間
「あいだ」で、
間隔ではありません。
「前」と「後」をつなげるものです。
「間」というと「あいだ」を空けると思っている人が大半です。
しかし「間」とは接近度合いなのです。
無為な接近でもありません。
必要不可欠の接近・・・その度合いです。
セリフの中に(間)と書かれていると「あいだ」を空ければいいと思いがちです。
そうではありません。
その前のセリフと後のセリフを「どうつなげるか」に「あいだ」が必要なのです。
言い換えれば(アクセントは違いますが)「愛だ!」といえるかもしれません。
間
「あいだ」で、
間隔ではありません。
「前」と「後」をつなげるものです。
「間」というと「あいだ」を空けると思っている人が大半です。
しかし「間」とは接近度合いなのです。
無為な接近でもありません。
必要不可欠の接近・・・その度合いです。
セリフの中に(間)と書かれていると「あいだ」を空ければいいと思いがちです。
そうではありません。
その前のセリフと後のセリフを「どうつなげるか」に「あいだ」が必要なのです。
言い換えれば(アクセントは違いますが)「愛だ!」といえるかもしれません。
呼吸 2
息を吸ったり吐いたりするのが呼吸では、
「呼吸って何?」
の答えにはなりません。
生きるために、体内に酸素を供給し、
二酸化炭素を排出することです。
それも「ま、そうでしょう」
と言うことにしかなりません。
しかし、わたしは此処で取り上げている「呼吸」とは、
役者のための教室で取り上げている「呼吸」なのです。
稽古の最中に、
「ね、君、呼吸してる?」
と質問することがあります。
あなたはムッとします。
「呼吸してなければセリフは言えません」
「そう・・・じゃ誰の呼吸をしてるの?」
「誰のって、もちろん私のです」
「そうでしょう。だから言ったんです」
「・・・??」
「あなたがしなければならないのは演じている○○子さんの呼吸なんです。”わたしの呼吸”では違うでしょう?」
これは大変な問題の指摘なんです。
最近、こんな指摘をする演出さんや監督さんはいないのではありませんか?
こんな面倒な指摘をするとたいていは嫌われます。
でも、わたしは敢えてします。
○○子さんはどんな呼吸をしていて、
そのセリフはどのような思いから生まれたのか・・・
まだあります。
「息(呼吸)が合う」とか、
「息(呼吸)が合わない」ということばがあります。
これは相手役との呼吸ばかりではありません。
大きく言えば「作家との呼吸」「作品との呼吸」があります。
「えっ?」
と思われる方もあろうと思います。
この問題あは致命的になる可能性がありますから、
気付いたら、早めに作品から降りるか、
自らの考えを転換させることをおすすめします。
作家、演出家、プロデューサーなどとの摩擦にもなりかねません。
お互いにとって不幸だからです。
更に、もう一つ。
「間」という問題も呼吸と密接な関係があります。
間とは「あいだ」のことです。
「間」をあいだを空けることだと思っている方はいないと思います。
少なくても演劇畑にいる人は・・・
このようなセリフがあります。
愛という問題について延々1時間の話し合いがありました。
「愛とは何か」
難しい問題です。
呼吸
俳優教室などのカリキュラムの最初に登場するレッスンですね。
私たちは、
お母さんの体内から出てきた途端肺呼吸に切り換わり、
以来、肺呼吸を続けて今日に至っているわけですから、
何を今更・・・という感じを受けるのが「呼吸訓練」です。
その通りなんですね。
生まれたばかりの赤ちゃんは、
大声でなき始めます。
「オッ、声を出した!」
母体の羊水の中にあった赤ちゃんが、
肺呼吸に切り換わった瞬間から大きな声で泣けるなんて不思議です。
この生命誕生のプログラムは何にも例えられないような気がします。
産声(うぶごえ)といわれますが、
「あ、いのちが産まれた」瞬間ですね。
肺門や肺胞などの機関が一斉に活動を始めるわけですから「すごい」「奇跡」という気持ちになります。
呼吸とはこれなんですね。
「呼吸」ってしていて当たり前ではなく、
素晴らしい機能として誕生したものだと言えます。
呼吸というカリキュラムは、
いまの自分の発生と生育を感じ取る原点なんです。
ところが、
呼吸は人によって違いがあります。
聖徳太子はどんな呼吸をしていたか・・・
近間で、徳川家康は?
あなたのお父さんは?
では、あなたは?
そう、自分の呼吸すら「こうだ」と説明するのが難しい。
それが、マクベスだのハムレットだのといったら、
猶更わかるはずはありません。
じつは呼吸の勉強は「分かるわけがない」ことを知ることだと思うのです。
あなたの呼吸はあなたのもので、
演じる役の人物の呼吸は違うということです。
腹式呼吸だの胸式呼吸だのは別の問題です。
テレビのどの局でもグルメ番組や食べもの番組が多い。
「美味しい!」
「うまい!」
と褒めちぎるコメントを聞きながら、
こちらはインスタントラーメンをズルズル・・・
こちらも、
「美味しいッ!」
ブログネタ:2015年の抱負は?【投稿すると豪華人気家電が当たる♪】
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本文はここから
「抱負」
いい響きがします。
21世紀を迎える時にも
「抱負」
を意識したのを覚えています。
20世紀は戦争と殺戮の100年でしたから、
平和で豊かな世の中がきっと来る・・・
そんな思いで抱負を語りあいましたが、
テロや戦争は一層の激しさを増すばかり。
「人間は歴史から何を学んでいるのか」
そんな思いに駆られたものです。
そして15年が経とうとしています。
テロは後を絶たず、
殺戮の記事は連日テレビや新聞紙面をにぎわしています。
これと併せて日本という国も
何処へ行くのだろうと思わせるきな臭さを漂わせています。
このようななかにあって、
平和を願い、
子どもたちの明日に期待する心だけは
失いたくないと思い続けています。
そうして迎えた新年・・・
裏切られようが何されようが、
この思いだけは失わず、
命を大切にして、
よく生きようと思う心だけは持ち続けようと思います。
11月、お芝居をします。
その準備を始めました。
この年齢になって、
よりよく生きよう・・・と書いたものの、
どう生きようという課題から、
どう死のうかにギアが切り替わりました。
よりよく死んでいくための仕事を全力でしたい・・・
これが、わたしの今年の抱負です。