武道上達法研究会|新大阪・川崎で沖縄空手指導

武道上達法研究会|新大阪・川崎で沖縄空手指導

型や約束組手にとどまらない「使える心道流空手を教授する」ことをミッションと考えています。

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私の空手歴は大学でのフルコン空手同好会からはじまる。


私にとって最初の空手師範は正道会館館長でのちにK-1を興す石井和義先生だった。当時から非常に頭脳明晰指導上手な方だった。沖縄空手はフルコンと術理がことなり、指導をそのまま流用はできないが「納得させて、具体的にわかりやすく」という当会の指導方針はフルコン時代に習得したものかもしれない。

 

クラブの日常の空手指導は先輩たちが行うのだが月に1-2度は石井館長が大学まで来られて直接部員を指導された。クラブの先輩たちの指導には?マークがつくものも少なくなかったが石井館長の指導では日常感じていた疑問が氷解することが少なくなかった。また、動作についての指摘も具体的でわかりやすい。高校の時の教師は部活顧問と比較し「さすがプロの指導は違う!」と思ったものだった(後年プロでも指導下手はいくらでもいることは知ったが)。

 

私が正道会館(当時 正道館)に所属した期間は1年少し。クラブの有力OBが石井館長と対立し、クラブごと脱会した。その後は卒業までOBが事実上師範となったのだが指導は石井館長と雲泥の差で大いに失望したことを覚えている。

 

 

 

 

武術、武道に限らず指導を受けるものに「しっかり私の技を盗むんだ!」といった指導しかしない指導者もいるようだ。

 

昨今はYouTubeなどで達人(自称も含め)の技術を簡単に視聴できる。それに対して批評をすることを好まれる方も少なくない。明らかなインチキ技術は私でもわかるが自他ともに認めるレベルの方の演武については「凄いことはわかるが、本当の凄さや、どうやったら自分のものにできるのかはわからない」としか言えない。実際手取り、足取り教わっても師匠の域に達しないケースがほとんどではないだろうか(一部の天才を例外として)。

 

残念ながら師匠の技を見て、「技を盗んで自分のものにした!」と言ったケースでは

①単なる勘違い

②見て盗まれる程度の技術

であることが少なくない。

 

古流の稽古生、特に初心者の方々には「師匠の技を盗もう、などと考えないこと。もし先生が「技は盗むものなのだ!」と言っておられる場合は、そこを辞し、技術を丁寧に教えてくれる先生を探したほうが確実」というのが助言になろうか。

 

今回の記事は上原清吉先生のお弟子さんのブログが参考になりました。

 

 

白川竜次氏に関してはpv稼ぎにコラボ動画上げまくるYouTube 達人といった程度の理解だったが上の動画で認識変わった。多くの実戦武術家がためらう自由攻防の実証を映像で示したことは評価されてしかるべきと思う。 

 

達人系武術が今一つ説得力に欠けるのは自由に攻撃してくる相手への対処が実証されるケースが少ないこと。「実戦とスパーリングや試合とは違うのだ」と言われればそれまでだが何をもって実戦とするか、についても定義はややこしい。ガザやウクライナに義勇兵として参戦すれば本当の実戦が経験できるだろう。 

 

素人相手でも全力攻撃されれば演武会のように美しく制圧するのは難しい。ましてノッコン氏のように体幹鍛えた巨体が相手の場合、制するにはこちらが

①同等のパワーがある 

②なんらかの条件付け(道着着用など)を行う

③本物の達人

のいずれかがないと難しいのではないか。


多くの達人系武術家の戦闘力が低いのはフルパワー、フルスピード(もしくはそれに近い)での攻防経験が少ないこと。簡単な理由である。


 

「骨法の極意」堀辺正史著 1988年
 

 
たまたまタイムラインに流れてきたマイク・タイソンのトレーニング風景に釘付け。
 
昔、誰かがタイソンのフットワークをボクシングのテクニックというよりスラム街で身につけた喧嘩術だと評していたな、と思いだしてみたら「喧嘩芸骨法」の堀辺正史師範だった。
 
当時はよくわからなかったが今見ると確かにタイソンのフットワークは足というより腰、体幹で移動しており、膝や足首のバネを多用していないように思える(あくまでボクシング未経験の私の感想)。
 
膝や足首のバネを利用するな、とは当会でも指導する。同様の指導をする古流は少なくないように思う。欠点として、術理的には正しくとも対人でのスピード、軽快さが出しにくいケースが多く組手で活用するのが難しいこと。
 
タイソンはリング上でも本当の実戦でも活用できていたのだろう。やはり天才だったと思う。
 
 
 

 

(上ポストは3月のワークショップからのものです)

 

5月 上京してのワークショップを行います。

5月11日(土)、 午後6時半ー9時
5月12日(日)、   午前9時半ー正午


神奈川県川崎市(武蔵小杉駅、元住吉駅もより)にて稽古会を行います。

経験不問。

入会前提でなく、武道全体に共通する体の使い方等の稽古となります。セミナー感覚で参加ください。

 

型を知りたい、自身の所属する道場の稽古パターンに疑問がある、真面目に稽古しているのに突きの威力が増さない、など参加される方の動機はさまざま。質問等あれば遠慮なくどうぞ。

東京稽古会はセミナー的な開催となっており、一度どのようなものか経験したい、というような動機で参加される方も歓迎です。空手以外の流派、中国拳法、合気道などを稽古されている方も参加されています。


問い合わせは以下のいずれでも結構です。

 

1)Eメール jyoutatsuhou@gmail.com  

2)X(ツイッター) https://twitter.com/jyoutatsu  のDM

3)ホームページの問い合わせボックス 

 


費用 - 1コマ 3000円(体験参加の場合)
場所 - 川崎市国際交流センター
服装等 - 運動できる服装であればなんでもかまいません

 

内容 ー 武術的体幹トレーニング

     脱力した打撃の「効き」について指導

     型「サンチン」の指導(希望者のみ)

               など

 

稽古内容に希望(型の順序を中心にしてほしい、柔法的なトレーニングを中心にしたい、など)があれば極力要望に沿うように稽古カリキュラムを設定しますので遠慮なく問合せください。

 

* 稽古風景を撮影します。顔出し不可の場合は申し出てください。