1日目は無事終了。
今回は伝統工芸ブースでの出展で、かなりゆったりしたスペースでした。
今回も、クリマの記念に栗根付をたくさんお買い求めいただけました。

骨董市やヤフオクで根付をよく見る人なら、必ず見たことがある意匠だと思います。
型を使ってのコピー品ではなく、明らかに「同じデザインで大量に彫られた」鹿角根付です。
明治時代あたりに、輸出用に大量生産されたものではないかと思います。(あくまで素人判断ですが)
ところがこの根付、正確な意匠名、「なにを彫ったものなのか」が謎です。
ヤフオクの出品や骨董屋のサイトを見ても
「韃靼人」
「南蛮人」
「旅人」
「孟宗」
等々、これといった決め手がありません。
見た目通り、
「笠をかぶって荷物を背負った老人」
とでも呼ぶのがいいのかもしれません。
いつ頃どこの誰がこの意匠の根付を作り始めたのか、わかる人がいたら教えてほしいものです。
久しぶりに、自作根付のご紹介です。
何度か私の作品を買っていただいた常連さんからの
「骨彫り(鹿角細工のことをこう言われることもあるようです)で」
「なにか可愛い動物を」
「紐が胴体を貫いているのは、殺しているようだから×」
といったリクエストに応えて作成した、半オーダー品の兎です。
↓タイトルの通り、眼はべっ甲を削りだして象嵌しました

「もう少し小さい方が良かった」というご指摘はいただきましたが、12月のクリエーターズマーケットで購入していただけました。
普段は古根付のように染付をして古びた感じの仕上げをしているのですが、女性向けのアクセサリーのように、ピカピカに磨いた綺麗なイメージで仕上げました。
本来の根付とは違って、カバンなどから提げて使うことを前提としたつくりなので、この場合厳密には「提げ物」と呼ぶべきだと思いますが、あえて根付と書かせていただいています。

私は今年の2月から通い始めたのですが、つくづく、
根付を売っているお店が少なくなっています。
根付を扱っている店でも、煙草入れの方が多かったりとか。
安価な中国製や、鹿角に少し模様を彫ったぐらいのものは
ちょこちょこ見かけますが、さすがにもうそういったものでは
満足できません。
よく聞く話では、
「根付を扱いたいけど、物が無い」
「あっても良いのは明治時代の」
等々。
他の大きな骨董市では根付専門店も多いので、
大須骨董市では、根付は
「たまたま掘り出し物が見つかればもうけもの」
と割り切っています。
↑本日の戦利品より
象牙のパイプ(喫煙具)とべっ甲の櫛。
パイプは喫煙者である兄に頼まれたもので、
櫛は根付の材料です。
動物の目の象嵌用なのですが、厚みがあるので、
なにか小さい細工物が作れるかも。