詩 「淵を歩く」 | 馬と詩とありのままの心❤

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詩 「淵を歩く」



深い谷を外側に見下ろしながら


私はずっと淵を歩いている


時々その凍えるような暗闇に


吸い込まれそうな感覚になる




本能が嫌がって


足が内側へ向いてくる


谷底が見えなくなる


私は静かに視線を上げる




おびただしい数の人の形が


手招きしている


何かを叫びながら


笑いながら




思わず視線をそむけて


また淵へよって歩く


ただ淵を歩くという状況を


歩いている




強風にあおられたら


足がもつれたら


目を閉じたら


誰かに押されたら




疲れたな


ぐいと私の手を引いて


抱き寄せ泣かせてくれたらな


誰か 眠らせて




     かっぱぶいこ






3月も終わります。早いですね~。
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