謎の鹿角人物根付 | 富昭堂

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とある小説が
きっかけで
根付にハマり、
放置していた
ブログを
根付ブログに
改装しました。


いつもは記事タイトルに根付の作品名も入れているのですが、今回は「謎」です。

まずは、根付の写真を見ていただきましょう。





骨董市やヤフオクで根付をよく見る人なら、必ず見たことがある意匠だと思います。
型を使ってのコピー品ではなく、明らかに「同じデザインで大量に彫られた」鹿角根付です。
明治時代あたりに、輸出用に大量生産されたものではないかと思います。(あくまで素人判断ですが)

ところがこの根付、正確な意匠名、「なにを彫ったものなのか」が謎です。
ヤフオクの出品や骨董屋のサイトを見ても
「韃靼人」
「南蛮人」
「旅人」
「孟宗」
等々、これといった決め手がありません。
見た目通り、
「笠をかぶって荷物を背負った老人」
とでも呼ぶのがいいのかもしれません。

いつ頃どこの誰がこの意匠の根付を作り始めたのか、わかる人がいたら教えてほしいものです。