2023年年間と12月の振り返り | 宇宙とブラックホールのQ&A

宇宙とブラックホールのQ&A

2019年6月6日にYahoo!ブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

 恒例によりこのブログの12月ひと月と2023年年間の実績を振り返ります。 

 

 

  1.2023年12月と2023年の掲載記事の数とその分類

 

 最初に、ブログの月別記事掲載数を過去4年と対比した表でみておきます。

 ∖月 1  2  3  4  5  6   7  8  9 10 11 12  計 

 2023 22 14 17 17 18 11   8 18 14 14 12 15 180

 2022 20 18 21 21 22 21 21 20 18 20 18 22 242

 2021 24 20 21 18 19 16 20 17 15 20 20 20 230

 2020 20 25 22 19 20  7 21 21 20 20 19 23 237

 2019 25 25 23 19 16 2/12 8 14 5  8 18 25 200

 (注) 2019年6月の / は、Yahoo!ブログからAmebloに移行した時点。

 

 12月は15件で、下げた目標値を一応達成。

 年間では180件ですが、前年2022年の242件と比べると、雲泥の差があります。

 約3/4と極端に落ちましたね。

 原因については別稿で触れます。

 

 改めて書いておきますが、今後は月15件、年間150件を目標とすることにします。

 

 12月の記事をテーマ別にみると、多い順に次の通りです。

  テーマ         記事数 

 年間まとめ          6

 書評             3

 科学ニュース           2

 数学             1

 文学、芸術、音楽       1

 国際比較,試験-検定,一家に1枚  1

 ブログ            1 

 計              15

 

 「年末まとめ」6件は、読売、朝日、産経の科学記事年間まとめと「ネイチャー今年の10人」、読売の日本・海外10大ニュースです。

 これは順調に投稿できたのですが、その前がかなり空いてしまったのがダメでしたね。

 

 「書評」3件は、連載『地球規模の気象学』です。

 未完で、この後ロスビー波について紹介する予定です。

 

 「科学ニュース」2件は、「うるう秒廃止へ」とアストロアーツの引用に解説を加えたものです。

 

 「数学」1件は、「対称性の高いニアミス立体の新たな表記法の提案1」です。

 原稿はいったん最後まで書いたのですが、続きのアップが滞っています。

 間違いが見つかったというわけではなく、より改善すべき点が見つかったためで、現在、計算作業を行っています。

 「提案1」も投稿し直すことになると思いますが、この記事を削除すると12月の投稿数が14件に落ちるのでどうしようかな・・・

 

 「文学、芸術、音楽」1件は、「映画評『ゴジラ-1.0』など」です。

 

 「国際比較,試験-検定,一家に1枚」1件は、「PISA2022」です。

 

 「ブログ」1件は「2023年11月の振り返り」です。

 

 次に、2023年年間のテーマ別です。

 前年と対比する形で見ていきます。

              2023年 2022年 

 科学ニュース         66   99

 文学、芸術、音楽       23   37

 数学             19   25

 論理と言語          18   14

 書評             14   28

 将棋             10   11

 年末まとめ          9    5

 国際比較,試験-検定,一家に1枚 7     5

 ブラックホール・重力波    0    1

 時間論            0    1

 天文・物理・その他自然科学  0    1 

 合 計           180  242

 

 大どころの「科学ニュース」、「文学、芸術、音楽」、「数学」、「書評」はいずれも6~7割に減っています。

 「科学ニュース」、「文学、芸術、音楽」、「書評」を頑張らなくていけないのでしょうね。

 わずかに増えたのが、「論理と言語」、「年末まとめ」ですが、「年末まとめ」は掲載時期のずれで変動しているだけで、実質的な数は変わっていません。

 「論理と言語」はそろそろ書くネタがなくなってきました。

 

 

  2.アクセス数と訪問者数

 

 2023年12月のアクセス数と訪問者数の中央値を示します。

 平均値は分析に使わないので、掲載を取り止めています。(手もとに数字はあります。)

 

  訪問者数、アクセス数の中央値

 年 \月  01  02  03  04  05  06  07 08  09  10  11  12 

 23訪問者数 105 78.5 60 61 62 65.5 63 55  52  63  64 146

 アクセス数 135 100.5 82 77.5 85  84 76 77 71.5 83 82 166  

 22訪問者数 120 86.5 72 77  89 88.5 83 76 71.5 79 85.5 95

 アクセス数 158 117.5 95 97 116 118.5 110 97 94 103 111.5 118 

 21訪問者数 50 53  48  54  70  72  69  60  53  74  98 103

 アクセス数 67 68  62  72  89 97.5 89 79 68.5 101 129 139

 (注) 中央値は整数か半奇数をとる。

 

