部活動がなくなる!?その時ダンサーはどう動く? | カキューンの野望

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部活動の全国大会は、もう廃止してしまったほうがいい 

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52598 #現代ビジネス

 

部活動は教員の仕事か? 中教審「中間まとめ」に期待すること(内田良) - Y!ニュース 

https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20171203-00078848/

 

学校から部活がなくなる? 完全外部化の是非(内田良) - Y!ニュース 

https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20180102-00080021/

 

 

年明けから中学校での部活動に関するニュースをいくつか読みました。

これハッキリ言って、

 

ダンサーには大チャンスです!!

 

なんでかっていうと、

ダンサーって言われる人の多くは、

実はダンスレッスンをして日銭を稼いでいたりします。

アメリカみたいなエンタメマーケットもそこまで大きく無いので、

ダンスをしてお金を稼げる夢のような環境はそんなに無いんですね、

残念ながら。

だから、みんなだいたい指導する経験があり、

部活動≒クラス運営と考えれば経験抱負な人材ばかりです。

そもそもダンサーになるには、さんざんダンスレッスンを受けて、

発表会でナンバーに出演してスキルを磨いていきますが、

その時に集団での行動だったりとか指導方法とかを、

とっても間近で学んでいくんです。

そしてある程度までいくと自分で振付を作って仲間と一緒に踊るようになります。

だから生徒側から指導側に変わるのもそう難しくない。

ダンサーは、指導者側としての知識・トレーニング方法を身に着けやすいし、

指導者側に回りやすいです。

 

もう一つ理由があって、

もし今後部活動が外部に委託されるとして、

その受け皿になるようなダンススタジオは実はもうたくさんあります。

うちの地元にも自分のStudio ENTRADAと他に2つの系統のダンススタジオがあります。

それにバレエのスタジオが2つ、キッズ向けミュージカルのスタジオが一つ、社交ダンスが一つ、フラが一つ、

まだ増えるかもしれません。

一時期は駅前のマックより多い!って揶揄されたくらい!

もう学校の周りに外部委託できるような指導者は溢れているんですね。

 

 

鏡を置くだけで、学校の教室を練習場所として使えるのも、

他のスポーツ系競技には無い魅力です。

江戸川区立西葛西中学に西葛西CREWという

凄いレベルの女子ブレイキンチームがあったのですが、

ダンスx部活動システム

がうまく歯車が噛み合うと、

こんなに凄いことになるのか!と衝撃を受けたくらいです。
 

 

これなら放課後の空き教室に鏡を置くだけで、

外部委託がすんなりできそうです。

 

 

なので、できれば予算がつく形で、

この流れが進んでほしいと思っています。

 

 

ダンサーとしては!

 

 

と同時に、日本の部活動システムに触れて育った人間としては、

もちろん一抹の寂しさも感じます。

地区大会・全国大会レベルの運営って、

民間側でやったら予算がそうとうかかってしまうものを、

今までは各教員の皆様への労働力の押し付けによって

成り立ってきたんですよね、きっと。

 

そうなると、

その規模の大会を開けない競技もたくさん出てくると思います。

今まで30年位続いてきたシステムがガラッと変わり、

そうなると、例えばドラマや漫画の作り方も変わるでしょうね。

県大会がなくなっちゃったら。

 

ちょっとどうなるかわかりません。

 

 

ただ、

少子化で子どもも減り続けて、教員になる人の数が減っている中で、

今までの、中高生が今の2倍もいたような時代のシステムは続けられないと思います。

なので、民間と行政でうまく連携を取りながら軟着陸させられたらいいな!

と思っています。

 

 

ダンサーとしては、

これからがチャンスの時代!

各地域のダンス部的な存在になって、

子供たちにダンスの楽しさを伝えていきましょう!

 

そうすれば、ダンスをやる人も観る人も増えるし、

マーケットも広がっていくよね。

ゆくゆくは、1億総踊りの時代にしていきたいですね。