高校生の話が盛り上がるなか、

一旦高杉氏のお話で骨休め(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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黄藤くんの所属する

開発研究部の困った新人が

メインのお話♪

この人のシリーズは

特に完結を目指さず、

今後思いついたときも

同タイトルで更新していく予定です( ゜ー゜)

 

 

なかなかの困ったさんなので、

心のゆとりがある場合に

ご覧いただければと思います^^;

 

 

 

 

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(☆開発研究部開発課のメンバー紹介

第1話第2話第3話第4話

第5話第6話第7話第8話

第9話第10話第11話はコチラです)

 

 

 

第10話では高校生にdisられ

第11話ではちびっこに

翻弄されてきた高杉氏。

(またある時は、

知らず知らずのうちに

吹っ飛ばされたりも……w)

 

そんな彼にも、

エリートとの出会いという

飛躍のチャンスが訪れたようです(゚∀゚)

 

 

 

 

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オリキャラ妄想

「エリート・高杉矜恃の苦悩 第12話」

 

 

 

「わあーっ!
今年もォ、黄藤さんの
一人勝ちですねェ豊島さん」
「ブレパくんとのコラボ動画で
新たな層の視聴者も
ゲットしたからねえ」

2月14日。
この日の開発課は
たくさんのチョコレートが
場所を取っていた。
しかもほぼ全て、
あのキツネ男の物だ……。



「午後の休憩時間に頂きましょう」
「今年ももらっちゃっていいの?」
「傷んでしまっては、贈って
くださった方に申し訳ないので」

黄藤はすました顔して、
届いたチョコレートを
大きな箱にまとめる。

(施しでもくれてやった
つもりか?畜生…)
今年も忌々しく思うが、
…あれはミーハー根性丸出しの
視聴者からもらった
薄っぺらいチョコレート。

…そうだ。
数よりも、熱量が重要だ。
昼休憩にでもなれば、
オレは女子社員に囲まれ
誰の本命チョコレートを
受け取るかという悩みに
直面する事になるだろう……。



やがて、昼休憩が訪れ。

(……キターーーーーー!)
後ろから肩を叩かれたオレは
意気揚々と振り返る。




…が。





「やあ高杉くん」
「――部長!?」

そこには微笑みを絶やさない
深水渉(ふかみ わたる)部長が
立っていた。


――しかも片手に、
老舗百貨店の袋を提げて。


「君、いつも社食を食べてるよな?
たまには一緒にどうだい?」
「は。はあ……」
誘われるがまま、
広い社員食堂まで歩いていくが、
オレの心は穏やかじゃなかった。

(まさか部長まで、
オレの事を――――!?)
入社してまもなく2年、
いままでそんな目で見られていたと
思うと複雑だが、
デキル男とは性別を問わず
惹きつけるものなのかもしれない。




と、自分に言い聞かせていたが、
食堂の席についたあと
すぐに取り越し苦労だと
いう事がわかった。

「いやあ…。秘書課の子が
各部署の部長に
配ってるらしくて。
私までおこぼれに
あずかってしまったよ」
「そうだったんですかァ!
いやー、よかったよかった」
「?」

ほっと胸をなでおろし、
カレーライスをかきこむ。
そして冷静に考えると、
部長に食事に誘われたという事は
懇意にされているという事。
すなわち、出世のチャンス
なのではないかと気づいた。



そんなオレの前に、
さらなるチャンスが訪れる。





「あ、いたいた!渉さーん!」
「…おおっ!賢吾じゃないか」
上質なスーツを身にまとう、
中年男が近づいてくる。

「こんな所で会うなんて、驚いたよ。
きょうは仕事かい?」
「ええ!今度経営学をテーマに
セミナーを開く事になりまして」

(ケンゴ…って。まさか!)
オレが愛読している
経済誌にも登場した

柔和な笑みを浮かべる男を
まじまじと見る。




―――森下賢吾(もりした けんご)。

ボストンにある
超有名な大学に留学し修士号を取得。
その後は1年研究所に勤め
金融機関の経営戦略チームに所属した。
高収入だったにもかかわらず、
次男の大病を機に
フリーランスのエコノミストに転身。
妻と交代で看病する傍らで
地道に論文を発表し続け、
次男の退院後、自宅生活が
軌道に乗ったタイミングで
教授の職に就いたという。
おまけに、
奥さんも超美人という噂だ。


(うわあ…これだよ!
オレが待っていた出会いは!)
波乱万丈な経歴ではあるが
この男はエリートだと
オレの血が騒いだ。



「はじめまして教授!
お目にかかれて光栄です」
オレは立ち上がり、頭を下げた。
「高杉くん、
賢吾の事を知っているのかい」
「ええ!経済誌でたびたび
お見かけしております」
「――ありがとうございます、
高杉さん」
2まわり近く年下のオレに対しても
敬語を使うなど、人格も素晴らしい。

 

「教授は、深水部長と
知り合いなんですかァ!??」
「はい。深水さんは
僕よりひとつ上の先輩で、
中・高とお世話になってました」
「一貫校の寮生活でねえ。
賢吾とは長い間同じ部屋だったから
家族のようなものなんだ」

恰幅のいい深水部長と比べ
やや細身の教授だが、
2人とも余裕のある、
大人の男という共通点があった。
そして2人とこの場に立つ、

このオレも……。


「賢吾はもうご飯食べたのかい?」
「いえ。これからです」
「ならちょうどいい。
――高杉くん。
彼を同席させてもいいかな」
「はい!喜んでッ」
 

 

(これは、バレンタインどころじゃないぞ)
真のエリートとお近づきに
なる事に成功し、

飛躍は近いと感じた。

 

 

 

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このランチ話は

第14話に続くのですが、

気分次第でツクシくん世代の

エピソードに戻るかも(^▽^;)

 

 

今回は、深水部長に続く

イケオジ登場!

しかも、あの高杉氏が認める

エリートで、イクメンときたっ(゚∀゚)

(密かに、深水部長と寮生活時代に

親密だった…という過去があれば

いいのにという願望がw)

 

 

 

 

来月開催のパチ氏の筋肉祭りでは

にょへ子のオリキャラ20代までを

集めて描きますが、

50代のオリキャラ男性も

まとめてみたいなあ♪

 

まあ、メンバーは

  • 深水部長
  • 森下教授
  • 菰野主任
  • 黄藤家の父・光一さん

 

の4人しかいないのですが^^;

女性も入れると、

  • ドクターホワイト・サイコさん
  • 黄藤家の母・真希子さん

の6人に!

 

 

 

ちなみに

  • 真希子さんのママ友・モッちゃん
  • ツクシくんの母・月子さん

は40代なので入れるか

迷いどころですね~

 

 

にょへ子得でしかない

完成図となりそうですが、

中年男性は特に経験浅いので

描いたら勉強になりそうっ(゚∀゚)

 

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)