痛みの原因は身体だけではない?
身体の痛みの原因は
決して身体のみにあるのではない
と確信したお話です
なぜ、ダグラスの痛みが治ったのか?
20年以上考え続けながら
私はクライアントと向き合っています。
今の私なりの答えを以下に記します。
なぜ、ダグラスの痛みは治らないままだったのか?
脳には本来、慢性的な痛みを緩和するためのホルモンがあります。
幼い頃に転倒して膝を擦りむいた時に、痛くて泣いていると母親の
「いたいの、いたいのとんでけー!!」
だけで、大丈夫な気がしてまた遊び出す。
まだ傷は癒えていないのに。
そんな経験はみなさんにもあると思います。
この時に、痛みを緩和させるホルモンが出ています。
このホルモンはオキシトシンといいます。
母親が授乳する時に分泌されることで有名です。
また、別名「ハグホルモン」と言われ、
「安らぎ」や「心のつながり」を感じた時に分泌されます。
しかし、あまりにも強い痛みや辛い思いが続くと
オキシトシンが分泌されなくなります。
また、慢性的な身体の不調に悩んでいる人の多くは、常に自分の身体の不具合を探し続けてしまいます。
その期間が長いと、痛みの存在をいつも探して痛みを見つけると心の中で安心してしまいます。
「ほら、やっぱり痛い。今日もこの痛みは続く
。どうせ私は治らない
。」
身体は私たちの思った通りになります。
望んでいようがいまいが、
思った通りになるのです。
ダグラスは西洋医学の医師に
「この病気は治らない」
とずっと言われ続け、自分でも痛みを確認し続けていたのです。
(脳疲労の観点からの推察です)
・・・続く