華麗の空~小難しい本のナルホド書評
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藤田晋:勝負眼~自分で立ち上げたサービスは自分が一番使い倒す姿勢。

藤田晋「勝負眼」よむ。

藤田さんのリーダとしての姿勢がいい。各案件を担当者に任せたら、口出しせず黙って見守る。黒字化に苦戦していても責めたりはしないが、ただ担当者のサービスへの取り組み方が甘いと話は別。アメーバブログを立ち上げたとき、藤田さんは社長として毎日アメブロに日記をアップし、あらゆる機能を試して使い倒していた。軌道に乗せようと責任者と話をすると、担当者はふだん別のブログサービスを使っていた。自分が推進しているサービスを使っていなかったのだ。結果、担当をチェンジした。

本書は仕事の取り組み方の参考になる一冊。

 

 

 

人の財布:読者自身が謎を解く!

清涼院流水:社会人英語部の衝撃~TOEIC900点集団への記録:2026現代はアプリとAIか

さいきん清涼院流水さんがSNSで飯野賢治さんとの思い出を語っており、飯野賢治さん好きの私には最高の連投であった。森博嗣さんのメフィスト賞デビューエピソードも面白く、毎回文章量多めで投稿してくれるのありがたし。

 

はるかむかし清涼院流水「全日本じゃんけんトーナメント」を読んだが、ちょうど飯野賢治「スーパーヒットゲーム学」と同じ頃だったかもしれない。それはさておき、その清涼院さんがTOEIC本「社会人英語部の衝撃」を出していると知り読む。

「TOEICテスト300点集団から900点集団へ」という副題がついているが、特別な魔法はない。

TOEIC公式の問題集を徹底的に不明点なくなるまで反復してやり込む、それだけである。その勉強には、耳慣れない発音は聴き取れなくて当たり前だから発音をしっかり意識する等々も含まれる。

ポイントは、1日2時間3時間を捻出して継続すること、これに尽きる。社会人が毎日継続する、これが難しい。

そのために、英語部という部活に参加することで、継続を維持する。英語部の特別セミナーで得点アップなのではなく、自らの継続の結果、英語力が伸びていくのである。

大事なことは、部活という集団といえど、人と比べないことである。過去の自分からの伸び率だけを気にする。

 

本書は2014年の本で、スマホとAI進化の2026年は様変わりしている。TOEICアプリは多数あるし、動画サイトでリスニングを聞きまくることも可能だ。なんなら翻訳アプリも進んでいるのでTOEIC受験の必要も薄まっているかもしれない。

 

余談。清涼院流水さんは神探偵イエス・キリストシリーズも出している。

面白そうではあるけれど、まだ岩下壮一神父の「カトリックの信仰」を中座状態ゆえ、まずはそちらからかな。

 

 

 

 

 

ルポ マンション麻雀~バブル期から脈々と続く超高レート賭博の実態

まったく麻雀に強くないが阿佐田哲也の麻雀小説群が好きで角川文庫版は一通り読んだ。

本書「ルポ マンション麻雀」は超高レート卓を囲む実体験記である。

マンション麻雀とは「警察に営業届を出していない」麻雀卓とのことで、そのルポルタージュを出して大丈夫なのか?と心配になるが問題ないから出版されているのだろう。内容は面白い。

余談、はるか昔に友達4人で高田馬場の雀荘へ。黒シャツ着て感覚で打つ私と違い、考えながら打つ友人はやはり強かった。

 

 

 

大木賢一:「平成の天皇家」と「令和の天皇家」二つの家族はなぜ衝突したのか

本書はよくよく読むと、平成の天皇家の何が問題だったのかが分かる書き方になっている。

おススメです。

 

 

谷沢永一:男冥利~明治大正昭和の運を感知する自分物列伝

定期的に谷沢永一さんの要素を取り込みたく書棚の「男冥利」を読む。

まえがきにあるように、冥利や冥加という言葉には男だけでなく女もある。本書は男冥利に尽きる人物列伝である。

谷沢さんの人物紹介はもっと関連書籍を読みたくなる楽しさがある。

広瀬武夫、原敬、渋澤栄一、滝田樗陰、菊池寛、関一etc

なかでも大阪市長・関一さんに関しては今後深く知りたくて、アレコレとチェック中。

谷沢さんが子供のころ天王寺公園近くに建っている池上四郎の銅像を見て「あの人、何しはったん」と聞くと、

お母様は「関さん、招(よ)んできはってん」と。関一を大阪市に招聘したことが功績であると大阪市民は思っている。

それが面白い。

 

さて。本書では中央公論の滝田樗陰(ちょいん)や文藝春秋の菊池寛の冥利を紹介しているが、

これらは明治中頃から大正・昭和の話である。この時期に、雑誌が月に10万部以上発行されている事実。

戦前を軍国主義と言うのは簡単だが、これだけ文藝が華やいでいた時代でもあったことを知るのも人生を豊かにするのではと。

 

 

 

 

 

 

JAL、サブちゃんを観て、航空無線ハンドブックを買う。

2026年1月、Youtubeで「JAL、サブチャンネルはじめました。」にハマる。

ローソンコラボのプレミアムロールケーキは買えてないけれど、日々過去動画を漁る。

CA、パイロット、整備士、グランドハンドリング、マラソンと観ていたらおススメに航空管制のチャンネルが出てき、

気が付けば航空無線を聴く日々。まだ無線レシーバ購入には至っていないが、Web上でもLIVE無線が楽しめるサイコー。

実際の交信記録が載っているのでハンドブックを買う。

 

 

 

 

 

ドイツミステリ:17の鍵、19号室を続けて読むけども

マルク・ラーベ「17の鍵」を読む。冒頭に殺人が起きるスタイルで、サイコパス感のある始まりに期待大。

数日かけて読み、記憶が新しいうちにと「19号室」を。このシリーズは章立てが細かく、そこを区切りにチマチマと。

5日くらい経ってふと「17の鍵のオチ(犯人)って何(誰)だったっけ?」と振り返るも全く思い出せず。

うむ、ほかに読みたい本が結構あるので、これ(19号室)はいったん置いておこう。

 

 

 

 

 

 

田宮模型をつくった人々〜模型の聖地静岡

「田宮模型をつくった人々」を読み返す。
前著「田宮模型の仕事」は学生の頃、駅前の書店で棚に1冊置いてあるのをたまたま見つけた。のち文庫も買い、オンラインストアで英語版も取り寄せる。田宮俊作社長(当時)のサイン入り。

ものすごいリスクを取って会社を発展させてきた歴史が分かる。滝博士のエピソードもオススメ。 

 

 



鉄道ダイヤ回復の技術:運行管理システムの進歩と駅係員のホーム捌き

本書は平成22年刊行でもう15年以上経過しており、運行管理システムはより進歩していると思われる。

「回復の技術」がテーマで、ダイヤ図の読み取りがちょっと難しかった(自分の理解不足)。

ITシステムを活用してダイヤを組み替えたりするのだが、駅係員は状況を正確に把握し、乗客に聞かれたら適切に応対しなければならず、係員の情報整理力はすごいなと。

 

余談、さいきん航空無線にハマっており、運行管理の実際を見たり聴いたりは楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

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