カラサワの演劇ブログ

演劇関係の雑記、観劇記録、制作日記、その他訃報等。観劇日記は基本辛口。これは自戒とするためでもあります。
Twitterでも演劇のこと、おりおりつぶやきます。
カラサワ@cxp02120


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稽古、小さい方の稽古場。出席人数も稽古場の広さにパラレルして(?)少なく、必然的に代演々々となる。とはいえ、人数が少ないということは、同一シーンを繰り返し繰り返し稽古できるということで、いいチャンスでもある。

 

まだいまいち安定していない立花さんの役のところを、何度かやってもらう。相手役(代演)を取り替えたりして、いろいろ試す。みんな今回のキャストは器用で、代役とはいえあれこれ取り替えたりして、稽古場が笑いに包まれる。

 

そのうちこれが面白くなって、本役の立花さんも変えて、代役×代役でやってみた。大橋くんバージョン、神上さんバージョン。相手役も塩ちゃん休みなので代役。意味がないじゃないか、と思えるかもしれないが、こうすることで本役の人が客観的に自分の役の“見え方”を知ることができる。実際、そのあともう一回本役でやってみたら、立花さん、ぐんとよくなっていた。

 

立花さんを以前の日記で怒鳴りつけたと書いたが、これは彼の癖である、徹底した丁寧さ、親しみによる儀礼の省略ということが出来ない性格に起因するもので、実際につきあうとイラつかされることが多いが(笑)、キャラクターとしては実に実に面白い。今回の役はそのキャラクター性を舞台の上に再現させた、究極のバーチャル演出。

 

この、フィクションと現実の境目のなさが小劇場の最大の魅力だと思う。現実のあのキャラが、こういう設定の、こういう状況のときにいたらどうなるかという思考実験。

 

 

上が代役、下が本役。相手役の我那ちゃんも代役。

 

だから、私はその舞台設定をできるだけ“現実”に寄せて作ることを好む。これまでの作品でも、レストランの片隅、六畳間のオンボロ部屋、大学の守衛室など一見なんの変哲もない空間に設定することがほとんど。その平凡な場所が、登場人物たちの行動で、非日常的空間に変貌するのが好きなのである。

 

その平凡な場所に、考えと行動が非日常なキャラクターが登場する。3人の女性を妻にしていたり、死体の腹の中からダイヤを取り出そうとしていたり。そいつらが繰り広げるドラマが、目の前の平凡な空間を非日常的異世界へと変貌させ、観ている人たちを“そちら側”にいつの間にか連れて行ってしまう、というシチュエーションが最高である。

 

この日常から非日常への変貌(メタモルフォーゼ)、その非日常的世界への拉致(アブダクション)、そしてそこでの非日常的出来事への順応(アダプテーション)、これが私の小劇場演劇における目標。今回の『ペットハウス』、果たして上記3つを達成できるか? 

 

稽古後の飲みも寂しく男3人(大橋、立花、私)だったが、これがいや、盛り上がった。今回の作品について、それから、いろいろ噂のある某劇団の話とか某々劇団の話とか某々々劇団の……(笑)。

 

☆唐沢俊一ユニット“b”12月公演『ペットハウス』12月6日(水)〜10日(日)於参宮橋トランスミッション。ただいま予約受付中!

http://stage.corich.jp/stage/87722

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