なぜ、ダグラスの痛みは治ったのか?
ダグラスに変化が生まれます。
パッチとともに美しい夕焼けを見ている時に
ダグラスの脳は、痛みを確認することをやめてしまいます。
そして、夕焼けの感動とパッチと共に過ごす時間の中で
「安らぎ」と「(パッチとの)心のつながり
」を感じます。
そして、ダグラスはその瞬間に学びます。
「自分は、治っても良いのだ!!
」
辛い身体症状を長年持つ方の思考の特徴として
「この痛みは自分への罰である。」
と考えてしまう人がいます。
本当は違います。
しかし、そうでも考えないと脳の中で痛みに対しての
納得ができなくなってしまうのです。
おそらくダグラスも同じだったと思います。
しかし、パッチに出会うことで、ダグラスは自分の痛みが永遠ではないことを知り、初めて自分も治って良いのだ
と許可を出せたのです。
(脳疲労の観点からの推察です)
パッチの視点
もう1つ忘れてはならないのは、パッチの視点です。
もし、ダグラスが一人で美しい夕陽を見たとして、彼の痛みは治ったのでしょうか?
パッチは、ダグラスにこう尋ねました。
「夕陽を見ている間、君は痛みを感じていたかい?」
この問いを受けてダグラスは痛みが消えていることに気づきます。
もし、この問いがなければ、ダグラスは痛みが消えていたことに気づくことはなかったでしょう。
なぜ、パッチはダグラスにそう言ったのか?
・・・続く