札幌→釧路 11時間 鈍行の旅 | からP@ミルクセーキ音楽P

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歌う作曲家Pです。

7月25日の札幌サウンドクルーにて、
ひとまず遠征ライブも終わりまして安堵いたしました。
また長崎ライブが残ってましたが、とりあえず小休止という感じでした。

翌日7月26日の朝6時、ホテルをチェックアウトいたしまして
いよいよ今回の目玉!
念願の!11時間 各駅停車での帰郷!

たぶん記憶では、20年ぶりとかじゃないかって思います。

20年前に一度やってる、ってところが、わたし只者じゃないですけどw
あせる


この前書いたように、体調が芳しくなく満身創痍だったので
この強行軍に耐えられるかと思ったんだけど、
逆に11時間も、ゆっくり座って、景色見て、でしたから
すっかり療養できたんです。

ということで様子を報告していきましょう。


唐川真☆Maicou Music
札幌駅。新しくなったんだねえ。
博多駅も新しくなったもんなあ。北と南でターミナル駅が新しくなってるわけか。


唐川真☆Maicou Music
じゃじゃーん。11時間、各駅停車の旅。
青春18きっぷとかじゃないのよ!正規版だから!


唐川真☆Maicou Music
まずは滝川まで行かないとなりません。
そこまでは電化されてるので「電車」です。


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早朝でしたが、学生さんや社会人の方とか、
意外に岩見沢方面とかに向かうヒト多いんだね。
普通の通勤列車だったので写真が撮りにくく、美唄でやっと外の様子を。

普通に特急で行くと石勝線経由になるので、この辺は通らない。
子どものとき以来かな。懐かしいです。


唐川真☆Maicou Music
遂に滝川に着きました。
ココからは釧路まで一本!
「1両編成」の文字に興奮するなど。


唐川真☆Maicou Music
ココは根室本線の起点なのね。
なので、このホームだけ表示がこうなってる。

唐川真☆Maicou Music
この向こうに富良野や狩勝峠が繋がってるわけです。

なるほどー、と感慨に浸ってると
なななんと!すごい看板発見!


唐川真☆Maicou Music
これは知らなかった!

なんと「日本で一番長い距離を走る普通列車!」とな!!

そんなことも知らずに、
なんだか平常心で乗ろうとしてた自分が申し訳ない気も少しした。


ということで、ここで1時間ほど待ち時間がありました。

そしていよいよ滝川から根室本線の直通へ。

唐川真☆Maicou Music
日本一 長~い距離を走る普通列車の旅なんだぜ。いぇい。


心配された座席も、さして混みもせず。
窓際、ワンボックス占有で、車窓全開!
北の台地の空気を顔に受けながら8時間!

なんと楽しいのでしょう。


前回も書きましたが、通常、札幌釧路で特急というと、
石勝線(新夕張とか)経由になるので、この辺は通らないのです。

この辺、石狩炭田と言って
九州の筑豊みたいに炭鉱がたくさんあったんですね。
なので、独特の雰囲気になってると思うのです。

そこを20年ぶりに通ることが出来て、とても嬉しかったです。


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赤平。
ココは知りあいが住んでたので馴染み深いですし、
「アカヴィラ」という語感も、すごい好きでした。


唐川真☆Maicou Music
炭鉱系の遺構があります。
廃墟好きにはたまらないと思います。もちろん僕もですけどね。


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芦別。


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野花南。のかなん。
これも名前がいいよねえ。昔から好きでした。
この辺は最近、路線の付け替えがあってルートが変わったらしいのですが
そのまま駅も残ってて、よかった。


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有名な「富良野」ですけど、ここも、こっち経由じゃないと通らないのです。
なので、懐かしいです。


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1両編成萌え、だったのですが、富良野で増結されてしまいました。
合体場面。いいね。

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2両編成なので、連結部分があります。
気動車の場合、普通に運転席なので、こうやって入ることが出来ます。

何しろ11時間分ですので、読むほうもゆっくり楽しんでくださいな。音譜

このまま、パワーアップして狩勝峠超えに向かいます。


唐川真☆Maicou Music
狩勝峠に入る直前、落合の手前に「いくとら」という駅があるんです。
漢字では「幾寅」と書く。
この名前は印象強くて、小学生時代から、友人もみんな知っていました。
最近は、ぽっぽやで有名になり、よく観光客も来るみたいです。


唐川真☆Maicou Music
そして。いよいよ落合です。
とりあえず看板を。「いくとら」の文字が輝いてますな!


