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演劇人生

今日を生きる!



三人の僧侶は役者でもあります。

これから春季彼岸法要に入ります。

供養に訪れる方々を前に、

読経が始まります。


役者の仕事は様々です。

何らかの方法で、何かを表現するものであれば、

これ即ち演技の世界です。

と言って、決して偽物を演じるのではありません。

その世界のその人にどれだけ接近し得るか・・・

これこそ演技なのですから。

この三人は言われもなき僧侶なのです。

悲惨な事件が起きている。

人の命がいともたやすく奪われた感がする事件・・・


かつては労働者の街だった川崎。

今はホワイトカラーたちの街というらしい。

学校では保護者の意向を慮りながら細やかな神経を使い教育に当たっているということだった。

いささかでも特殊なものには反発が激しいので、当たり障りのないようなものを提供するのだそうだ。

命に関する話も宗教的だったり思想的だったりすると反発が激しいので、実例を挙げられない。

「事例を挙げるのに苦労する」

のだそうな。

「世界的に有名なマザーテレサ」

の名も、

クリスチャンだから他の宗教の人から反発され、

「幾らでも適する人だっているでしょう」

と言われるというのだ。

こんなやりとりをしたことがあります。


今はどうかわかりませんが、

多感な年齢の青少年とのコミュニケ―ションのとりかたをどうするか。

デリケートで難しい問題かもしれないが、

共有できるところはたくさんあると思うのだけれど、「彼らの考えにはついていけない」だの「何を考えているのか皆目わからない」などと言っていることを含め、大人の我々が彼らを排除しているように思えてならないのだ。

共有し得るものを身近なところから探しっこしたらどうだろう。

誰にも誕生日は来る。

その都度、

「私は何をしにこの世に生まれたのか」

を考える。

少年時代は日本国中貧しかった。

戦争は人々をどん底に追いやる。

人から人であることをも奪い尽くす。

一方大儲けをしている戦争屋もいる。

このような世の中に、

私は何をしに来たのだろうとしみじみ考える。


そしてまた一つ年を重ねる。

「ね、ね、ね・・・素晴らしかった!」

今朝一番に耳に飛び込んできた言葉だ。


「ものすごい美人で・・・」

と、こちらの返事を待ちきれないのだろう、

次から次へと喜びの言葉が続いた。

礼儀正しく、いつも笑顔で、

何よりも温かいのよ雰囲気が・・・

一変にファンになっちゃった。

夕べうちに帰ってからブログを探して読んでいたんだけど、もうそれだけで幸せで幸せでね。

わたしが「へぇ・・・」と相づちを打つ間もなく、

ベッドの中でもずっと読んでいて、今朝は今朝で、それを思い出すと一人笑顔になっちゃうくらい幸せで・・・

切れ目がない。


その女性とはモデルさんで、

カナダ人と日本人のダブルだそうで、

「ほらほら見て!」

と見せられた写真・・・

成程、なるほど・・・と思わせるモデルさんでした。

ここに写真を掲載するわけには行きませんが、

モデルさんの美しさも然ることながら、

「ねねね・・・」と女性をホメる彼女に好感を持ったのでした。

それは何とも正体の知れない幸せ感でもあったように思います。

世の中、このような関係に満ちていたらと・・・も。

「お仕事は何ですか?」

と聞かれて、

「役者です」とか、

「俳優です」

「女優です」

と言えるようなアルバイトを選んで欲しい・・・

うちのメンバーにはこんな話をするのだが、どうだろうか。


思い返せば、わたしも色々なバイトをしてきました。

歴史順に羅列すると、

・ 中華料理店で主として餃子づくり。

  オーナーが海外から持ち込む宝石売。

・ 繭の乾燥・・・随分前の話だ。

  農家から集めてきた大量の繭を乾燥させる仕事。

・ キャバレーで照明の仕事。

  銀座や赤坂の一流キャバレーだった。

・ 引っ越しの荷物運び。

  新設の事務所への運び込みは大変だった。

・ 盆暮のギフト配達。

  都内10キロ圏内自転車で回る。

・ つけの書物の代金回収。

  大きな屋敷ほど支払いが悪かった。

・ 歌舞伎座や国立劇場の大道具の仕事。

  大きな張物を一人でヒョイヒョイ運んだ。

・ 専門学校の講師

  演技術 俳優訓練 朗読など

・ 個人的に

  ウエディング司会者養成

・ 司会

  祝いからお別れ会まで何でもOK。

  これは4千組を超えている

・ 僧侶や牧師の仕事。

  お経も上げるし講話や説教も。

役者として食べられるようになったのは35才くらいから。

テレビドラマやキャスター、CM等々に婚礼司会など・・・、

平均して週5日稼働プラスアルバイト

が、いつかそれも過去になる年齢・・・

芝居で作る三桁の赤字も難なく埋められた時代は次第に遠のいていく。

しかしどの時点でも「職業は?」

と聞かれれば「役者です」

と応えてきた。


しかし最近になって、

少々躊躇を覚えるようになった。

年齢のせいかもしれない。