 訪問者数146件、アクセス数166件で、最高記録更新です。(2024/1/5訂正。元は12/31が含まれず、147.5件、169件。論旨に影響なし)

 平均値でみると2021年10月が相変わらず最高なのですが、このときは特定の記事へのアクセスによるものだったのに対し、今回はアクセス記事が分散しています。

 

 2023年は、11月まで前年同月と比べて下がり続けていたのですが、12月に爆発というのは理解できません。

 証拠はないのですが、機械的なアクセスつまりAIによる文例収集を疑っています。

 もしそうであれば一時的なものにすぎないので、喜ぶことはできません。

 人間読者に読んでいただきたいのですが、人間はAIの書いたものを読み、AIはそのネタを探すという構図になっているのでしょうかね?

 

 

  3.記事別アクセス数

 

 次は、2023年12月の記事別アクセス数です。

 月ごとの日数の変動の影響を受けないようにするため、Amebloアクセス解析の期間のうち「30日間」をとっています。

 12月は、12/2(土)~12/31(日)です。

 

  記事別アクセス数上位(12/2~12/31、アクセス数10以上)

 順位   記事名           アクセス数 

 1 冬の洗濯物から湯気が出る話      323

 2 セーラームーンと惑星の名前      165

 3 △ブラックホールの密度は?       81

 4 △黒体放射って何のこと?        69

 5 88星座の覚え方1            58

 6 KAGRAは失敗?             56

 7 有限体再び F8とF9           46

 8 将棋界と囲碁界の比較1          40

 9 『和算小説のたのしみ』         40

 10 映画評『ゴジラ-1.0』など       39*

 11 将棋界と囲碁界の比較2         27

 12 PISA2022               22*

 13 超準解析入門の入門1           21

 14 天体の重力収縮とビリアル定理      18

 15 △光のドップラー効果って音と同じなの?1 18

 16 88星座の覚え方2            17

 17 IUT理論でフェルマーの最終定理を証明  16

 18 『数理論理学』5            16

 19 平面ユークリッド幾何学の等長変換    16

 20 『日本語の発音はどう変わってきたか』4 14

 21 科学・環境2023年ニュース回顧(朝日)  13*

 22 連星系とロッシュローブの話       13

 23 オイラーの多面体定理の証明       13

 24 本因坊戦格下げ:将棋と囲碁再考     13

 25 高次元の不思議             13

 26 超準解析入門の入門6          12

 27 △亜高速列車の車輪はどうなるの?1   12

 28 直線的時間と循環的時間:図形イメージ  12

 29 うるう秒廃止へ             12*

 30 ネイチャー今年の10人(2023)      12*

 31 太陽系は銀河系のもっとも内側で生まれた 11*

 32 △加速系からみた光速度は?       11

 33 漢詩「楓橋夜泊」            11

 34 2023年11月の振り返り         11*

 

 35 直観主義命題論理で成り立たない     11

   論理式とその証明1

 36 位相の続き3              11

 37 連結空間とホモトピーなど2       10

 38 最密充填構造について4         10

 39 超準解析入門の入門2          10

 40 超準解析入門の入門3          10

 41 超準解析入門の入門4          10

 42 赤方偏移、宇宙年齢、距離の表      10

 43 位相の初歩4              10

 44 超準解析入門の入門5          10

 45 連結空間とホモトピーなど1       10

 46 宇宙関係の英単語            10

 47 言語類型論からみた日本語の特徴など   10

 (注) *印は当月掲載した記事。

 

  アクセス数10以上の記事数など

  年  2022       2023

 . 月  9  10 11 12   1  2   3  4   5   6   7  8  9  10 11 12 

 記事数 48 50 56 53 56 42 30 41 49 44 43 42 43 42 42 47

 20以上 17 18 24 24 27 18 14 14 20 16 18 15 14 13 14 13

 30以上 11 11 12 14 17 13  9   9  12 11 13  9  8  10 10 10

 50以上 5  8  8  9  12   9  6  8   7   6   7   6  3   6   5  6

 100以上 3  3  5  5  7  5   3  4   3   4   2   1  1  1  2  2

 *印   9   4   7  2  6   7   7  8  11   9   6   6  5  3  4  7

 トップ 205 213 316 371 363 280 204 258 228 340 246 163 186 189 181 323

 (注) 「○○以上」とはアクセス数○○以上の記事数。

 *印はアクセス数10以上の当月掲載記事数。

 トップは1位のアクセス数。

 2023/7は、7/1~7/31の31日間の数値であるため、参考程度に見ていただきたい。

 

