クリーンレンジャー一周年記念の記事はコチラ☆

 

 

 

 

 

週が明け、さっそくブレ黄妄想更新(笑)

ここまで頻繁に更新しているのは

とても久しぶりな気が(*^▽^*)

 

…いや、土曜に公開した

七夕落書きの記事は

日曜日に更新予定だったのです!

七夕を日曜だと思い切り勘違いしており、

第三話公開後に一日空けて~って

考えてました(笑)

…そして土曜日、

チェックリスト見たら皆様すごい更新されていて

慌てて記事書いたという(;´▽`A``

 

 

 

そんなワケで毎日お騒がせしてすみません^^;

今週も、少なくとも第五話まで

ブレ黄妄想公開出来たらと考えています(°∀°)

 

 

 

 

IMG_6324.jpg

 

 

 

遊パチ氏こと遊パチママさんから

頂いた、10年後の黄藤くんのイラストより

話がハッテン☆

 

嬉しい事に、

けぽるさんのところの
ブレイクパープルくんこと

望月紫晴(もちづき しはる)くんとの

カプ妄想を書かせて頂ける運びとなりました☆

長い付き合いな二人が

恋人に至るまでの道のりを

書き綴ってまいります(*^.^*)

 

(☆第一話第二話第三話はコチラ)

 

 

 

 

 

 

 

せっかくなので、

けぽるさん&遊パチ氏と盛り上がった

これまでのブレ黄ネタのリンクもどうぞ♪

()内は描いたかたの名前で、

無記名なものはにょへ子の記事です(°∀°)

 

 

↓↓↓↓↓↓

 

 

リンクの許可、ありがとうございました☆

 

 

 

 

 

それではさっそく第四話へ。

第三話の黄藤くん視点で触れた

高校三年生の頃の出来事を、

もっちー視点で振り返ります。

 

 

 

《注意!》

  • 作文クオリティ御免!(笑)
  • たまに他のブロガー様考案のキャラが登場するかもしれません^^;NGな場合修正しますのでご一報ください。
  • 文中のもっちーは、あくまで自分の中のイメージを元にねつ造満載で書いたものです。本家はもっとカッコイイです!(≧∇≦)
  • 長文です^^;

 

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

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ブレ黄妄想

「ブレイクしよっ! 第四話」

 

 

 

 

なんて可愛い生き物なんだろう。

 

 

高校三年生の夏。

初めて光希の泣き顔を見た瞬間、

そんな感想を抱いた。

 

 

これまで光希が欲しいという自覚はあったけれど、

いざ付き合ったとして光希の事を

どうしたいのかまではわからなかった。

 

戦隊の活動で使う食品の

買い出しの手伝いをしてもらったり

変態どもから僕を守ってくれたり…。

 

はたピンさんのBL小説に出て来るような

ナヨナヨとした『受け』とは違う。

光希は『男』であって、

むしろ僕の方が守られてばかりだったから。

僕が抱かれるという選択肢はあり得ないけど、

かといって『男』である光希が、

大人しく組み敷かれるとも思えなかった。

 

 

でも、僕がどんなに宥めても

子どもが駄々をこねるように受け入れず

泣きじゃくる姿を見て。

女に対する怒りも

光希の心情を思って燻る痛みも、

全部吹っ飛んでしまったんだ。

 

ただ可愛くて、愛おしくて。

気がついたときには、

震える唇に自分のそれを重ねていた。

 

 

 

 

「…何するんだよっ!」

両肩を掴まれ、光希の顔が離れる。

怒っている事がその手から伝わり、

目を合わせる事が怖くなった。

「いきなりこんな事して、一体……」

 

そこまで言うと、光希ははっと息を飲んだ。

何故黙ったのかわからず、

光希の顔を見ると。

 

「…何、赤くなってんの」

「え!?……ぼく…が???」

僕の顔を見て驚く様子から、

光希以上に自分が動揺していたのだと気づく。

喜びと恥ずかしさが一気に込み上げ、

上手く喋る事が出来ない。

 

 

「あ…えっと。

唇、やわらかいな…って」

自分でもわけのわからない言い訳をすると、

光希の顔がみるみるうちに真っ赤に変わる。

 

「何でもっちーが照れてるんだよっ!

