菊栄親睦会は昭和天皇のご意向により、戦前からの「皇族親睦会」を改称してスタートした。
天皇、皇后両陛下、成人の内廷皇族が名誉会員
その他成年皇族及び旧宮家当主夫妻、結婚で皇籍を離れた内親王、女王夫妻が会員
慶事に合わせて「大会」が定期的に行われる
大会幹事は旧宮家当主などが交代で務める
旧宮家が皇籍離脱した一か月後の11月15日に当時の内廷庁舎(現宮内庁庁舎の一部)
で第一回目が開催された
平成時代にも平成26年までにほぼ5年に一度のペースで開催された
令和もコロナ終息後に行われる予定
宮中祭祀にも皇籍離脱時に皇族だった方について大祭や崩御された天皇の式年祭参列に
招かれている
明治以降の皇族方の墓所である豊岡墓地には旧宮家の方々が約20名埋葬されており
平成31年に74歳で亡くなった旧皇族の東久邇信彦様も埋葬された
本年、令和3年度に行われた政府の皇位継承に関する有識者会議では
「旧宮家の方々は長い歴史の中で皇族でずっといらした」櫻井よしこ氏
「旧宮家に関しては外からの強制で離脱となったわけだから、それ以前に降下された
方と同じに扱うことはできない」新田均氏
「旧宮家男系男子子孫は皇室典範にある『皇統に属する男系の男子』に該当する」八木秀次氏
「旧宮家男系子孫は潜在的に皇位継承権をもっている」百地章氏
「女系容認論者は男系とか女系の一貫性の部分はわかっていない」曽根香奈子氏
「旧宮家復籍はこれまでの伝統に整合的」綿矢りさ氏
「旧宮家復籍は皇統の安定継承のため、また悠仁親王殿下のご相談相手確保のためにも
すぐにでも行うべき」半井小絵氏
「旧宮家の皇籍離脱はまだたったの70年、復籍すべき」田中智子氏
という旧宮家の皇籍復帰に関し肯定的な意見が多数見られた。
(以上、「日本の息吹」令和3年12月号、十一宮家物語、宮田修一氏の文章より
抜粋編集させていただきました)