じで、話題の半分がちんぷんかんぷんなのですが、そんな彼ら彼女らの話を親目線でふむふむと聞いているだけで、案外、居心地が悪くないのが不思議です。
メーカー勤めのときは、コミュ力必須の外交渉的な仕事、社内でも他部門をまとめていくような仕事が多かったのですが、元来、ボクは人見知りで内向的な、いわゆる「こっち側」の性格。ちまちましたことを黙々とやりたい派なので、コーディングとかデザイナーとかあまり人と関わらず、もくもくと作業をすることが多い人種とは波長が合うようです。
そしてまたまたその前職の子たちと競馬に行ってきました。
この1、2ヶ月はそんな集まりが多くなりました。
こんな歳の差のおっちゃんを誘ってくれるのが嬉しい。
京都競馬場は昨年リニューアルして、より家族やカップルで遊べる施設に変わり、若い子が多く、赤えんぴつを耳に差したような場末のおっちゃんが少なくなりました。
一応パドックで毛並みや馬体なんぞを見て、オッズを比較して、それらしい理由をつけます。
でもそんなのまったく関係ねぇ。
芝生に寝転びながら、もっぱらのハズレ馬券を片手に若い子達とワイワイと夏競馬を楽しむのも悪くない。
まだまだ若いエキスを吸いながら頑張れそうです。