勝手にキスしてきたくせにッ」

「し、知らないよ!

だってみーちゃんの唇が……」

「唇なんだから柔らかいに決まってるだろ!?

…あーもう!もう気にしないから照れるなって」

「そういうみーちゃんだって真っ赤じゃんかッ」

 

二人して顔を赤らめ散々喚き合い、

はあはあと息をついた。

 

 

深呼吸で息を整えた光希が、話を切り出す。

 

「びっくりしたけど……。わかってるよ。

俺を慰めてくれようとしたんだよな?

もっちーは…人が疲れたときや落ち込んだとき、

手を差し伸べる事が出来るやつだから」

「………。僕は、そんな大した人間じゃ…」

キスの理由を言おうとしたけど、

あの甘い感触が尾を引いて舌が回らない。

 

そんな、しどろもどろになる僕を見て、

光希はふっと微笑む。

「いいんだ。

こんな事でもなかったら、

俺がキスする事なんてなかっただろうし」

「みーちゃん。それは……」

「…困らせてごめんな、もっちー。

もう俺、大丈夫だから……」

 

 

 

最後に見せた寂しげな笑顔に対して、

僕は何も声を掛ける事が出来なかった。

恋愛に対して心を閉ざした光希に、

もし隣にいる事さえ拒まれてしまったら…。

 

 

そう思うと、想いを伝える事が

怖くなってしまった。

 

途中まで一緒に帰り、

去っていく光希の背中を見送りながら。

現実は、BL小説のようには

上手くいかないものなんだなーと

ひと事のように考えた。

 

 

 

 

 

 

 

あの夏から、6年が経過。

光希は大学進学と同時に髪型を変え、

眼鏡も縁なしのものから黒縁のものへ変え

いく分野暮ったい印象に変わる。

高校三年生の夏休みの間も

イメージチェンジを考えていたようだけど、

彼女だった女に当て付けだと

誤解されないように先延ばしにしたらしい。

 

そうやって、いつも自分以外の人間に

気を遣う姿を見ては歯がゆく思った。

家庭でもいいお兄さんで、

学校でも真面目なしっかり者でいる光希が

甘えられる場所があるのだろうか。

僕があの女の立場なら

光希を甘やかして褒めそやして、

シロップ漬けになった果実のように

とろとろに蕩けさせてあげるのに……。

 

「…紫晴!こいつの皮むきも頼む」

「はいっ」

その後も、翌日の仕込みのために使う

果実の皮むきに専念した。

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

「…あっ!お姉さんたち、

あのカフェにいましたよね?」

「え!?君はあのときの子犬系男子!」

「私たちの事覚えていて

くれたんですかァ~??」

「はい!制服を着ている姿が、

働く女性って感じでとても眩しかったから……」

 

 

合コン向けの、少し洒落た居酒屋で。

よりによって、光希と同じ部署の

年増女と低能女の二人組と再会してしまった。

 

「眩しいって言ってくれたの、

望月くんだけよぉ。

部署の男のほとんどは

雑用係としてしか見てくれないし」

「そういう役割の方がいるからこそ、

皆さん自分の仕事に

専念出来るんだと思うなあ…。

僕も雑用ばかりやってるけど、

ヘコんだとき仲間がそう励ましてくれて。

今は自分の役割に誇りを

持てるようになりましたから」

 

話に同調して微笑んでみせると、

二人組はすぐに舞い上がる。

厄介な事になったと思ったが、

二人を相手にする事によって

お持ち帰り等の面倒事がなくなるのは

幸いだった。

 

「またね、お姉さん達。また連絡するね」

「はい!待ってまァす」

二人組の連絡先を入手し、合コン会場をあとにした。

 

 

 

 

