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演劇人生

今日を生きる!

不況の影響はかなりのもののようだ。

・・・などと、

他人ごと風な言い方では済まされない。


ぼくは舞台と司会、CM出演などの

表現することを仕事としてきているが、

同じような仲間が、

かつては10名以上はいた。


しかし、

タクシーのドライバーになったので、

芝居からは身をひくと連絡があったり、

或いは、妻子を養えないので、

引退して故郷に帰るとか、

父の工場が倒産したので、

実家に呼び戻された・・・等々。


演劇の世界から去っていった友人がいる。


それを聞いていたぼくも、

いつまでもこのままは行かないだろう。


男子(・・とは限らないが)志しを立て郷関をいず

こと為さずんば死すとも帰らず

至るところに青山あり・・・


この道に生きようとした仲間の殆どは

少なからず、同じような志しを持っていたはずだ。


それが、志半ばで、

一人、また一人と去っていく。


このような時代だからこそ、

君のその存在が必要なのだ・・・

と、言い切れない辛さがある。


同時に、「お前だって分からないぞ」

という声が聞こえる。


実は、たまたまご機嫌伺いで

電話した友人が、

「おれ、来週から東京を離れるよ」

と言った。

(虫の知らせだったのかもしれない)

仕事がなくて生活が底をつき、

奥さんが実家に帰ってしまったそうだ。

そこで奥さんの実家の仕事(漁業)を

手伝うことにしたのだという。

「おれ、船酔いするから大変だが・・・」


彼等がいなくなっても、

世の中は変わらない・・・

と言う向きがあるかもしれない。


しかし、違う。

派手には見えないし・・・

細々とかもしれないが、

人と人との心をつないでいた糸の一本が、

プツン・・・と切れることを意味しないか・・・?


数本の糸が縒れあっていたものが、

解れて・・・一本、一本と切れていく。

「・・・さあ、お前、どうする!?

・・・という声が、段々大きくなってくる。

三浦綾子さんの「氷点」をもじり、

「笑点」が番組として登場し、

司会として活躍していた円楽さんが亡くなった。


ぼくの義弟の別の名が円楽・・・

いや、ある時はまこと(藤田)ちゃんだが、

面長からきている。


その一人が世を去った。


南田さんに続いて、

芸の世界に生きたもう一人・・・

思えば悲しいことだが、


このことで歴史がまた動いていく・・・


そう思い、

私たちが受け継がなければならないものを

探したい・・・しみじみと思っている。


出会った人でなくとも、残るものへ、

何等かのバトンが渡されるはずだから・・・むっ

ゴチャゴチャの部屋を

片付けようとすると・・・


「・・・あれッ?」


というものが出現する。


その度に手が止まる。


・・・故に片付きが進まない。


妙な論法だが、

部屋の片付けには、

初めに哲学ありき・・・

でないと、上手く行かないようだ。


捨てる本を出していると、

一冊の本からパラパラ・・・と

落ちてきたものがあった。


劇団生活

日本国有鉄道時代の特急券だ。

新幹線以前、

昭和50年代・・・等々


大宮 ⇔ 山形


ばかりだ。


捨てるか・・・と思ったが、

記念撮影・・・えっ!!

ハイ、チーズッカメラビックリマーク

知人に合って立ち話をした。


「伊藤さんが言っていた言葉があるでしょう?」

「・・・どんなこと?」

「いや、娘が家に帰ってきて・・・」

と話す内容は次のようなことだった。


娘の長男がリストラにあって再就職先を

探していたが、なかなか決まらず、

夫婦同士の関係もギクシャクしたらしい。


結婚後、「お前は家にいろ」と、

専業主婦にさせられ15年も経って、

今度は働きに出ろと言い出したのだという。


自分の中にくすぶっていたことでもあり、

以前の友人を訪ねたりして仕事を探したが、

全部空振りに終わったという。


夫から、「真剣みが足りないからだ」

といわれたのがきっかけで・・・プツンっと切れた。


勝手な言い方にあきれ返って実家に戻り、

「離婚も考えた」と泣きつかれたらしい。

その言い方に愛想をつかしただけではなく、

憎らしくて顔も見たくなくなったという。


長い人生の中には、

思いも寄らないことが待ち構えていることもある。


ひとは愛する時には、

いずれ憎むことがあるかもしれない・・・

そう思って愛せ。

また、

ひとを憎む時も、

いずれは愛することになるかもしれない・・・

そう思って憎め。


・・・そこで思い出したのが、

ぼくが言っていた言葉だという。

(受けうりのことばだが)


この言葉を言って娘を諭したという。

すると、「そうね、努力し直してみる」

といって帰っていったという。


そして昨日、

二人一緒に仕事が見つかったという

知らせが来たというのだ。


長々と説教しても役に立たないこともあれば、

数行の言葉で相手を変えてしまう場合もある。


その話を聞いて、

「なるほど・・・」

本当は我輩は饒舌な方だ・・・


一つのことが、

実践を通して巡り返ってきて、

「なるほど・・・」

を、くり返すことになったむっ!!

今日は逆コースで散歩をしてきた。


劇団生活

オアシスとまでは行かないが、

東京のど真ん中にしては・・・

この辺りでは、まだまだ600歩。
劇団生活

グルッと乃木坂上から青山墓地方面へ。

迂回を重ねて、国立新美術館を抜ける。

この辺りで2,000歩は越える。

そして再度ミッドタウン横から檜公園へ。
劇団生活

公園へ抜ける道に様々なモニュメント・・・

これはその一つだ。

この辺りでは、何歩だったか忘れている。

汗をかき、

自動販売機でミネラルウオーターを購入。

喫茶店にも寄らず、

もくもく(?)と、歩いて来た。

痩せよう・・・その一心でにひひあせる