おうち塾の算数講師かれんです
SAPIXに通塾中で、家庭教師を併用されているご家庭はとても多いのではないかと思います。
そこで今回は、SAPIX生の効果的で効率的な家庭教師の使い方をお伝えしようと思います。
私はこれまでSAPIX生(小3~小4)を何人か家庭教師で担当してきましたが、
全員
一番下のクラスから上がれない!
というお子様でした。
その家庭教師の依頼内容は
その週新しく配られたテキストをみてほしい
テスト前にはテスト対策をしてほしい
というものでした。
当時、所属の家庭教師の身だった私は、ご家庭に指示されたようにしかお子様のお勉強を見ておりませんでしたが、
最近、この家庭教師の使い方がもったいないな
と感じるようになりました。
個人でやっている今なら、勉強の効率や効果を考えて、
こうしたらどうかな?
という勉強のやり方も提案して家庭教師します
それでは、これまでの依頼内容のもったいないと感じる部分を踏まえ、家庭教師の効果的で効率的な使い方の一例を提案させていただきます!
その週新しく配られたテキストをみてほしい
その週のテキストをみる
ということはつまり、
宿題を一緒にやってほしい
ということでした。
家庭教師の時間は1時間〜1時間半程度です。
この限られたわずかな時間を、お子様1人でも本来は解ける問題まで家庭教師が付き合う
というのがまず1つ目にもったいない
と感じる部分です。
そもそもお子様が家庭学習を1人でできないから家庭教師を側においてやらせよう
ということなのでしょうが、
そこは頑張って、最初の1ページでもいいのでやりましょう。
今は小3、4だから仕方ないとお考えかもしれませんが、家庭学習を1人でできない状態で小5、6になるんですか?
事前に宿題を進めておいてもらい、その中で分からないところを解説したり、プラスアルファで類題を解かせたりする
というのがやはり効率的な家庭教師の使い方です!
だって、宿題を一緒にやっているだけなら、1人で宿題に取り組んでいる子たちとやっている問題、量は同じですので、差をつけられませんよね?
できない問題にフォーカスして克服するためにも、できる問題は済ませておくようにしましょう。
テスト前にはテスト対策をしてほしい
上記のように、毎週の家庭教師では、その週の宿題のテキストをこなすのに精一杯な状況です。
その状態で、テスト前には約1ヶ月分を遡っておさらいするのですが、お子様はもちろん1ヶ月も前のテキストの内容なんて、ぽろぽろと忘れております。
これは定着度合いが低く、非効率な勉強法の結果です
改善策としては、毎週の家庭教師では、その週のテキストだけではなく、少し前のテキストもやると良いと思います。
(その時間を確保するためにも、その週のテキストのできる問題は事前に終わらせておくんですよ!)
サピックスの算数の授業の流れは、
1週目 B授業(新しい単元を習う)
2週目 A授業(前の週の復習)+B授業(新しい単元)
の繰り返しです。
ここに、家庭教師を組み込むのであれば、
3週目 1週目、2週目でよく間違えた問題、苦手だった内容を家庭教師で3回目の確認
とすると、他の人たちよりも1周多く学習することができ、定着度が上がり効果的です。
また、このサイクルを使いますと、テスト前に慌てて1ヶ月分も遡る必要がなくなり、効率的です。
まとめ
結論、家庭教師を効果的•効率的に使うには、
1人でできる問題は事前に済ませておく
これに限ります。
通塾に加えて、お金をさらに出して家庭教師を雇うのであれば、効果的•効率的に使えると良いですよね◎
それに、成績を上げるためには、家庭教師を雇えばいいという話ではなく、家庭教師のいない1人の勉強時間も頑張らなくてはなりません。
家庭教師が直接指導しない時間の勉強まで含めたサポートをしていきますので、ご興味のある方はぜひご依頼ください!
