華麗の空~小難しい本のナルホド書評 -5ページ目

ハヤブサ消防団〜いよいよドラマ最終回!

【石井ぜんじ】グレートセブンゲームズ〜濃密ゲーム論

アーケードゲーム(ゲーセン)に思い入れが深いわけでもないがゲームの話は好きなので読んでみた。グラディウスの項で「スプライト」という言葉が出てきたので、「伝説のアーケードゲームを支えた技術」にて技術用語を補足する。昔のゲームは開発秘話、当時の社会状況など知るのは本当に楽しいが、一方でいまプレーしてみても操作性悪くて(というか自分がせっかちになってて)手が止まる。でも音楽は変わらずに楽しめるから、ゲーム音楽って偉大。
ゲーム話は色々とチェックしているつもりだが、チュンソフト中村光一さんのゲーム論を読んでみたいこの頃。いつか出ませんかねぇ(希望)

遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継

ガラケーの頃に「ゲーム作ろう」と思い立つも入口で留まったまま令和も5年。Switchで手軽にゲームプログラミング可能になり、いよいよ作り時だと書棚から「遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継」を取り出す。本に挿まる補充注文カードには「税5%」。買ってから読み始めるのに随分と時間が経った。「どんなゲーム性だとストレスを感じてしまうか?」を中心に参考にする。ガラケーの歴史も面白い。

面積パズルが面白い〜頭の中で計算

さいきん、面積パズルにハマる。
地道に数式を立てて解くのではなく、比を使って面積を求める。四角形に加えて円の面積問題もあり、中学受験に頻出のものもある。

ちょっとしたスキマ5分で楽しめるのでオススメ。ちなみに「面積迷路」と「面積パズル」の2冊買ってみたが、面積迷路の方がやりごたえあるかな(^^)





シヤ・コリシ自伝〜①ラグビーW杯フランス大会開幕!

ラグビーW杯フランス大会の開幕日に「シヤ・コリシ自伝」を読み始める。
冒頭。2019W杯日本大会決勝戦、ラシー・エラスムスヘッドコーチの言葉。
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だが、ワールドカップの決勝は別物だ。そこでは、何ひとつ後悔は許されない。ここですべてを出しきれなかったら、これまでの人生すべてを無駄にすることになる。
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ラインアウトを失ったら、すぐに立ち上がってタックルしろ。タックルをミスしたら、すぐに立ち上がってつぎのクリーンアウトに行け。ハイボールの処理をミスしたら、すぐに次のプレーに移れ。自分のミスを悔やむことは許されない。ミスが気になるのはただのうぬぼれ、エゴの問題だ。それでは力を発揮できない。今日大事なのは、自分のことじゃない。
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最後の一言が最高にカッコいい。今大会も期待。


本書はシヤ・コリシ選手の自伝であり、怠惰や危険と隣り合わせな青少年時代を赤裸々に語っている。ラグビー選手として頭角を現している時でさえ、街へ繰り出す誘惑に負けそのうえ強盗被害にあって翌日の試合出場の機会を失ったりしている。

日本の大学ラグビー界、大麻や暴力などなかなか根絶しない問題であるが、講習を受けるのとセットで、本書「シヤ・コリシ自伝」を全員読んだら良いのではと思う。