活動銀河核(AGN)の有力説に反論 | 宇宙とブラックホールのQ&A

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2019年6月6日にYahoo!ブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

アストロアーツの1月6日付記事です。
元はハッブル宇宙望遠鏡ですが、英語を読むのはめんどくさいので(^^;
http://www.astroarts.co.jp/news/2011/01/06agn/index-j.shtml

・活動銀河の中心核が光るわけは? 有力説に反論
>ドイツの研究機関を中心としたチームが、活動銀河核の発生メカニズムについて現在有力とされる「銀河同士の衝突による活発化」説に異を唱える研究結果を発表した。10人の「銀河鑑定人」達の画像判定によるものだ。

>1.およそ140個の活動銀河の画像をピックアップし、光っている中心核の部分を隠した上で、1200個の非活動銀河の画像とまぜる(画像参照)
>2.8機関に所属する10人の専門家が画像を目で確認し、衝突を経験した銀河かそうでないかを判定する。衝突を経験した銀河はゆがんだ形状をしている。

>この結果、衝突銀河であることと活動銀河であることの確率的な因果関係は見られず、調査対象となった活動銀河のうち少なくとも75%が、衝突以外の違うメカニズムによって生まれたと思われるということだ。その他の考えられるメカニズムとしては、棒渦巻銀河の中心の棒構造の崩壊や、巨大分子雲の衝突、あるいは他の銀河がそばをかすめる際の重力作用(「銀河ハラスメント」と呼ばれる)などが挙げられる。

ウーム。
ほぼ定説かと思ってたんですが。

銀河とわれわれ人間では時間スケールが7桁くらい違うので、なかなか「現場」を見ることはできないんですよね。

それにしても、こんな方法で反論されてしまうというのはねぇ。

まあ、今後の更なる研究に期待しましょう。


★ やたら寒い日が続きますが、皆さまお元気でしょうか。
シリウスがギラギラ輝くと、その分寒さが降ってくるような気がします。

★★ 活動銀河核(AGN)については常識だと思って、引用しませんでしたが、ご存じない方はアストロアーツの記事の最初の方に書いてあります。
やっぱり常識ではないかな~(^^;