プランの改良と今使ってるレシピについて | 花梨の遊戯王一人語り

花梨の遊戯王一人語り

遊戯王について、主に彼岸について語っていきます
気分で他のデッキも触れます

1.はじめに

一つ前の記事で書いたプランを試している内に弱いところ、強いところが色々見付かったので改良していました

というわけで利点・欠点から解決・到達したレシピまでを記しておきま



2.利点と欠点

前回のレシピを使っていて弱いと感じたところは《サタンクロース》でした

サタンは確かに返しで強いのですがいささかピンポイントすぎて役割が多く持てず、無くても展開を返せるが故に手札で浮いてしまうことが散見されました

また、その数少ない役割に置いても他のもっと役割の多いカードで代用できるのでは無いかという感覚を受けました


微妙だと感じたのはメイン後攻選択というプランについてです

【EM】の先行展開はモンスターだけ見れば確かに【彼岸】なら返しやすいのですが、リザードロー・ギタートル等の不確定ドローによる手札誘発やバックの存在がネックになります

そのため後攻選択をしている時は「○○を持って(伏せて)いなければ勝てる」というような結果論的裏目の発生し得る状況になることが頻繁にあり、勝率の限界が浅いのでは無いかと思いました

また、【帝】【彼岸】のミラー戦等相手に先行を譲ること自体がマイナスとなる試合も多く、こちらでも勝率限界の浅さを感じました


逆に強いと感じたのは《No.20 蟻岩土ブリリアント》が絡んだ動きと、《シャドール・ドラゴン》《アーティファクトの神智》《アーティファクト・デスサイズ》のセットの2点でした


ブリリアントについては《電子光虫-コアベージ》《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》の両者共に解決力があり、実際にこれらのカードだから解決できた盤面も少なくありませんでした

特にコアベージは【EM】戦でダイナスターを解決できたり、ミラーでは守備のダンテ、ベアトを飛ばせます

ベアトに対しては何かでベアトの効果を予め使わせておけばベアト+ダークロウというような布陣でも、ベアトにコアベージ効果を使ってそのまま《迅雷の騎士 ガイアドラグーン》になることで隣のダークロウが殴れるという異常なまでの解決力を誇っています


レディジャスティスも守備複数の盤面に強く、【EM】のPモンスター複数守備耐久のような動きを許しません

またダイナスター+マジェスター(+α)を飛ばしたことも多くあり、かなり使いやすく感じました

そして両者共に仕事が終わったらアージェントの素材になることができ、無駄がありません


ドラゴン神智デスサイズのセットはとりわけ強く感じました

やはり【彼岸】のバックは神が意識されやすく、神智やデスサイズをベアトの後ろに1枚だけ構えておくと相手が割ってくれることも多くありました

またデスサイズを素引きしてもベアトでドラゴン落としてベアトの突破をほぼ封じられ、そのままデスサイズの打点を活かしての2キルという場面もありました

やはりベアト+デスサイズ+ベアトから作ったもう一個のベアト=25+22+25=72なのでバルバリッチャ含めればこれだけで8000なのが大きかったです

【帝】に対してほとんど意味が無い代わりに【EM】とミラーに対しては効果絶大で、是非とも続投したいと思いました


そして、ドラゴン神智デスサイズセットを使っていてこれなら【EM】の6枚の展開を1枚で止めるカードになり得るなと感じたこと、後攻選択用だったサタンが弱かったこと、メイン後攻選択というプランは限界があるように思えたこと、アージェントは先行選択だとより強くなることなどから総合的に考えて、先行選択のプランに変えた方がいいと考えました



3.デッキレシピ

メインデッキ  :41枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ  :15枚

【 モンスター 】29
アーティファクト-デスサイズ ×2
シャドール・ドラゴン
増殖するG ×3
彼岸の悪鬼 アリキーノ
彼岸の悪鬼 ガトルホッグ ×3
彼岸の悪鬼 グラバースニッチ ×3
彼岸の悪鬼 スカラマリオン ×3
彼岸の悪鬼 バルバリッチャ
彼岸の悪鬼 ファーファレル
彼岸の悪鬼 ラビキャント
浮幽さくら ×3
魔界発現世行きデスガイド ×3
SRタケトンボーグ
SRベイゴマックス ×3

【 魔法 】1
RUM-アージェント・カオス・フォース

【 罠 】11
アーティファクトの神智 ×3
神の宣告
神の警告
神の通告 ×3
魔封じの芳香 ×3

【 エクストラ 】15
幻影騎士団ブレイクソード
彼岸の旅人 ダンテ ×2
超量機獣グランパルス
No.20 蟻岩土ブリリアント
電子光虫-コアベージ
永遠の淑女 ベアトリーチェ ×2
CNo.73 激瀧瀑神アビス・スープラ
No.21 氷結のレディ・ジャスティス
迅雷の騎士ガイアドラグーン
CX 風紀大宮司サイモン
彼岸の詩人 ウェルギリウス
爆竜剣士イグニスターP
彼岸の巡礼者 ダンテ ×1

【サイドデッキ】15
アーティファクト-デスサイズ
アーティファクト-ロンギヌス
ドロール&ロックバード ×3
飛翔するG
ツインツイスター ×2
ブラック・ホール
ライトニング・ボルテックス
皆既日蝕の書
死のデッキ破壊ウイルス ×2
王宮の鉄壁 ×2



4.解説


全体のプランを先行選択に置き換えています

使ってみて特に強かったドラゴン-神智-デスサイズセットを展開封じの軸としてベアトの生存率を上げることで、そこから繋がるブリリアントが絡んだルート、アージェント等をより有効に使うことが基本です


神をフル投入することで神を最大限意識させ、神智-デスサイズの神警戒を逆手に取った強みをより活かせます


ドラゴン-神智-デスサイズのセットはメインなら1:3:2安定だと思っています

ドラゴンを素引き問題から1に押さえたい都合上、素引きデスサイズは1枚までしか出せません

沈溺入れて割る選択もありますが、デスサイズを一番使いたいのはこちら先行時は相手の後攻1ターン目、後攻時は相手の先行2ターン目で、そのタイミングで沈溺を用意するのは【彼岸】は苦手なので採用していません

逆に【EM】相手のサイチェン以降はデスサイズ3枚目を投入します

【EM】がオーソドックスな【彼岸】に勝つならバック除去を積むのが一番効率的で、私の構築もバック0型では無い上に神/魔封じガン積みで、ダンテの落ちまで考慮すれば相手にもそれが分かるので積むしか無いと思います

例えば、これでベアト1伏せ誘発無しという普段ならサイクで壊滅のある場が、サイクを撃てばデスサイズで死ぬ可能性があり、温存すると神が怖いという結果論的裏目を相手に抱えさせることのできる場になります

これの強いところは分かっていてもプレイングレベルでは対処しにくい問題というところだと思っていて、後撃ちしようが先撃ちしようが両ケアでちまちま展開しようが全てに大きな裏目があり得ます

まぁそんな感じでドラゴン-神智-デスサイズセットでちょっとした心理戦ができるので使ってて楽しいです


デッキとしての欠点を挙げておくと、目下のところ【帝】【インフェルノイド】がやっぱりきついです

この辺りを今後なんとかしていきたいですね



5.まとめ

上でも挙げましたが使ってて楽しいデッキになったと思います

好きなデッキで勝てればギミックの楽しさはわりと度外視するタイプではありますが、同時に全部得られるならそれに越したことはないと思います

では、また次回