詩 「春の雨」
それはパラダイスですよ
こんな退屈で虚ろな生活をしているとね
夢ですよ 頭の中は
雨を想うだけで幸せな心地です
例えるならね
温かい温泉に浸かって
思わず あーっと 溜め息が出るような
打たせ湯に当たるような
蒸しタオルを顔にのせるようなね
身体中のこわばりが解れる感じです
待ち遠しい限りですよ
雨に濡れる日がね
もうしばらくの辛抱です
あと一寝入りすればケイチツですから
かっぱぶいこ
詩 「春の雨2」
妄想ついでにもう一つ言わせてもらいますとね
曇天を仰いで
遥か天界から温かい雨の粒が
見る見るうちに落ちて来て
私の鼻先から背中にパ―ッと流れる感じなんぞ
たまらない感覚ですよ
温泉の例えで言うならね
露天に浸かったうえに
こう 熱燗をキューッと引っかけるようなね
え?酒?成人してるのかって?
ばか言っちゃいけませんよ
私ら 成人しなきゃ
雨には当たれないんですよ
池から外に出られないんですからね
恋しいものですね
春の雨の感触はね
かっぱぶいこ


