2024年4月28日「電車で空手」って、何年ぶりだろう…? | 空手日記

空手日記

王道流空手道 佐藤塾での稽古の記録です。

前回の「電車で空手」は“コロナ”前(本当はまだただ中にいるんだけど)だから、3年?4年?もうずっと前のことに思える。未明の布団の中で目覚ましをセットして、切って、またセットして、結局自分で起きて風呂を追い焚き。風呂から出ると妻が起きてくる。「朝食は7時でいい?」「もう、今(6時半)作ってほしい」


「そう言えば、あの頃は毎回恵比寿で途中下車して讃岐うどん食べてたなぁ。毎回必ず『かけ小』に天ぷらトッピングして、はぜ天とか」…懐かしすぎる!


7時20分に妻の運転で家を出る。大船駅のホームは「ゴールデンウィーク」らしく大きな荷物を持った旅行者らしき人々で抱いていたイメージより混んでいる。前から2両目まで歩き何とか座ることができた。家から持ってきた新聞を縦長に畳んで読み始めるが、ここのところ(心境も含めて)から記録に残そうとこうして日記を書き始めた。まもなく川崎。


川崎から南武線。立川までいくつもいくつも駅に止まって、1時間くらいかかる。ま、ゆっくり新聞を読みます。


一つ、興味深い記事に触れた。「奈良教育大付属小学校で“不適切”な授業」というもの。最近流行ったドラマのパロディーかと思ったら、そうでもなかった。「書写の授業で長年毛筆を使ってこなかった」「道徳を“教科”としてでなく、全校集会でのみ取り扱った」「教科書を使わないで授業を行っている」…これらのことが「学習指導要領に違反し『不適切』である」と。


実は僕自身が入学した中学は、愛知教育大学付属岡崎中学校。当時公立中学の男子は「丸刈り」が強制されていたのに、この学校にはそれはなかった。なぜか愛知県岡崎市の公立中学にはサッカー部がなかったが、ここにはあった。中1の時、数学の先生が英語を担当し、おかげで初めて英語を学んだ僕はひどい発音を身につけるハメになった。他にも美術の先生が音楽を担当したり、けっこうユルい感じだった印象がある。それでいて勉強というか成績にはうるさくて、毎回のテストでクラス順位と学年順位が出て、結構プレッシャーだった。もっとも、毎回250人中100番から150番くらいだった僕は、マイペースでいられたけど。


たからどうなんだ?と問われると、この奈良の小学校の授業、全然問題ないと思う。先生方が「子供たちのために良い」と判断して行っていることは正しいと思う。


9時前に立川駅着。ここは以前毎週日曜日に朝昼利用していたので何か懐かしい。トイレを使わせていただき北口から外に出る。新道場に徒歩で行くのは初めてなので、Google mapsで確かめる。まるで真夏のような強い日差し。準備運動のつもりで1キロあまりの道を早歩きで進むと見慣れた道場の看板が見える。


「押忍」と入ると徳昭塾長が来られていた。「先週は勝浦行ってくださってありがとうございます」…実は(週刊実話)岩崎先輩と話し合って「勝浦道場の宿舎の壊れているとこをとりあえず見て、直せるものなら直そうれということになっていた。


絵(かい)くんという2年生の塾生と一緒に稽古をした。一見おとなしそうだったがしっかり声が出ていたし、後ろ回し蹴りはとてもキレキレでびっくりした。


お昼をご馳走になった後、道場内と宿舎周辺の色々な不用品をトラックに詰め込んで捨てるばっかりにした。その後宿舎の水回りを点検して「思ったより悪くない。続きは次回に」ということで終了となった…ということがあつた。(帰りは「混まないうちに」と出たはずなのに半端ない渋滞にあって、それが今回電車で空手に行った動機でもある)


10時の稽古開始までに高田先輩、金谷先輩、少年部の男の子、親子空手のママと男の子が2組、見学(体験)の男の子が2人(双子?)と集う。


「今日はパンチの練習たくさんやりますから」の言葉通り、基本稽古、移動稽古、自然体のパンチ、ステップを組み合わせてのパンチ、パンチと受けの攻防を何種類も行う。全身から汗が吹き出す。気持ちいい!金谷先輩とママ2人とそれぞれパンチを受け流しながら時々攻撃する。続いて徳昭塾長が高田先輩と僕のパンチを受けてくださる。スイスイ受け流されてどんどん息が上がる。「スタミナ、大事です!」と徳昭塾長。周りの人たちも大きな声で応援してくれる。そしてすぐに高田先輩との組手(軽いもの)…でもつい力が入って“ウグ!”のような声が出る。ここまでで稽古は終了。普段使わない色々な筋肉が刺激されて気持ちいい。


「(みんなに向かって)実は最近誕生日だったので、みんなにアイスご馳走するから帰らないで待っててね」と告げ、通りの反対のコンビニに走る。目についた「ガリガリくん」を2種類全部で13本買い、みんなに配った。親子空手の人たちには去年もご馳走した記憶がある。一年はあっという間ということと、みんなずいぶん上手くなったなという二つの感慨がある。


食べ終わりみんなからお礼を言われながら道場を出る。朝歩いた時に気になった九州ラーメンのお店に寄ろうと思っていたのに、立川駅行のバスが来たので思わず乗ってしまった。結局空腹のまま帰路に着いた。