
グループBIGBANGはデビュー当初'実力派アイドル'として注目された。
本人が作詞作曲振りつけスタイリングまでやり遂げる'新概念'アイドルグループだった。
黒い服にペインティング、斜めに被った帽子、'裏路地'の臭いを漂うこのアイドルにはダークアイドルというニックネームがついた。
「デビュー後、リーダーとしてメンバーをせき立てました。
ムチを持って悪役をしなければなりませんでした。
周りのみんなは仕事から離れた僕の姿を見るとバカだといいます。
ところが僕はA型の小心者なので仕事の時は計算をたくさんする方だ。
自ら'しっかりしなくては'と気を注入します。
みんなが言うには僕が仕事をする時は目つきが変わるそうです。」
休みの時はメンバーを困らせていたずらをする幼稚な兄だが仕事の時だけは恐ろしくメンバーたちをムチ打ちする。
普段はテソン、スンリなど成熟した弟たちよりもめちゃめちゃイタズラっ子ですが、仕事では気難しい完璧主義者だ。

「本当に一生懸命練習したし、歌も一生懸命作りました。
「嘘」は元々 、僕のソロ曲で歌おうと作った曲です。
当時、僕たちはハウスミュージックにハマっていました。
その当時、社長が日本だったか香港に行っておられたのでメールで曲を送りました。
新しい曲だったから恥ずかしくもあり、悪く言われると思っていたらメールの送信から5分もしない内に電話が来ました。
社長が「これだこれ。本当に申し訳ないがソロ曲やめてビッグバンの曲で行こう。タイトルだ」と言うんです。」
最初の印象は「寂しさ」だった。
ソロ曲を出す時点であったし、再びソロ曲を出そうとするなら数年待たなければならないかもしれない状況で、そんな感情は一個人として歌手として当然のことだった。
ソロ曲を出すことにした時点であり、またソロ曲を出すには数年を待たなければならない状況でそのような感情は個人として歌手として当たり前のことだった。
「数日徹夜して作業をしたけど、グループの曲として初めから再び作らざるを得なかったんです。
'この曲はお前の曲でなくビッグバンの曲だ'と言うから。
ビッグバン1集から僕が音楽を作ったし、プロデューサーとしてBIGBANGが先でなければならないと思ったけど、それでも涙がジワっと出ました。」
20才のG-DRAGONはある明け方、夜が明けてくる頃、窓側で呆然と数時間座っていた。