 10以上の記事数47は、5月の49以来です。

 全体のアクセス数が最高なのに人気記事はさほど増えていないのは、アクセス数1の記事が非常に多いためです。

 これが機械的アクセスを疑う理由です。

 

 トップ「冬の洗濯物から湯気が出る話」の323件は、2月の363件以来です。

 季節ネタですが、大勢の人間読者に読んでいただいている証拠なので、こちらは素直に喜べます。

 「セーラームーンと惑星の名前」は2023年5月から11月まで7か月トップを維持しましたが、12月は165件あっても2位に後退です。

 

 テーマで分類すると、

 数学            15件

 天文・物理・その他自然科学  9件

 科学ニュース         4件 *2件

 書評             3件

 将棋             3件

 相対論            2件

 年末まとめ          2件 *2件

 論理と言語          2件

 文学、芸術、音楽       2件 *1件

 宇宙論            1件

 ブラックホール・重力波       1件

 時間論            1件

 国際比較,試験-検定,一家に1枚 1件 *1件

 ブログ            1件 *1件  

   計           42件 *7件

 となります。(*印は当月掲載記事)

 

 各テーマ別にさらに分類すると、

 「数学」15件の内訳は、抽象数学11件、幾何4件となっています。

 抽象数学の内訳は「超準解析入門の入門」シリーズが1~6まで入っています。

 圏論がゼロというのが寂しいです。

 「天文・物理・その他自然科学」9件は、分類しにくいです。

 「科学ニュース」4件(*2件)は、物理2件(*1件)、天文1件(*1件)、数学1件です。

 「書評」3件は、『和算小説のたのしみ』、『数理論理学』5、『日本語の発音はどう変わってきたか』4です。

 「将棋」3件は、「将棋界と囲碁界の比較1、2」、「本因坊戦格下げ:将棋と囲碁再考」です。

 いずれも定番になっています。

 「相対論」2件は、どちらもQ&Aです。

 「年末まとめ」2件(*2件)は、「科学・環境2023年ニュース回顧(朝日)」*、「ネイチャー今年の10人(2023)」*です。

 「論理と言語」2件は、直観主義命題論理と「言語類型論からみた日本語の特徴など」です。

 「文学、芸術、音楽」2件(*1件)は、映画評*と漢詩です。

 「ブラックホール・重力波」1件は、「△ブラックホールの密度は?」です。

 「宇宙論」1件は、「赤方偏移、宇宙年齢、距離の表」です。この記事は改訂版を載せていて、そちらを見てほしいのだけど・・・

 「時間論」1件は、「直線的時間と循環的時間:図形イメージ」です。

 「国際比較,試験-検定,一家に1枚」1件*は、「PISA2022」*です。

 「ブログ」1件*は、「2023年11月の振り返り」*です。

 

 テーマとは別の分類(再掲)で、

 △で始まるQ&Aは5件あり、「相対論」3件、「天文・物理・その他自然科学」と「ブラックホール」各1件です。

 一覧記事はありません。

 

 

 ★ 能登の地震は、死傷者数、建物の倒壊、火災、津波、交通網とライフラインの寸断など徐々に被害の全貌が明らかになってきていますが、大地震と呼べる規模の大きさです。

 一方、今日夕方には羽田空港滑走路での航空機衝突事故も起きています。皇居の一般参賀も中止となりました。めでたくないことばかり起こった正月として記憶に残るでしょう。

 

 ★★ 今日のロジバン 不思議の国のアリス138

   .i na vajni mi fa lo du’u ma kau ca’a fasnu li’u»

  あたしはどっちだっていいわ!」

 vajni : 重要/大事だ,x1(物/事)は x2(人/事)にとって x3(性質/理由)に関して。-vaj-, -vai-

 ca’a : 実際にそうである。間制詞(様相)CAhA類

 fasnu : 事/出来事/事件/事象/現象だ,x1は;起こる/生じる/発生する,x1は

 li’u : 引用終了。lu で開かれた引用範囲を閉じる。終止詞LIhU類

 

 全体の主述語は {na vajni } で、そのx2が mi 、x1は抽象節 { lo du’u … fasnu } ですが項番明示 fa で後ろに置かれています。

 先頭の項が長いのはバランス悪く感じられるからでしょう。

 抽象節内の ma は、原文ではwhich となっています。英語の疑問詞 what と which はロジバンでは区別なく ma と訳されるのですね。

 ca’a 「実際に」は、選択肢の両方に含まれていた da’i 「仮に」と対比しているのだと思います。

 出典は、

 lo selfri be la .alis. bei bu'u la selmacygu'e (lojban.org)