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自分が乗ってる気動車の写真をやっと撮れました。
自分が乗ってるもんだから、なかなか写す機会がないのよね。

これからが本領。狩勝峠を越える。
昔は列車で峠を越えるのも大変だったようで、
この落合駅は、碓井峠の横川みたいな駅だったそうです。

根室本線は、この後の狩勝トンネルで石勝線と合体するので
この線経由ならではの独自風景も、ココまでということになります。


唐川真☆Maicou Music
この先が峠超えですね。


唐川真☆Maicou Music
残念ながら、途中はあまり写真撮れなかったんだので、これだけ。

実は20年前、ご好意で運転席から狩勝峠超えを見る事が出来て
その時の圧巻は忘れられないものでした。すごかったなあ。


ここからは路盤も変わって、どんどんスピードが上がり、
あっという間に帯広まで着きました。

唐川真☆Maicou Music
ココに来ると佐賀駅を思い出すのよね。
なんか似てる。


$唐川真☆Maicou Music
そして池田。ワイン城と観覧車が見える。
どっちも行ったことないけど。ドリカムのヒトの出身地だよね。音譜


さて。
池田を過ぎましても、まだまだ十勝は続きます。
でかいんですね。十勝地方。


$唐川真☆Maicou Music
これ「とうふつ」という駅なんですが、今回、こんな看板を新発見!
昔から駅名は知ってましたが、そう言われれば、確かに「10ドル」だわ!
その発想はなかった。あせる


唐川真☆Maicou Music
とよころ、という名前がなんだかかわいいです。
とよころ。とよころ。


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最果て感が増して来たので、思わず写真を。
これは、何もないところに駅がある、って思うよねえ。
どんどん、人気がない方向へ行く気がします。

そんな中、遂に「浦幌」へ到着し、ホッとします。


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浦幌だー!
失踪日記で有名な「吾妻ひでお」先生のご生誕の地ですね。


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意外に(!)駅が大きくて、ここで上下線の交換がありました。
ホームに下りて、揃い踏みした気動車2ショットを!


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ここは、浦幌の次にある「つねとよ」という信号所です。
ちょっとここは、個人的に思い出があって
むかし友人とココに来た時に、駅名でお互いに勘違いがあって
そのときのこと思い出すと今でもおかしいです。


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信号所、というのは、駅ではないんだけど、
単線区間で、上下線の列車がすれ違いできるように作られた場所なんですね。

このときは、特急か、貨物列車か、どちらかが反対側を通過していきました。


さて。
そろそろ皆さんも飽きてきたことでしょうか。
でも。乗っているのは全然飽きませんでしたよ!
11時間!あっという間だった。

ということで、いよいよラストスパート。道東です!

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十勝~浦幌を過ぎて遂に太平洋側に出ます。
ここは、その直前の厚内。
あつない、って関西弁みたいやね。「ちょっと、あつない?」って。


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遂に!キターー!!車窓に太平洋!

いよいよ釧路に近づいてきたな!と実感するのが、
この太平洋の出現なんですね。

ちなみに私、11時間、ほとんど窓開けっ放しでした!
ずーっと顔に北海道の風を浴びてたんだね。
最高の気分だった。

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音別と白糠の間に「古瀬」という信号所があって
いつのまにか「駅」に昇格していました。
もっとも、この辺、誰も住んでません。

いかにも北海道的な「誰も住んでないのに駅がある」という
独特の雰囲気は、この辺(道東)や道北の特徴だね。

近所に大塚製薬の工場があって、ポカリスエットを創っています。

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この辺の海もきれいです。

乗ってる列車、気動車というのですが、ディーゼルカーなんですね。
長崎あたりで言うと大村とか走ってる列車ですね。

窓を開けてると、独特のガラガラ&ゴーというディーゼルエンジン音と
窓からの風の音、カタンカタン言う線路の音、
そして波の音なんかが混ざって、とても癒されます。


唐川真☆Maicou Music
白糠!しらぬか。
ココまで着たらもう着いたみたいなものだし。

白糠は友人が住んでいて、この2日後に再訪します。

関係ないけど、ここで長崎から仕事の電話が来ました。
長崎から白糠に仕事の電話が来るって、面白いなあと思って
マサカ相手も、僕が白糠で電話受けてるとは知らないだろう。
だって、2000キロ離れてるんですよ?DASH!


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新富士。新幹線の駅じゃないよ。
そのはるか昔からあります。釧路の一個手前の駅です。
港湾と工業地帯の駅だね。


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そして。とうとう到着!
最初にも書いたけど、あっという間に着いちゃった。
旅って、途中が面白いじゃん。
こうやって目的地に着くと、「あー着いちゃったなあ」って
いつも寂しく思うんだよね。


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8時間、乗ってきた気動車を向かいのホームから。
お疲れさんやったねえ…。
朝6時に出て、この列車は9時半から。
バックの夕陽の様子が、掛かった時間の長さを物語ってるかな?


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改札出たところ。
まだ、網走とか根室とか、先がある。どんどん最果てになります。


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出発の朝6時に札幌駅を撮ったので。
夕方5時45分の釧路駅。


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そんで、実家だ!

ここには高校まで住んでました。
自分の家?なのかな。あんまりそんな感じはしないけど。


とりあえず。お疲れサマンサタバサー!合格


おまけ。

唐川真☆Maicou Music唐川真☆Maicou Music
3年ぶりの実家で寿司&鉄火巻!!!

今回、北海道に行くんだ、と言ったら
みんなに、何か美味しいもの食べるのか?と訊かれまして
別にその予定はないけど、などと、とりあえず答えたんですが、
その後考えまして、それだとネタにならないなと思いまして、
実家に「なにか美味しそうなもの取っておいてくれ」と頼んだんですね。

釧路の寿司です。いかがでしょうか。普通においしかったです。

ありがとうございました。合格