毎年テレビでカルガモの親子の引っ越しが報道されますが、実は私も今日出会いました。
気付くと、カルガモの母親とヒナが7、8羽、目の前を歩いていたのです。
もちろんとっても可愛いとは思ったのですが、一体どこに行くのかが気になりました。
水場を目指しているはずですが、近所には水場はないからです。
眺めているうちに、児童遊園を横断し、歩道を少し進んだのちに、4車線の車道を渡り始めました。
車に引かれるかという心配をよそに、何とか中央分離帯にたどり着いたまでは良かったのですが、カルガモのお母さんが飛び上がった分離帯に、ヒナたちは頑張っても上がれなかったのです。
分離帯のコンクリの方がヒナたちの背丈より高いのですから、無理もありません。
私以外の見物人はみな女性で助けに行くことは無理そうだったので、信号が赤になって車が来ないのを見計らって、私がヒナたちを助けに行きました。
捕まえて中央分離帯上の母親のよこに置くわけです。
ただ、ヒナたちは人間を怖がって逃げまどいます。
私も途中で気付いたのですが、片手に買い物バッグ(エコ)をもっていたためにバッグをもっていないほうの手しか使えず(わず)、一度に一羽しか捕まえられません(中途半端な覚悟でした)。
そうこうしている間に、生協の配達員らしき男性も協力してくれて、何とかほぼ全員反対側まで横断させることができました。
私の関与はそこまでです。
その後、車に引かれなかったか、犬・猫・カラスに襲われなかったか、水場にたどり着けたのか、ヒナたちの体力がもったのか、心配のタネは尽きませんが、心配しても仕方ないことです。
親切な人たちの助けを借りて、親子とも最終的に水場までたどり着けたことを願っています。