「…えっと。トシマとテイノウ…じゃなくて、

豊島さんと丁野さんか」

二人組のプロフィールを確認し、名前を暗記する。

連絡先を交換したのは、

自分の休日に作った試作品を

オフィスへ差し入れする約束を

取り付けたからだ。

 

なかなか休みが合わないから、

少しでも光希のいる場所に近づきたいと思った。

でも、たった一度だけ、光希とキスをしたあの日。

あのとき光希に好きだと伝えていれば、

こんな回りくどい事をしなくて済んだはずだ。

 

 

(光希以外の人間が相手なら、

歯の浮くような台詞がいっぱい出て来るのに)

きっと人間の姿に変えてもらう代償に

声を失った人魚姫は、

こんな気持ちだったに違いない。

伝える事も出来ないくせに、

諦める事も出来ないからたちが悪いと

未練がましい自分を恨めしく思う。

 

真面目でしっかり者で、誰にでも優しくて。

少し控えめな、すました笑顔に

惹かれる女が多いけど、

そんなものは光希の一面にしかすぎない。

服のセンスが残念だというお茶目なところも、

ゴキブリが苦手で僕に泣きつくところも。

親しい間柄の人間にだけ見せる

いたずらっぽい笑顔も、

一度だけ見た、弱々しい泣き顔も……。

 

 

「…全部、好きだよ。光希」

 

たったこれだけの事を、どうして言えないのだろう。

もし高校三年生の頃の僕に会えるのなら、

「僕のアホ」「僕のヘタレ」と罵ってやりたい。

 

 

 

 

(…次に会えるのは、6日後か)

今朝別れたばかりなのに、

光希がとても遠く感じる。

夜空を見上げ息をついた、そのとき。

 

 

「!」

着信の合図に気づく。

合コンで会ったばかりの二人組だろうか。

(明日も早朝出勤だってのに。面倒くさい)

気だるく思いながら画面を見ると、

セーラー服を着た女の子の

プロフィール画像が映る。

よく知っていて、…僕好みな顔をした女の子だ。

 

 

(本当、よく似てるよな)

小さく笑って通話のアイコンを押す。

通話状態になると同時に、

甘ったるい声が響いた。

 

「紫晴ちゃ~ん!元気ィ?」

「久しぶりだね、ミキちゃん。

部活頑張ってる?」

「うんっ!学校の試験も終わって、

大会に向けて詰めてるところでねェ…」

 

近況を聞いたところで、電話の目的を聞くと。

「明後日サキと一緒に

お兄ちゃんの家に泊まりに行くんだけど、

紫晴ちゃんその日お仕事?

ミキ、紫晴ちゃんと会いたいなァ」

「………!」

思いがけない朗報に、自然と口角が上がる。

 

「その日は仕事だけど、

僕もミキちゃんと会いたいからさっ。

仕事終わったらそっちに行くよ」

「ホントに!?」

「うん。順位上がったご褒美に

ウチの店のケーキ持って行くから。

サキちゃんにもよろしく」

「ありがとーっ!楽しみにしてる」

 

通話を終えて、再び歩き出す。

半日以上働いたにもかかわらず、

足がやけに軽く感じた。

 

 

 

 

 

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今回は、もっちー純情回^^

まだもどかしい展開が続きますが、

そのうちもっちーのイケメンっぷりが

光る展開もあるかもないかも…!?なので

無理のない範囲で

お付き合い頂ければ幸いです^^

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、

泣きじゃくる黄藤くんのシーンを描きながら聴いた曲。

(♪歌詞はコチラ)

 

色々と歌以外の話題が多いですが

当時このバンドのボーカルだった

misonoさんの歌声がとても好きです^^

 

 

 

 

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歌詞を見るかぎり、

解釈は色々ありそうな気がしますが、

このときのもっちーに

合いそうな気がしました。

 

今まであざと可愛さを

振りかざしてきたもっちーにとって、

この10年は試練続きだった事でしょう(ノω・、)

 

 

今回はモブの女性社員に名前を付けましたが、

詳細は次回のあとがきにて!

次回新たに登場する人物と合わせて

書き連ねます(笑)

 

 

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)