特に春は肌トラブルが増える時期でもあります。
季節に関係なく、一時的に不安定な状態にあるお肌のことをゆらぎ肌と言います。
その名の通り、お肌がゆらいでいる状態で、一時的に肌荒れやニキビ、敏感肌、乾燥などの肌トラブルを引き起こしたり、化粧ノリが悪くなったりします。
ケアをしないままにしていると、お肌のバリア機能が低下し、シミやシワの原因となる事もあります。
春のゆらぎ肌の原因としては4つあります。
1.気温差と空気の乾燥
春は昼と夜の寒暖差も大きく、大きな気温の変化に御肌がついていけず、ゆらぎ肌を引き起こしやすくなります。
また、春にやってくる移動性の高気圧は乾いた空気を持っており、冬よりも気温が上がって空気中の水分が蒸発しやすくなるため、冬と同じレベルで空気が乾燥しやすい状態になります。
2.紫外線の急増
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3月頃から紫外線の量が急激に増え始めます。さらに、お肌のハリや弾力のもととなる細胞を破壊したり、メラトニンを増やしてシミの原因を作ったりする紫外線は、春が1年で最も強いとも言われています。
3.環境の変化によるストレス
生活の変化がストレスなどの原因により、ホルモンや自律神経を乱れさせ、ゆらぎ肌を引き起こすのです。
4.花粉による外部からの刺激
春には花粉の飛散量が増え、特に花粉症の方はアレルギー反応が起こるので、かゆみ、乾燥などの肌トラブルが起こります。
春のゆらぎ対策として最も大切なのは保湿です。
保湿がされていない状態だと、お肌に本来備わっているバリア機能が崩れてしまいます。
更に、バリア機能がが崩れると、お肌の新陳代謝であるターンオーバーの周期が短くなり、十分なバリア機能を持たない未熟な細胞が外界にさらされて、さらなる肌荒れを引き起こすという悪循環に陥ってしまいます。