骨粗鬆症や椎間板ヘルニアに多い症状、股関節痛の特徴とは? | 体の悩み解決ブログ

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高齢者に多いと言われる骨粗鬆症の患者さんがどんどん若年化している、と言われています。20歳代で起こるものを若年性骨粗鬆症と呼び、若いうちは症状が出なくても、ダイエットを積み重ねている女性はかなり確率の高い予備軍です。またこの病気で最も怖い症状が、急激な圧迫による骨折です。普段から重いものを持っているわけでもないのに、疲れなどから骨の粗鬆状態が進み、ほとんど骨ではないように脆くも崩れてしまう、恐ろしい病気です。骨をいたわるためにはカルシウムの補給が不可欠です。他には運動不足や姿勢の悪化にも気をつけなければなりません。


ダイエットなどで無理をしている方に多いのが、股関節痛です。女性の骨粗鬆症では特に多い症状ですが、足の付け根の部分あたりに痛みが起こります。股関節は負担が常に大きくて痛みやすい部位です。また股関節痛といえば、骨粗鬆症に併発する可能性の高い病気である、椎間板ヘルニアでも初期によく出る症状です。椎間板ヘルニアの場合は大腿神経痛として起こります。つまり股関節そのものが原因ではなく、ヘルニアの圧迫による神経症状です。足の付け根のうちでも後ろ側、または臀部から太腿にかけた広い範囲で痛みが起こり、動作痛の場合は一定の安静でも解消しますが、坐骨神経痛がひどいようなヘルニアの場合はなかなか軽快しません。腰痛や下肢痛などもあり、おまけに股関節の痛みをカバーするためにどうしても身体が歪んでくると、歩くこともままなりません。歩きにくかったり、痺れなどもある場合は、ヘルニアと思ってぼぼ間違いありませんので、早めの病院での診察が必要です。


またヘルニアで股関節が痛む原因として、もともと骨が歪んでいる場合が考えられます。股関節の開閉動作をする場合に左右差がある場合、開きやすい方の足に坐骨神経痛が起こりやすい、とも言われています。股関節の他には骨盤の歪みや、上肢の歪みも考えられます。上肢の場合は臍が真ん中にない、と気付いたら要注意です。骨が歪んで起こる病気とも言えますので、普段からケアが必要ですが、整体などで調整してもらい、それに追加して日常生活でのストレッチや姿勢のケアなどしている方は多いようです。


骨粗鬆症や椎間板ヘルニアの他には、関節自体の使いすぎ、つまり疲労骨折や、事故による外傷、まよりひどい痛みの場合はリウマチの可能性もあります。若い頃に外傷を持っているのに、慢性化に気付かない場合も多いようです。


股関節の痛みはこのように沢山の原因が考えられます。また腰痛やヘルニアなどがある場合、ウォーキングなどのリハビリを多用する方が多くなりますが、股関節をカバーするためには、まず充分に足首を柔軟にし、クッション性の高い靴を選ぶなどの対策が必要になります。まずは病院で的確な問診を含めた診察を受け、それぞれの症状に合わせたトレーニングを考えるのが大切です。