【2024年夏の7泊8日北欧旅行 概要】
⭕️ヘルシンキで2泊←今回ブログでは、こちら
⭕️タリンクシリヤラインで1泊(船中泊)
⭕️ストックホルムで2泊
ヘルシンキ2日目の朝。
あぁ、ぐっすり寝た。芯から寝た。
そしてお腹がすいた。
にて紹介したホテルのベーカリーにて朝ご飯。
美味しい朝食でお腹を満たしたら、
ホテル前の公園(オールドチャーチパークというのだそう)を散策。
緑の間を吹き渡る風も心地よい。
近所には老舗カフェ・エクベリカフェもある。
(今回は利用しなかったけれど、次回はぜひ行きたい!)
さて。今日は一日ゆっくりとヘルシンキ滞在。
家族で相談して、昨日行かなかったところへ散策しよう、ということに。
ストックマンデパートを通り過ぎた頃、街頭にはテレビ局のクルーが立っていた。
そして目があった。
聞くと、「yle(日本のNHKのような公共放送局)ですが、海外からの旅行者にインタビューしてるんですけど、今、少しお時間いいですか?(英語)」
※ヘルシンキでは、ほとんどの人と英語でコミュニケーションが取れた。
日本なら、私たちはそういうインタビューを受けないけれど、何せ、今は非日常。
はい、喜んで…ではないか!
これって「YOUは何しに日本へ?」のフィンランドバージョンじゃない⁈
フィンランドに来た目的や、フィンランドの魅力やホテルはどうやって探した?…などなどを質問される。
そして、インタビューが終わり、逆に私たちからテレビ局クルーへ質問をしてみる。
「フィンランド人は、なぜ世界で最も幸福度が高いと言われているのですか?」と。
直球の質問にクルー達が顔を合わせて少々苦笑いをした後、しばらくして…次のような回答が。
「それって、Low Expectationsだからじゃないかな。暗くて寒い冬の後の、今の夏の太陽の季節、その太陽の光にも幸せを感じるし」
と言うテレビ局クルーの1人。
キーワードは、Low Expectationsかしら。
私なりに解釈すると、いい意味での欲のなさ、なのかしら。素朴な幸せ度といっても、いいかもしれない。もっともっと…ではなくて、地に足のついた心地よさとか心の豊かさとか、自分の内側からの充足感が幸せ度につながってるのかな…とも思う。
そして気がついた。
街を歩いていると、せかせか歩いている人なんてほとんどいない。
あくまで私の個人的な印象だけれど、穏やかでリラックスしている人が多いような気がする。そして目があったら微笑むという文化は素敵✨✨
(日本では人と目があったらそらすけど)
多文化の欧米では当たり前のことなんだけれど。
その後、お昼前に、ヘルシンキ中央駅ほど近くのオーディー(ヘルシンキ中央図書館)へ向かう。
館内には、いろんな形の椅子やソファーがあったりして、みんな思い思いの場所でくつろいでいる。
このリラックス感がすごく居心地良い。
もしかしたら、フィンランドの人は、自分なりのくつろぎ方を身につけている人の割合が高いのかもしれない。
小腹が減ってきたところで、昼ご飯はどうしましょう。
そんなとき頼りになるのは、ストックマンデパート。
8階にフードホールがあるので、そちらで食べることにする。
(美味しかったフィッシュ&チップス、ペンネパスタ)
そして、再びくつろぎを求めて、ホテルへ一次帰宅。
そんなときに気軽にホテルに戻れる、って本当に便利。
私はホテルにて、念願のフィンランドでのサウナ体験。
(夫と娘は、ホテル前の公園で遊ぶ。)
ホテル内のサウナでも、フィンランド人と少し会話をする。
印象的だった内容は、
「幸福度は世界でトップクラスと言われているけれど、いつも幸せを感じて生きているのではなくて、強いて言えばストレスが少ないかな。休暇はきちんと取れるし、残業もあまりないし。身近に自然はあるし、通勤時間も短いし、こうしてサウナ入るのも好きだし。」
というもの。
もしかすると私が考えている幸福よりも、フィンランドでのそれは、シンプルかつナチュラル、そして大多数の日本人と比べて、他人の目を過度に気にしていない人が多いのかもしれない。
一方で。
自分を振り返ってみると、日本では忙しい日々と言ってはいるけれど、こうして(休暇を取れて)旅行に行けているではないか✨
そして、いつもの日常の中にも、ティータイムや読書など、小さな楽しみを満たせているではないか。
幸福度の秘密を探しに北欧に来たというのに、もうすでに私は充分幸せだったのだということに、はたと気づき、思わず涙…。
夕食は、再びストックマンで買い出し。
ホテルの部屋に戻る前に、今朝食べておいしかったベリージャムの銘柄を聞こうと、ホテルのセントジョージベーカリーで尋ねると、
「これは市販のものじゃなくて、お店特製のもので、スーパーでは買えないよ。でもちょっと待ってて!」
…と言われ、よくわからないまま待っていると、なんとベリージャムもりんごジャムも少しずつおすそ分けしてもらったのでした。
(晩ご飯は、日本から持参したどん兵衛(笑)、デパ地下で買ったトマトやデリ、パン、そして先ほどいただいたジャムを❤️)
ヘルシンキでは、どこでもいろんな人に親切にされて、これまで頑張ってきた日々へのご褒美のような時間✨と、うるうる…。
ありがとう。キートス。
今日も早く寝よう。
おやすみなさい。
忙しくても 泣いていても 笑っていても
いつも心に「ゆたかさ」をちりばめて。
~Nakari〜