12月6日


モロッコからスペインへ。



下の写真は、タンジェのフェリーの待合室。

ここへ来る手前で出国審査を通らなくてはならない。


多少の問題は覚悟していたのに、特に何も聞かれず、

すんなり通過。


あんなに心配することなかった。

金属探知機もビービーみんな鳴りまくっているのに

特にチェックもしない。

いいのかなー、こんないい加減で。

『冬季』世界一周旅行日記-港


フェリーは、一時間以上遅れて出発

結構、早くに乗り込んだせいか、最前列の一番眺めのいい席に座れた。


所要、約1時間。

段々と、スペインの陸がはっきりしてくる。


途中、20匹くらい背びれを水面から出した群れが、向かってくる。

もしかして・・・


一匹が飛んだ。

イルカだ。(たぶん)

まさか、こんなところで遭遇するとは。


でも、船首スレスレまで突っ込んでたから、何匹か衝突したんじゃないか?

『冬季』世界一周旅行日記-フェリー


8カ国目、スペイン入国。



この日のうちに、なんとかグラナダまで行きたかった。

12月6日はスペインの休日ということもあって、

長距離バスの運行が少ない。


本当は、途中に別の町に立ち寄ったりしたかったが、

そんな余裕もなくなり、バスと電車を乗り継いで8時過ぎにグラナダへ

たどり着いた。

『冬季』世界一周旅行日記-とある駅

ローカル線の為か途中で乗り降りする人はあまりいない。



中心部へ行き、今日の宿探し。

モロッコで意外とすんなり見つけられたことから、

甘く見ていたのが間違いだった。


1件目、満室。

200室以上もある大きなホテルだから、満室になることはないだろうと思っていたのに。


気を取り直して、2件目・・・満室。

3件目・・・満室。


ここで、やっと事の重大さに気が付く。

今日6日は、祝日。そして、明後日8日も祝日。間の7日も休みにして、

スペインでは3連休になっているらしい。


時間は既に9時。

一瞬、野宿が頭をよぎりながらも、手当たり次第、探す。


4件目、5件目、6件目、7件目・・・


10件くらいまわっただろうか。

やっと、ジュニアスイートなら空いているというホテルがあった。

175ユーロ。

想定していた約3倍の金額だ。


この際、仕方ないか・・・と渋っていると、1人用の部屋なら1室あるが、

ということで部屋を見せてもらうと、ベットはダブルだし、まあまあ広いし

全然問題ない。
ここは、90ユーロ、決めた。


2泊目、3泊目も運良く100ユーロの部屋が空いていたので、

少々高くつくが、ここに3泊することにした。



後で、見たら、ガイドブックにも載っている

「パラシオ・デ・ロス・ナバス」というホテル。

『冬季』世界一周旅行日記-グラナダホテル1


16世紀の建物を改装し、中もモダンで清潔感のあるホテル。

ラウンジから上層まで吹き抜けになっており、開放感も抜群。

『冬季』世界一周旅行日記-グラナダホテル2


『冬季』世界一周旅行日記-グラナダホテル3


市内の中心部にあり、まわりに飲食店も多いので、立地は最高。

この旅で、泊まってきた中でも最上位クラスのホテルだ。



荷物を置き、ご飯がてら、街ブラ。

スペインはシエスタ(長い昼休み?)があるので夜は遅くまで賑やかだ。



途中、女性ばかりのデモ行進に出くわす。


憲法の日という祝日だからか、女性の権利を主張するデモなのだろうと

勝手に予想。

でも、歌いながら踊りながら、楽しそうなデモだった。


後で、ホテルの人に聞いても「ホリディだから」と明確な回答は得られず。

『冬季』世界一周旅行日記-街中

無計画の旅も、ヒヤヒヤものである。

フェズを後にして、モロッコの港町、タンジェへ電車で向かう。


12月5日、旅をはじめて、ちょうど1ヶ月だ。

出発前に、ちゃんと回りきれるか心配だった、モロッコも

もう最終に入った。


当初、この日のうちに、海を渡って、スペインに入ってしまおうかとも

考えたが、ガイドブックなどに、飛行機でモロッコに入って、船で出国する

日本人が、出国審査でとめられると書いてあり、体験談にも、

別室に連れて行かれて、質問され、時間がかかったともあったので、

到着時間も踏まえ、タンジェで一泊することに。



フェリー乗り場の近くで、宿を何件かまわり、一泊250DH(約3,000円)の宿に決定。


60年くらい前にオープンした老舗。

踊り場ごとに休めるスペースがある、ちょっとおもしろいつくり。

『冬季』世界一周旅行日記-タンジェ・ホテル


せっかくなので、街も探索。


海の玄関口、ヨーロッパとの境ということもあって、

街並みは、どこかヨーロッパに近い。

そして、ビールも多くの店で出していた。

モロッコで初めてビールを飲めた。

『冬季』世界一周旅行日記-タンジェ街


モロッコ、楽しかったなぁと思いつつ、

またしても暖房のない部屋で、凍えながら就寝。

世界一、複雑な迷路の街、フェズ・エル・バリ。


タイル装飾のブー・ジュルード門から入っていく。

『冬季』世界一周旅行日記-門

マラケシュで細い路地を体験しているので、その

少し大きい版ぐらいにしか思っていなかった。


だから、ちょっと細道も探検してみようかなと思っていたら、

そんなに甘いものじゃなかった。


2つあるメインの比較的広い道でさえ、地図を見ながらでも

どこにいるのか、わからなくなる。


こんなときの為にと持っていた、コンパスも何ら役に立ちそうにない。


メインの道はこんなカンジ。

『冬季』世界一周旅行日記-路地1

途中にある、横道。


道幅は極端に細くなり、どこにつながるのかさえ、見当もつかない。

結局最後まで、覗き込む程度に終わった。

『冬季』世界一周旅行日記-路地2


吊るしてある肉を欲しそうに見上げる猫。

思いっきり首を長くしていた。

『冬季』世界一周旅行日記-猫


迷路のような街並みの他にも、建物の装飾にも

目を惹かれる。


わかりにくいが、アーチの上は全部細かく掘り込んである。

『冬季』世界一周旅行日記-門


ほぼ、偶然に近い形で、行きたかった、革染色職人街のタンネリへ。
辺りには、何とも言えない、動物のにおいがたちこめる。


これは、苦手な人も多いだろう。


何十もの桶の中で、機械を使わず、手作業で染めていく。


『冬季』世界一周旅行日記-革染

上から見ると、こんなカンジ。

これでも、右側の桶が、2,30個画面に入りきらない。


奥の白い桶は、革をやわらかくしているところ。

『冬季』世界一周旅行日記-革染2

これだけ桶があるが、染める色は全部で7色だということ。



実は、この日は、金曜日で、店がほとんど休みの日だった。

人通りも少なく、だから迷いやすかったのかもしれない。


開いている店が少ないので少々物足りなかったが、

革染色職人街は、ガラガラでゆっくり鑑賞できた。

『冬季』世界一周旅行日記-広場


上の写真は、一番の繁華街とのことらしいが、

この日は、一番印象に残らない場所だった。


(広場だったので、なんとなく写真を撮り、後でガイドブックで、繁華街だと知る)



かなり歩いたのと、迷路だったこともあって、相当疲れた。

観光客が通る道しか通らなかったのに・・・


次に来る機会があれば、もっと冒険してみたいと思った。