劇団四季のCATSを見たら凄すぎた件 | カキューンの野望

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昨日、大井町にて劇団四季のCATSを観てきました!

 

自分的にはほぼ初めて観たんだけど、

本当に、心の底から、感動した!!!!

 

ダンスをやっている身としては、信じられない振付、

そしてそれを平然とこなす猫たち(出演者たち)がバンバン出てくるわけですよ!!!

冒頭から!!!

 

一例を出してみると、

猫たちが登場するときに、わりとみんなスライディングしてきます。

ただこれ、

猫らしく四つん這いのポーズなんですね。

 

ちょっとこれを読んでいる方は、フローリングの上でやってみてください。

靴下はいてセーターを着て、

少し助走をつけたらしゃがんで、、、

 

ね?とっても難しいでしょう?

 

でも2mくらい平気で滑っていくんです、猫たち。

 

それ、体幹がしっかりしていて同じ姿勢(四つん這い)をキープできないと不可能なんです。

しかも絶対疲れるやつ、、、、

 

でも出演者たちは全く意に介さずにバンバン滑って出てきます、猫なので。

 

 

それからそれから、

 

『マンカストラップ』

 

という主役猫がいて、だいたい彼がストーリーテリングをしていくんですが、

その時の他の聴衆猫たちがこれまたみんな、

 

低い!!!!

 

姿勢がね、長台詞聴いてる間ずっとヨガのポーズみたいな、

身体がよく伸びそうな、でも負荷の強そうなポーズで聴いてます。

 

そのポーズの美しさに惚れ惚れすると同時に、

その姿勢維持にかける労力を考えると冷え冷えするわけです、

自分があれをやると思ったら。

 

 

そしてそしてそして、

 

なんといってもみなさん猫なので、

 

よく跳ねる!よくしゃがむ!

 

この2つの繰り返しってホント疲れるんですよ。

でも、どのダンスナンバーにもこれが振付の中に入っているんですよ。

そして、それにもかかわらず猫たちの動きが最後まで衰えずにピタッと揃っているんですね!

 

今まで観たミュージカル作品の中で、

一番レベルの高いことを一番揃ってやっていました。

 

 

休憩中から

 

 

とツイートするくらい観ながら興奮していました!

とにかく、これはたくさんの人に観てもらいたいと心の底から思う素晴らしい作品でした。

 

猫たちのリハーサルの日々を想像するだけでもう鳥肌が立ちますね。

 

 

 

 

さて、

このCATS、母に誘われて観に行ったのですが、

実は自分は小さい頃に2回も観に行っているそうです。

1回めは新宿で、2回目は品川で(?)

 

観劇中にそのことをずっと考えていたんだけど、、、

何一つ覚えていない。。。

 

実は子供の頃の記憶があんまり無い人間でして、

なんでこんな強烈な舞台を観て、記憶に残っていないのか本当に不思議なんですが、

とても新鮮な気持ちでCATS、最初から最後まで鑑賞いたしました。

 

でもそうやって、幼い頃に見せてくれた経験が、

無意識でも自分の選ぶ道に影響を与えたのかな、と時々思います。

母親は、いくつになってもやっぱり母親で、

今回も休憩中に食べるようにおにぎりを作ってきてくれました。

混雑したロビーに出る気もしなかったので休憩中は食べませんでしたが、

家に帰ってから美味しくいただきました。

何かにつけていつも気にかけてくれて、母には本当に感謝しかありません。

 

 

 

もし、今回のCATSを、ちょうどダンスを始めた頃に観ていたら、

同じ舞台に立ちたくて居ても立ってもいられなかったでしょうね、きっと。

しかしながら、今回見ていて、

そういう羨望の気持ちとともに、そのハードさを心配する気持ちがついつい湧いてきてしまって、

歳は取りたくないものだなぁと思いました。

 

出演者の皆様にはこの『CATS』を、最後まで怪我なく充実して演じ終えてほしいと思っています!

 

 

次は自分の子供を連れて、また観に行きたいですね。