三連休の中日、48年ぶりの小学校の同窓会が開かれました。言わずもがな全員還暦を迎える同級生。
ボクの学年は2クラス67名。そのうちの約半数が集まりました。
田舎なので、そのほとんどが中学、高校も同じになります。それだけに小学校の同窓会は今回がはじめて。
同窓会って最初は妙に緊張しますが、懐かしい顔ぶれを見るとすぐにあの時代に戻るものです。
一瞬、誰?となりますが、名札と見比べると、直ぐに、ああーーーとなり、下の名前やあだ名で呼び合うまでほんの数秒。当時の女子から君付けで呼ばれるのも懐かしくて新鮮。
もう60なのに可笑しいなあ。
地元で暮らす男女6人が今回の幹事をしてくれました。
海の見えるシーサイドホテルが会場。
テーブル席のクジを引いて着席。
同じテーブルには、今回の幹事のひとりでもある板金屋の息子「ちょんみ」。野球をしたり、お互いの家でよく遊びました。今は実家の板金屋を継いでいます。
それとよく川や田んぼに魚採りに行った近所の「たかっちゃん」。一緒に100匹以上採った魚が後で天然記念物とわかっておお慌てしました。
そしてクラスのマドンナ的な女の子。旦那さんの仕事で海外を転々とし、今は同じ京都府下に住んでいます。(嫁さんには負けますが)60になっても上品な美人さんです。ヒップホップダンスを趣味にECCの先生をやっているそうです。良い歳のとり方をしていました。
みんな中高も一緒でしたが、じっくり話すのは48年ぶりかも。
誰かが持ってきた卒業アルバム。
写真を見るのに全員メガネをかけはじめたときには、時の流れを感じずにはいられませんでした。
アルバムを見ながら昔話に花が咲きました。
浜で採った桜貝で遊んだこと(形も大きさも違う桜貝を指で弾いて、相手の桜貝の上に重なったら勝ち、相手の桜貝を取ることができるローカルな遊び)。
死刑、ゲジゲジ・・・昔の遊びの話。
天理教の境内でよく野球してて、屋根までなかなかボールを飛ばせなかったけど、今見るとめちゃ狭い。
まだ分別がつかない低学年のときはよく先生に殴られたこと。今じゃ考えられへん。
昭和の定番鯨の竜田揚げが一番の給食のご馳走だったこと。
2クラス対抗でずっと負け続けていた球技大会で、ボクらのクラスが6年生の最後の試合で勝ったこと。
球技大会の練習をしていた浜で死体を見つけたこと。
そして、今回連絡がつかず、消息の分からない子たちの行方をあれこれ探ったり。
今はみんなすっかりおじいちゃん、おばあちゃんになりつつありますが、懐かしさにほっこりします。
みんなそれぞれに48年の歴史を刻んで今に至ります。定年を迎え、子供たちも独立、孫持ちも多くいます。大病したものものもいましたが、みんな元気です。
写真撮影で前列しゃがんで、中列が中腰で撮ろうとしたら、みんなしゃがんだり、中腰が辛いと文句を言って、結局、全員立って階段の上から撮りました。
誰かが「70歳のときにまた集まろう」と言うと、「それやと生きてへんかも」と誰かが返す。
じゃあ次回は65歳で。
再会を誓いました。